• 撮影の前に

    まずは野鳥撮影をする際のマナーや、焦点距離イメージ、カメラの撮影モードなどを理解して撮影に備えましょう。

  • イメージ画像

01 野鳥撮影のマナー

  • 1 周囲の人や環境に配慮する

    撮影で三脚を広げる場合には、一般の通行者、他の撮影者に十分配慮しよう。進入禁止、三脚禁止エリアでないか、私有地でないか等しっかりと確認することも重要です。
  • 2 野鳥に負荷をかけない

    巣に近づきすぎたり、鳥を追いかけ回すような撮影は避けましょう。撮影のためにわざと鳥を飛ばすような行動は厳禁です。また、光が少ない状況であってもスピードライトなどの人工照明は基本的に使わないように。野鳥に過度のストレスをあたえ、思わぬ事故につながる恐れもあります。
  • 3 珍鳥の情報は慎重に扱おう

    珍しい種類の野鳥の目撃情報がSNSなどで拡散され、そのスポットに大勢の人々が訪れ、地元住民に迷惑をかけるという事態が度々起きています。情報の扱いには注意しましょう。

02 焦点距離ごとの見え方

  • 24mm
    500mm
    1000mm
    2000mm
    3000mm
    6000mm
  • 野鳥の大きさも、野鳥までの距離もまちまち。超望遠から広角までをカバーするズームレンズなら、遠くの野鳥も迫力の大きさで撮影できます。ここで紹介するのはCOOLPIX P1000で同一地点から撮影した24mm~約6000mm相当(35mm判換算)の画像。ダイナミックファインズーム6000mmの威力を体感しましょう。

03 おすすめの設定

初級編

初級編

「鳥モード」で撮影してみよう

  • COOLPIX P1000に搭載の鳥モードで撮影すると、カメラがシャッタースピードや絞りを自動制御してくれるので、難しい設定をしなくても簡単に迫力ある野鳥撮影ができます。
  • < ノゴマ > ●カメラ:COOLPIX P1000 ●焦点距離:2000mm相当(35mm判換算) ●撮影モード: SCENE[鳥]、1/500秒、f/6.3 ●ホワイトバランス:オート1 ●ISO感度:オート(ISO 125)  &copy;大橋弘一
  • 1 撮影モードダイヤルを「鳥」アイコンにセット

  • 撮影モードダイヤル 撮影モードダイヤル
  • 2 フレーミング枠内に鳥をおさめる

  • フレーミング枠 フレーミング枠
  • 3 マルチセレクターの「OK」を押すと一気にズーミング

  • マルチセレクター マルチセレクター
  • 4 構図を決めシャッターボタンを押す

中級編

中級編

「絞り優先オート」にチャレンジ

  • カメラの操作に慣れてきたら撮影モード「絞り優先オート」を試してみましょう。絞り値を開放※にして、できるだけ速いシャッタースピードが得られるよう設定するのが基本。

    アップで撮ると、ピントを合わせた目の周辺以外はボケて写る場合があります。そういう時、目や顔だけでなく翼など鳥の体全体にフォーカスが欲しい場合には、1段程度絞り込む(絞り値を大きい数値にする)と効果があります。

    ※設定できる絞り値のうち、一番小さい数値

  • < ヤマガラ > ●カメラ:COOLPIX P1000 ●焦点距離:1000mm相当(35mm判換算) ●撮影モード:絞り優先オート、1/500秒、f/5.6 ●ホワイトバランス:オート1 ●ISO感度:1600  &copy;大橋弘一
  • 1 撮影モードダイヤルを「A」にセット

  • 撮影モードダイヤル 撮影モードダイヤル
  • 2 マルチセレクターを回し、好みの絞り値に設定

  • マルチセレクター マルチセレクター
  • 3 構図を決めシャッターボタンを押す

Point

  • おすすめISO感度設定

    ISO 800

    カメラが速めのシャッタースピードを設定しやすい

  • Note Note
    暗い場所や曇天時はISO
    1600まで
    感度を上げて撮影
    してみましょう