2018年5月30日(水) 〜 2018年6月 5日(火) 日曜休館
2018年6月28日(木) 〜 2018年7月 4日(水) 日曜休館
「ジャメヴ」は「未視感」と訳され、よく見知った光景のはずなのに初めての事のように見える感覚を表す言葉で、ディジャヴの反対語として知られている。
我々はしばしばディジャヴ(既視感)を体験するがジャメヴ(未視感)は健常者には起こりにくいとされている。
見知ったはずの事なのに初めてみるというのはどんな感覚なのだろう、というのが私の何十年もの謎であった。
思えば写真とはディジャヴとジャメヴの間にある感覚なのではないだろうか。などと思ってみたりもした。
ジャメヴを当て字にして蛇目舞としたのも、その昔は万葉仮名を発明し、幕末、明治期には多くの西洋の事柄を漢字表記し、今はキラキラネームなどが流行りなので少し悪ノリした気もしているが、文字と写真との関係もこのシリーズでは考察してみようとも思っている。
このシリーズでの撮影対象は多岐にわたる計画だが、今回は身の回りの自然、小動物などを選んでいる。(下瀬 信雄)
満州国新京市生まれ、1歳のときに萩市に引き揚げる。
萩市立明倫小学校、明経中学校、山口県立萩高等学校卒業。
1967年 東京綜合写真専門学校卒業
【受賞】
1980年 杉道助記念 萩市芸術文化奨励賞
1986年 山口県芸術文化振興奨励賞
1990年 日本写真協会新人賞
1998年 山口県文化功労賞
2003年 インターナショナル・ブロードキャスティング・アワード最優秀賞
2004年 山口県選奨
2005年 第30回伊奈信男賞
2009年 第63回山口県美術展覧会 大賞
2015年 第34回土門拳賞
2015年 WPC(ワールド・フォトグラフフィック・カップ)日本代表に選ばれる
2016年 第73回中国文化賞
個展を中心に作品を発表し、「萩」銀座ニコンサロン1977年を初め今日まで
銀座ニコンサロン・新宿ニコンサロン、大阪ニコンサロンなど30回(アンコール展、受賞記念展を含む)を数える。
著作に 写真集「萩・HAGI」求龍堂、「萩の日々」講談社、「結界」平凡社、
エッセイ集「下瀬写真館の春夏萩冬」近代文藝社 などがある。
日本写真家協会会員、日本写真文化協会会員、日本写真館協会会員、
現在 山口県萩市在住