ライブビュー情報表示を消灯して構図や画づくりに集中できる
画像モニターとファインダーの設定情報(アイコンや撮影情報)は表示/非表示を選択可能。非表示にすると、撮影画面の端から端までを確認しやすくなります。構図用のガイドラインを表示させることも可能です。
動画記録中の赤枠表示で「逆REC」の回避をアシスト
録画しているつもりでできていなかったり、録画していないつもりで不要な映像を記録していたり。そんな録画ミスを回避するため、動画記録中にはファインダー、画像モニターともに、ライブビュー画面の周囲に赤枠を表示できます。記録中であることが判別しやすく、記録ミスを防ぎやすくなります。
動画記録中
ボディー上部の表示パネルで「残り時間」などの動画情報を確認可能
外部モニターを装着したり、リグを組んだりして画像モニターが確認しづらい場合でも、「画像サイズ/フレームレート」などの動画情報を表示パネルで確認可能。カード交換のタイミングが分かりやすい「残り時間」(メモリーカードに記録できる残り時間の目安)も確認できます。
ピントが合う位置までの距離を数値で確認可能
ファームウェア Ver.4.00では、画像モニターおよびファインダー内表示のフォーカス距離指標に、カメラからピントが合う位置までの距離を数値で表示(メートル・m / フィート・ftから選択可能)。被写体までの距離感をつかみやすく、マニュアルフォーカスでのピント合わせがしやすくなります。
表示される距離表示は目安です。使用するレンズによっては、実際の距離と大きく異なる場合があります。
臨場感あふれる音声収録ができる充実したサウンドコントロール
内蔵ステレオマイクや外部マイクからの音声を、臨場感あふれる24bitで記録できます(リニアPCM時)。マイク感度(20段階)は音声レベルインジケーターで視覚的に確認しながら、動画撮影中でも調整可能。大音量の環境下でマイク感度を減衰させて音割れを抑えるアッテネーターも搭載しています。また、市販のステレオヘッドホンで音声のモニター(音量30段階)も可能です。さらに、楽器演奏や街のざわめきなど幅広いシーンに適した[広帯域]と、主に人の声を録音したいときに適した[音声帯域]から「録音帯域」の選択が可能。内蔵マイク使用時には「風切り音低減」も設定できます。
また、専門メーカーと協業してZ シリーズカメラとの互換性を高めたマイクロホンの使用が可能。ファンタム電源が必要なプロフェッショナル仕様のマイクロホンを使用可能にする、XLRアダプターにも対応しています。
暗いシーンでの撮影をサポートする便利機能
AFの低輝度限界は–6.5EV。肉眼では被写体の状況を細かく判別できないほどの暗さでも、AFでのピント合わせができます。撮像範囲はファインダーおよび画像モニターの白い画面枠表示で確認可能。また、星景のような暗い場所での撮影でも、設定や画像確認に必要なボタンはイルミネーションで明確に視認できるため、昼間と同じようにスムーズな操作が可能です。さらに、暗さに目が慣れたときにメニューや被写体を見やすくする「赤色画面表示」を搭載しており、明るさを抑えた赤色の表示で目の負担を軽減します。
ボタンイルミネーション/赤色画面表示
他の動画素材との同期を容易にする「タイムコード出力」
他の動画素材との同期や、映像と音声の同期を容易にする「タイムコード」を、ファイル形式がN-RAWならびにMOVの動画データに記録できます。「タイムコード」と実時間のズレを解消する[ドロップフレーム]にも対応しています。
複数のZ 9の映像と音声の同期が簡単にできる「タイムコード同期」
別売のワイヤレスリモコンWR-T10※を使用して、複数のZ 9のタイムコードを、ボタンを押すだけで同期させることができます。複数のZ 9の映像と音声の同期が簡単にでき、ポストプロダクションでのワークフローの効率化が図れます。
- WR-R11a(別売)またはWR-R10(WR-A10併用。いずれも別売・販売終了品)装着時。
様々な機材とのタイムコード同期が可能なUltraSync BLUE対応
Bluetooth接続のUltraSync BLUE(ATOMOS社製)にも対応しており、機種が異なる複数のカメラや、外部オーディオレコーダーのタイムコード同期も可能。様々な機材との同期が可能になることで、さらに多様な撮影現場でZ 9が活躍します。
「ウェーブフォームモニター」表示も採用した充実の露出確認機能
露出確認用に、新たに「ウェーブフォームモニター」表示を搭載。従来の「ゼブラ表示」と使い分けて、的確な露出確認が可能です。
「ウェーブフォームモニター」表示では、撮影画面のどの位置で白とびしているかが分かるため、窓抜けや照明など原因の特定が容易。N-LogやRAW撮影など、適正露出が分かりにくい撮影に便利です。表示サイズは2種類から選べます。
CFexpressカード内の全データを完全消去できる「物理フォーマット」機能
CFexpressカードの書き込みや読み出しの速度が遅くなったと感じる場合に有効な、「物理フォーマット」機能※を導入。従来の「クイックフォーマット」がファイル管理情報の変更のみを行うのに対し、「物理フォーマット」はカード内の全ての記憶領域を初期化し全データを完全に消去します。書き込み、読み出し速度を回復させたい時の他、カードを譲渡/廃棄する際にもおすすめします。
- 対応CFexpressカード使用時。