NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
豊かなボケ味の大口径中望遠単焦点
- 美しいボケと高解像の対比による印象的な映像表現
- ポートレート、スナップ撮影に活きる、開放F値1.8の明るさ
- 優れた光学設計とナノクリスタルコートによる優れた逆光耐性
- マルチフォーカス方式採用で、至近距離でも効果的に収差を抑制
- FX
- ED
- N
- SIC
- Multi-FS
- STM
- IF
- M/A
「この世界の美しさを引き出すために」
人の中にある輝きを捉えたい。人を包み込む世界の美しさを表現したい。そう思いながら撮り続けている。このレンズの高い解像力は、瞳の奥のニュアンスや肌の質感、指先の表情まで細やかに描写し、その人の存在感を引き出す。そして中望遠ならではの豊かなボケが、存在感を際立てその人を包み込む空気感を表現する。さらに、このレンズの画角が新鮮な視点を与え、僕たちが生きる現実の中にある、非現実的な美しさに出会わせてくれる。だから、もっと美しい表現に挑戦したい、この素晴しい世界の魅力をもっと引き出してみたい。
写真家酒井 貴弘(さかい たかひろ)
1986年生まれ。スタジオカメラマンを経て2019年にフリーランスに。ポートレートを中心にSNSなどに作品を発表。ナチュラルで透明感のある表現が人気を得てInstagramのフォロワー数は2019年12月現在で75,000人を超える。
陽が傾く時間帯、空には急にうっすらと霧がかり始めた。神秘的な雰囲気に包まれた光景。その空気感を活かすため逆光での撮影に挑んだ。フレアで表情が見えなくなるリスクもあったが、ナノクリスタルコートによる高い逆光耐性のおかげでしっかりと彼女の表情を捉えられ、狙い通りの表現となった。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
マルチフォーカス方式
AF駆動系を「マルチフォーカス方式」とすることで、一般的に収差が発生しやすいとされる至近距離の被写体の撮影でも収差の少ない優れた解像力を実現。
2組のAF 用駆動ユニットの連携で
2つのフォーカス群の位置をミクロン単位で制御。
優れた逆光耐性
(ナノクリスタルコート)
ナノクリスタルコートの採用と光学設計での配慮により、ゴースト、フレアを効果的に抑制。画角内に太陽などの強い光源が入るシーンでも、高い解像感、自然なボケ味が活きる、クリアーな画像が得られます。
高原の眺望を背景に、軽やかに舞う布を使って風の形を表現しようとした。このレンズのキレのある描写力によって、風になびく布の印影や質感がとても美しく表現されている。絞りを開放のf/1.8に設定し背景を綺麗にぼかすことで、彼女の存在感をより引き出すことができた。