“大いなる水の舞い”
ブラジルとアルゼンチンの2国にまたがる世界最大の滝、イグアス。“Iguazu”とは、先住民族のグアラニ語で、“大いなる水”という意味をもつ。大小275もの滝が4キロにわたって連なり、なんと毎秒6万5,000トンもの水が流れ落ち続けているという。少し離れた場所からでも水煙が空に湧き上がるのが見えるほどだ。中でも、巨大な滝が集まり常に轟音を響かせている“悪魔ののど笛”は、まさに絶景中の絶景で、朝、昼、夜、とその時々の表情がまったく異なる。常に水しぶきが襲ってくるため、すぐにぐしょぐしょに濡れてしまうが、それでも何度も、何度も行って、水の洗礼を受けながら撮影したくなるほどフォトジェニックだ。