2017年10月18日(水) 〜 2017年10月24日(火) 日曜休館
2017年11月16日(木) 〜 2017年11月22日(水) 日曜休館
祖母が死を迎えた季節、私は一つの暗闇に身を潜らせた。かつて陣地と呼ばれたその場所から見える海はただ眩しかった。いまここにある海へと視線を向けながら二つの半島を歩いた。しかしその歩みは、過ぎ去ったものへ近づこうとする行為だったのかもしれない。
私は、祖母の死を変奏するように撮り続ける写真の中で、歴史と写真を静かに問いたかったのだ。 (篠田 優)
1986年 長野県生まれ
〔Education〕
2013年 東京工芸大学 芸術学部 写真学科 卒業
2010年 上智大学 経済学部 経営学科 卒業
〔Solo exhibition〕
2017年 「ひとりでいるときのあなたを見てみたい」Alt_Medium,東京
2017年 「写真へのメモランダム」Alt_Medium,東京
2016年 「Medium」trace,京都
2016年 「Medium」ビルドスペース,宮城
2015年 「Medium (six or forty photographs)」,東京
〔Group exhibition〕
2017年 「信濃美術館クロージング ネオヴィジョン新たな広がり」長野県信濃美術館,長野
2016年「(PERSONAL)DOCUMENTS PROJECT」 Gallery Sijac,韓国
〔Award〕
2013年 塩竈フォトフェスティバル写真賞 大賞
2013年 東京工芸大学写真学科賞
2012年 EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2 岩渕貞哉賞
〔Publication〕 2013年 『Medium』(発行:塩竈フォトフェスティバル)