このカメラは、ピント位置を変えながら自動的に連続撮影を行うフォーカスシフト撮影が可能です。深度合成の素材を撮影するときに便利です。フォーカスシフト撮影をするときは、フォーカスモードセレクターをAFに切り換え、レリーズモードを 以外に設定してください。
《作例1》
回折の影響を抑え、かつレンズの性能がバランスよく発揮できる絞りとしてf/5.6を選択。フォーカスステップは、より綺麗に合成できるように2を選択しました。
被写体の大きさ | 約20cm |
撮影開始時の撮影距離 | 約0.6m |
フォーカスステップ幅 | 2 |
深度合成に使用した枚数 | 101枚 |
露出平滑化 | OFF |
サイレント撮影 | ON |
合成に使用したソフトウェア | Combine ZM |
レンズ | AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED |
露出モード | 絞り優先オート |
シャッタースピード | 1/8秒 |
絞り値 | f/5.6 |
ISO感度 | ISO 100 |
《作例2》
回折の影響を抑え、かつレンズの性能がバランスよく発揮できる絞りとしてf/5.6を選択。フォーカスステップは、より綺麗に合成できるように2を選択しました。
撮影開始時の撮影距離 | 約1m |
フォーカスステップ幅 | 2 |
深度合成に使用した枚数 | 10枚 |
露出平滑化 | OFF |
サイレント撮影 | ON |
深度合成に使用したソフトウェア | Photoshop CC |
レンズ | AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED |
露出モード | 絞り優先オート |
シャッタースピード | 1/30秒 |
絞り値 | f/5.6 |
ISO感度 | ISO 64 |
フォーカスシフト撮影をした一連の画像をムービーにしてみました。1枚1枚の画像における被写界深度と、ピント位置がどのように変化しているかが実感していただけると思います。これらの画像のピントのあった領域だけを選択して、全体にピントがあった画像に仕上げるのが深度合成です。