高校生デジタル写真塾 in 札幌
23回目を迎える、高校生写真部員のためのワークショップ「高校生デジタル写真塾」。プロの写真家の講義から、カメラの使い方レクチャー、撮影実習、プリント、互選によるフォトコンテストと、充実した内容で、写真と向き合い楽しんでいただきます。
今回は北海道札幌市を舞台に、写真家・酒井梨恵先生をお迎えして、数々のお祭りやイベントで盛り上がる札幌の中心部でスナップ撮影に挑戦です。
講師 | 酒井 梨恵(さかい りえ) |
---|---|
日程 | 2019年07月28日(日) |
撮影地 | 札幌市内 |
主な貸出機材 |
D5600 18-55 VR レンズキット AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G |
参加校 | 札幌東陵高校、恵庭北高校、札幌創成高校、札幌稲雲高校 |
皆さんが普段見慣れている光景の中から気になる被写体をうまく探し出しての様々なアプローチがあり、高校生ならではの感性は私自身も刺激を受けました。「いいな」と思ったところをパッと撮るだけでなく、こういう風に見せたいとか、主役はここだからどう表現しようか、という明確な意図が感じられ、ひとつの「作品」を仕上げようという強い思いが感じられた点は大変良かったです。中には普段からデジタル一眼レフカメラを使っていることもあり、自分の撮影しやすい設定に変えてニコン D5600を使いこなす生徒さんも印象的でした。 「写真を撮る」ことの次に「写真をセレクトするセンス」も大切です。撮影した作品をじっくり見ること&後から見返してみること、他の人の写真をたくさん見ることも次のステップと発見につながります。これからも楽しんで、そしてたくさん撮影して今しか撮れない色々な表現をチャレンジしてください!
① 参加者の皆さんに使っていただく「ニコン D5600」の基礎講座からスタート。AFでのピントの合わせ方から、バリアングルモニターでの撮影方法、レンズの交換のし方まで、普段から一眼レフカメラを使っているだけあって、皆さん慣れた様子で覚えるのも早いです。
② 続いて、酒井先生によるフォトレクチャー。日常の見慣れた風景に潜むフォトジェニックなシーンを集めた先生ご自身の作品紹介から始まり、交換レンズの特性、光の読み方まで、とてもわかりやすい説明で、参加した皆さんもメモを取るなど、真剣に聞いていました。
③ 午前中の撮影実習パート1では、要所要所で酒井先生のアドバイスを散りばめながら移動。お祭りで賑わう札幌の中心部をぐるっと一周しながら、撮影を楽しみます。
④ レンズ交換をしたり、光の入り方を意識した撮影をしたり、酒井先生によるフォトレクチャーを参考に、実践している姿が印象的でした。
⑤ 昼食を終えたら、撮影実習パート2=自由行動です。被写体との「出会い」を求めて、街角スナップを楽しみます。
⑥ D5600のバリアングルモニターは構図を工夫するのに大活躍です。どんな作品が撮られているのか楽しみです。
⑦ 本日撮影した画像から2点を選び、エプソン“EP-30VA”にて最高品質のペーパー“クリスピア”にプリント。うち1点をフォトコンテストに提出です。どちらを提出すべきか大いに悩む生徒もらほら。
⑧ 提出作品が集まったら、参加者がひとり1票を投じるフォトコンテストの開催です。他の人の作品を見ることも、写真を学ぶ上ではとても大事なことです。
⑨ そしていよいよこのワークショップのメインイベント、酒井先生によるすべての作品への講評が始まります!斬新な視点で撮られたひとりひとりの作品に対し、丁寧にアドバイス。アドバイスを活かしたこれからの皆さんの写真が楽しみです。