NIKKOR Z
100-400mm
f/4.5-5.6 VR S
超望遠ズームを革新するレンズ
- 広範な撮影領域をカバーする、100-400mmの超望遠ズームレンズ
- ED、スーパーEDレンズなどを採用し、ズーム全域で高解像を実現
- クラス最軽量※の約1355g、ニコン初の「重心移動レス機構」を搭載
- Z 9の「動物AF」/「乗り物AF」との組み合わせで動体もより確実に捕捉
- ナノクリスタルコート、アルネオコートによるゴースト、フレアの低減
- 2021年10月28日現在、発表済みの焦点距離100-400mm、開放F値4.5-5.6の35mmフィルムサイズ相当の撮像素子を搭載したレンズ交換式デジタルカメラ用交換レンズにおいて。ニコン調べ。
「操り撮る歓びが深まる」
シーンを切り取ることで生まれる美しさがある。このレンズの幅広いズーム域が構図と被写体選択をより自由にし、0.75mの最短撮影距離で被写体の異なる表情も捉えられる。段階的に絞り込まれたボディーはコンパクトにまとまっており、また、焦点距離を変えても常に重心が安定しバランスがよい。フォーカスリングやボタン配置も秀逸で、手持ちでホールドしたままでも操作でき、一瞬のチャンスを逃さない。さらに、フレアやゴーストを気にせず撮影できる優れた逆光耐性。それらすべてが、構図を決めシーンを切り取ることへの集中を高めてくれる。そして写し出される画は、動体も風景も高精細で立体感のある印象的な描写となる。操ること、撮ることが限りなく愉しいレンズだ。
医師・写真家石田 卓士(いしだ たかし)
1971年生まれ、新潟県上越市在住。地元の棚田の美しさに惹かれ、総合病院で内科医として働きつつ、2016年から風景写真を撮り始める。その土地に対する想いと独自性を大切にしている。東京カメラ部10選2017。著書に「感動!ナイトフォトの撮り方ガイド」(玄光社)などがある。
目にとまった枯草を、日本海に沈む夕陽を背に光の花道に立たせてみた。幅広いズーム域を活かして理想の構図を探り真逆光で撮影する。優れたコーティングによりゴーストやフレアを気にすることもない。茜色の情景に生けた一輪、そのシルエットが鮮明に浮かび上がる。何を被写体にしても楽しいレンズだ。
NIKKOR Z Technology
本レンズに搭載の注目テクノロジー
重心移動レス機構
ズーミング時にレンズの前玉が前方に動くと同時に、後方の一部のレンズが後退。それぞれのレンズ群が、逆方向に移動するため、鏡筒としての重心移動を限りなく抑制できます。また自重によるレンズの伸縮も防ぎます。
NIKKOR Z 100-400mm f4.5-5.6 VR S テクノロジームービー
アルネオコート / ナノクリスタルコート
「アルネオコート」は垂直に入射する光に対して高い反射防止効果を発揮。斜入光に対しても高い効果がある「ナノクリスタルコート」と組み合わせることで、ゴースト、フレアの低減に大きな効果が得られます。
100mm~140mmあたりの中望遠は好きな画角だ。しっかり主題をクローズアップしながらも、自然のさまざまな表情を写し込むことができる。朝日に染まった冬の北アルプスから眼下の雲海までを、絞り開放でも透明感のある高精細な描写で捉え、柔らかな色合いで寒暁の美しい瞬間を表現できた。凍えた手でスムーズに操作できたことも印象に残る。