2018年8月29日(水) 〜 2018年9月11日(火) 日曜休館
2018年9月27日(木) 〜 2018年10月10日(水) 日曜休館
①人間が消えた世界を想像しながら、無人の風景を撮影しました。
②2014年から18年の間に主に首都圏で撮影した約60点の写真で構成しています。
撮影場所には、社会的な出来事の舞台になった場所がいくつか含まれています。旧国立競技場の跡地、入居者が退去した競技場隣の集合住宅、建設中の豊洲市場、いじめによる殺人事件のあった河原、1970年代以降の産業廃棄物の山、第二次大戦末期に作られた陶器製手榴弾が残る土手…
また、部屋や家、通り道など、特別な名前はついていないが、誰かの記憶には残っているであろう場所もたくさんあります。
しかしながら、いずれの場合でも、事後に訪れた者が写真を撮ったところで、そこに「過去」は写っていません。
③1枚の印画紙に異なる場所の写真を2点、左右に並べてプリントしています。個々の風景に没入するのではなく、それぞれを相対化すること。写っているもの同士に何かしらの関係を与え、違った見え方が生じることを意図しています。
①人間の不在、②過去の消失 、③場所の変質-そこから出現する世界を、私は「PARADISE(楽園)」と呼んでいます。
(寺門 豪)
1976年 栃木県生まれ
2008~2009年 ギャラリーニエプスの運営に参加
個展
2007年 「裏町」 Roonee 247 Photography
2008年 「わたしの部屋」 Gallery Niepce
2009年 「わたしの部屋」 Gallery Niepce
2010年 「自由の街へ」 PoRto LibRe
2011年 「わたしの部屋」 nagune
2013年 「部屋と写真」 新宿ニコンサロン
2015年 「わたしの裏窓」 新宿 裏窓
その他
2010年 写真集「わたしの部屋」出版
2012年 第1回 EMON AWARD 審査員賞受賞