オートフォーカスでピントを合わせる場所は、ファインダー内にフォーカスポイントとして表示されます。フォーカスポイントを選ぶことで、ピントを合わせる場所を変えることができます。複数のフォーカスポイントの中からどのフォーカスポイントでピントを合わせるかは、撮影者が選ぶこともできますし、カメラの自動選択に任せることもできます。どのようにフォーカスポイントを選ぶのかを設定するのが、AFエリアモードです。
ファインダー内に、ピントを合わせるポイントとしてフォーカスポイントが表示されます。シングルポイントAF、ダイナミックAF、3D-トラッキングでは、撮影者自身がフォーカスポイントを選べます。
シングルポイントAF
静止している被写体の撮影に適しています。選んだフォーカスポイントだけを使ってピント合わせをします。
ダイナミックAF
不規則な動きをする被写体の撮影に効果的です。選んだフォーカスポイントから被写体が一時的に外れてしまった場合でも、周辺のフォーカスポイントからのピント情報を使ってピントを合わせます。
- ダイナミックAF(9点)
構図を決めて撮影するときや、被写体の動く方向が予測でき、フォーカスポイントで被写体をとらえやすい撮影に適しています(例:陸上競技やモータースポーツ)。
- ダイナミックAF(21点)
動きがランダムで予測しにくい被写体の撮影に適しています(例:フィールドスポーツ)。
- ダイナミックAF(39点)
被写体の動きが速く、選択したフォーカスポイントで被写体をとらえにくい場合の撮影に適しています(例:野鳥撮影)。
3D-トラッキング
選んだフォーカスポイントで被写体にピントを合わせると、シャッターボタンを半押ししている間、構図の変化に合わせて、フォーカスポイントを自動的に切り換えてピントを合わせ続けます。
オートエリアAF
カメラが自動的に、全てのフォーカスポイントから被写体を判別してピントを合わせます。