NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
ボケ、解像力、点像再現性が秀逸な
広角単焦点
- マルチフォーカス方式の採用で高い収差補正を実現
- 大口径レンズならではの自然で美しくなめらかなボケ味
- 3枚の非球面レンズが実現した高い点像再現性
- ステッピングモーターの採用による高精度で静かなAF
- FX
- ED
- AS
- N
- SIC
- Multi-FS
- STM
- RF
- M/A
「もっと撮りたいと思わせるレンズ」
このレンズのとろけるような美しいボケが好きだ。開放から発揮される高い解像感で描写されたピント面から、とても滑らかに変化していく。25cmの最短撮影距離を活かして近接撮影することが多いが、できるだけ背景を入れて撮る。素晴しいボケによってその背景はドラマになる。そして街の景観や夜景を狙う、遠景撮影においては、捉えた画面隅々までの解像と収差の少なさにいつも驚く。もっと撮りたい。撮影した写真をもっと見てみたい。限りなくモチベーションを触発するレンズである。
写真家クキモトノリコ
学生時代に一眼レフカメラを手に入れて以来、ニューヨークをはじめ米国その他の国を訪れ旅写真を撮り続けている。現在、写真を楽しむためのさまざまなセミナー講師を務めている。(社)日本写真家協会(JPS)会員。
夜市で賑わう通りと湾岸の夜景をZ 6の多重露出機能を使って重ねた。濃い生活感の漂う街と煌びやかなビル群によって、異なる表情を持つ香港を表現したかった。このレンズは、その高い解像感と優れた点像再現性で応えている。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
マルチフォーカス方式
AF駆動系を「マルチフォーカス方式」とすることで、一般的に収差が発生しやすいとされる至近距離の被写体の撮影でも収差の少ない優れた解像力を実現。
2組のAF 用駆動ユニットの連携で
2つのフォーカス群の位置をミクロン単位で制御。
本格的な動画性能
フォーカシング時にピント位置の移動に伴って画角が変化する「フォーカスブリージング」の抑制や、
静粛なレンズ操作とAF駆動など、動画撮影への数々の配慮が施されています。
フォーカスブリージング 比較ムービー
香港の街角。風水的に大切にされている金魚と街の雑踏を一枚におさめたかった。その狙いに25cmの最短撮影距離と35mmの画角が応える。ガラス越しだが、黒々とした金魚の目にしっかりとピントが合い、背景はきれいなボケで人々の動きが捉えられている。静けさと喧騒を同時に表現できた。