NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
高解像と美しいボケの
大口径広角単焦点
- マルチフォーカス方式採用による、撮影距離全域での高解像力
- 広角で捉えた風景に美しいボケを演出できる開放F値1.8
- ナノクリスタルコートによる優れた逆光耐性
- サジタルコマフレアを抑制した画面周辺部までの高い点像再現性
- FX
- ED
- AS
- N
- SIC
- Multi-FS
- STM
- RF
- M/A
「風景に三次元の表現力を」
寸暇を惜しんで撮影に向き合っている。時間との、距離との、自らの集中力との勝負が続く。もっと先へ、あの景色の向こうへ、この森の奥へ。そう思うときこのレンズの軽快さが頼れる力になる。しかし最も素晴しいのは、ピント面の驚くほどの解像感とそこから前後に広がる美しいボケ味だ。今までつぶれていた小さな苔や葉のディテール、樹木や岩の質感を徹底的に描写する。そして広角レンズでありながら、なめらかで自然なボケがその克明な描写を際立てる。この解像とボケの絶妙なコントラストが立体感を生み出すのだ。写真は二次元である。しかしこのレンズは、私に三次元の表現力を与え続けてくれる。
風景写真家saizou(サイゾウ)
1980年、島根県生まれ。2012年に「D5100」を手にして以来、写真撮影に傾倒。2014年にログカメラの運営を開始。現在の使用機材は「Z 7」と「NIKKOR Z」。 2016年、「バンガード×東京カメラ部 三脚で広がる世界フォトコンテスト2016」を受賞。
絞り開放のf/1.8で撮影。広角はパンフォーカスのイメージが先行するが、このレンズはボケも非常に美しい。高解像なピント面からのアウトフォーカスが非常になだらかで、写真という二次元の表現に立体感を生み出す。難しいと言われる前ボケと後ボケの両立も見事にクリアされている。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
マルチフォーカス方式
AF駆動系を「マルチフォーカス方式」とすることで、一般的に収差が発生しやすいとされる至近距離の被写体の撮影でも収差の少ない優れた解像力を実現。
2組のAF 用駆動ユニットの連携で
2つのフォーカス群の位置をミクロン単位で制御。
本格的な動画性能
フォーカシング時にピント位置の移動に伴って画角が変化する「フォーカスブリージング」の抑制や、静粛なレンズ操作とAF駆動など、動画撮影への数々の配慮が施されています。
フォーカスブリージング 比較ムービー
奥大山を流れる木谷沢渓流。その豊かな水の流れはブナやケヤキなどの広葉樹を育み、苔の密生する美しい森をつくり出す。長秒時露光することでこの森の神秘的で幻想的な世界感を表現したいと思った。周辺まで解像される高い描写力が、まるでその場にいるかのような没入感を生み出す。