NIKKOR Z50mm f/1.2 S
極上の解像力と
圧倒的なボケが双璧をなす
大口径標準単焦点AFレンズ
- 空間にドラマチックな立体感を生みだす、開放F値1.2の大きくなめらかなボケ
- 光を無理に屈折させずに収差を極限まで抑えた理想的なレンズ構成と高いAF性能による卓越した解像力
- すべての灯りが暗闇に美しく浮かび上がる、サジタルコマフレア※や光源の変形、色付きを抑えた高い点像再現性
- ナノクリスタルコート、アルネオコートによる優れた逆光耐性
- 画像周辺部の点光源の像が翼を広げた鳥のような形ににじむ収差。
「私の想いを受け止め、心躍らせる」
開放F値1.2という明るさで私の想いを確実に受け止める。思い描いた以上の表現力に心は躍り、シャッターをきる手が止まらなくなった。フォーカスを合わせたい部分は確実に捉えた上で、アウトフォーカスに向かって柔らかくなだらかに背景に溶け込んでいくボケが気持ちいい。いつもは、背景も含めて人がその場所にいるリアリティーを表現したいという想いから、パンフォーカスで撮ることが多い。しかし、このレンズは開放であっても隅々まできちんと描写してくれる安心感がある。信頼できるレンズとの出会いは、私の作品の幅を大きく拡げてくれるだろう。
写真家柴崎 まどか(しばざき まどか)
1990年、埼玉県生まれ、東京都在住。大手アパレルメーカーでファッション広告のデザイン・ディレクションを経験。退職後、フリーランスフォトグラファーとして「アルプススタンドのはしの方」、「転がるビー玉」、「左様なら」など、数多くの映画作品のスチル撮影を手掛ける。さらに、雑誌、広告、カタログ、アーティスト写真など幅広い活動を展開。
晴天の雪原で、舞い上げた雪とともに捉えた瞬間。逆光にも関わらずゴーストやフレアがまったく気にならない。そして、ピント面では雪の粒一つひとつが見事な解像力でくっきりと描かれている。前景の丸ボケと背景の大きく柔らかなボケが、作品に深い奥行きを与えてくれた。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
開放F値1.2の卓越した光学性能
大口径Z マウントならではの理想的なレンズ構成で、光を無理に屈折させずにイメージセンサー(撮像素子)へと届けるため、収差を極限まで低減可能。ピント面のこの解像感と、開放F値1.2の奥行きを感じさせるなめらかなボケのグラデーションが、主要被写体を立体的に美しく際立てます。
ボケ比較[f/1.2時、撮影距離:約0.45m付近]
NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは、芯のない柔らかな後ボケを実現。A社ミラーレスカメラ用レンズは、二線ボケのような現象が起きているため、ボケが硬く見えます。
解像比較[f/1.2時、画像周辺部]
NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sは解像感が高く、拡大しても、ビルのディテールや壁の質感、道路の植栽などをクリアーに描写しています。
アルネオコート
レンズ面に垂直に入射する光に対して威力を発揮し、ゴーストやフレアの低減に効果的な、超低反射率を実現した反射防止コーティングです。
開放F値1.2レンズ初※のSTM
(ステッピングモーター)
AF駆動での高い駆動力と静音化を両立。回転トルクを強化した高い駆動力で、高い結像性能とさらなる高解像描写を実現。動画撮影時にゆっくりフォーカシングを行う際にもカクつくことなく、スムーズなAFが可能です。
- 2020年9月16日時点で発表済みの、開放F値1.2のレンズ交換式フルサイズ(ニコンFXフォーマット)デジタルカメラ対応交換レンズにおいて。ニコン調べ。
立ち寄ったカフェテリアで撮った一枚。窓から入る柔らかい自然光と室内の電球光が混ざる複雑な光の中、しっかりと肌や服の色を表現してくれている。至近距離からf/1.2の開放で瞳にフォーカスを合わせているが、肌や唇の瑞々しさまでしっかりと、そして上品に描写されている。