NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
プロフェッショナルニーズに
応える標準ズーム
- ボケの美しさと、画面隅々までの高い解像力を両立した光学系
- 撮影フィールドや撮影機会を大きく拡げる、優れた汎用性と携行性
- ナノクリスタルコート、アルネオコートによる優れた逆光耐性
- 高性能モデルならではの上質なデザインと高い機能性
「あらゆる光を表現力に変えるズーム」
このレンズなら、さまざまな光の条件を表現の手段として活かせる。たとえば日中のロケーション。優れた逆光耐性がフレアやゴーストを気にせず、自由なアングルに挑むことを可能にした。たとえ太陽光がフレーム内に入ってもその影響を最小限に抑えるからだ。そして日没後の薄明の中でも、絞り開放からの高い解像力を発揮する。何よりも、美しくなめらかなボケによって表現主題がより印象的に際立つ。さらにこのレンズの速く正確なAF。被写体の微妙な表情の変化を追い続ける私にとって、今や欠かせない一本となった。
ポートレートフォトグラファー河野 英喜(こうの ひでき)
中学生で写真に目覚め、高校時代から写真専門誌のポートレート部門入選の常連に。23歳で広告・ファッション誌を中心にプロフォトグラファーとしての活動を開始する。公益社団法人日本写真家協会(JPS) 会員。
「このレンズが夜景への視野を拡げた」
夜景撮影への固定観念がこのレンズで変わったと思う。たとえば、絞り開放からの高い解像力。山や丘の上から撮影する場合、よく足場の確保に悩まされてきた。しかし、このレンズなら三脚を使わずに手持ちで臨むことができる。ISO感度を上げずに絞りを開け、満足のいく解像を得ることができるのだ。また、想像を超える耐逆光性能、優れた収差補正によって、さまざまな光源の入り組む夜景をよりクリアーに捉えられる。いつも最後にマニュアルで行う微妙なピントの調整にも、最適なトルクのフォーカスリングが確実に応えてくれる。
夜景写真家丸田 あつし(まるた あつし)
1968年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1994年から夜景フォトグラファーとして本格的に活動。現在、世界各地の夜景撮影をライフワークとする。
日本写真家協会会員。
韓国の釜山、カラフルな家が並ぶ地域を高台から撮影。足場が悪く三脚が安定しないような状況だったが、生活感の細部にわたるまでしっかりと描写したいと考え、ISO感度は100を超えない設定にすることを決めた。F値は2.8だが、絞り開放とは思えない周辺までの高い解像力に眼を開かれた。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
アルネオコート
レンズ面に垂直に入射する光に対してナノクリスタルコートと同等以上の威力を発揮し、ナノクリスタルコートと併用することで、入射光に起因するゴースト、フレアを効果的に低減します。
マルチフォーカス方式
AF駆動系を「マルチフォーカス方式」とすることで、一般的に収差が発生しやすいとされる至近距離の被写体の撮影でも収差の少ない優れた解像力を実現。
2組のAF 用駆動ユニットの連携で
2つのフォーカス群の位置をミクロン単位で制御。
本格的な動画性能
フォーカシング時にピント位置の移動に伴って画角が変化する「フォーカスブリージング」の抑制や、静粛なレンズ操作とAF駆動など、動画撮影への数々の配慮が施されています。
フォーカスブリージング 比較ムービー
閃いたイメージは「祈り」だった。空を仰ぐようなポーズをとってもらい、その頭上に太陽を配置した。焦点距離を選ばないアルネオコートの効果で、その光に接する顔の輪郭のラインもしっかり表現され、逆光を感じさせない表現力に驚いた。