雑誌のグラビアの様にモデルを際立たせて撮影したい場合は「絞り」がポイントです。
絞りを数値の小さい「開放」側にすればする程、背景はボケます。数値を大きくすれば絞りこまれ、背景がシャープになります。そのような「ボケ」の表現をコントロールしたい場合は「絞り優先オート」を使いましょう。表現したい絞り値に設定すれば、後はカメラが適正露出に調整してくれます。
背景のボケ具合は使用するレンズでも変化します。一般的な標準レンズの画角で撮影した場合、背景は程よくシャープに写りますが、よりボケ味を強調したい場合は焦点距離の長いレンズ(望遠レンズ)を使用しましょう。グラビア写真は、レンズの絞り値と焦点距離を上手く組み合わせて微妙なボケの表現を作り出しています。