生き物が幸せに暮らす森
武力をもたない平和主義の国であるだけでなく、自然環境や野生動物の保全にもとても積極的な国コスタリカ。九州と四国を合わせたほどの国土だが、なんとそこには世界の動植物の種の5パーセント、そして世界の鳥類の10パーセントにあたる種類が棲んでいるのだという。コスタリカでは、国を挙げて野生動物たちが安心して暮らしていけるよう、さまざまな工夫を凝らし共存を図っている。そんなやさしい気持ちが功を奏してか、鳥たちや哺乳類たちが、どんどん人間の暮らす場所に進出してきているという。彼らには、厳しい野生の中よりも優しく守ってくれる人間のいる場所のほうが安全で安心だということが、分かってきているのだ。自然に対して愛情をもって接すると、自然はどんどん人間に対して心を開き、共存の道が開けてくるということを、コスタリカの動物たちを見ているとつくづく感じる。
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