Lesson04
カッコイイもセクシーも
思いのまま!?男装撮影HowTo編
撮りたいイメージを固め、ちょっとしたテクニックに気をつければ
グッと写真はコスジェニックになることは理解できましたね?
それを踏まえた撮影テクニックを、今回の女子による男装コスプレ編でも引き続き解説します。
同じようにキャラクターを撮影するものだし、
男女だからって何か違うの?とお思いならばまずご一読を!
細かい部分が違うんです、これがまた。
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1 理想の男子は
チームワークで生まれる!?男性が男性キャラクターをコスプレするのももちろんカッコイイですが、女性がすると透明感が増すのか「理想の男子ってここにしかいないんじゃないかな?」くらい魅力的になること多し。男装のコツは撮影する側より、撮影される側の作り込みの方が多いのは確かですが、撮影する際は女性らしさが極力出ないよう気をつけること。まず最初に、どんな男子のどんなシチュエーションにするか?の撮影イメージを話し合って固めることが大切。このチームワークが肝なんです!
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2 撮られる側のコツは?
撮られる側のコツは、“男にみえること”が鉄則。モデルのあさくらさんにお聞きしたら「肩や腰など、女性らしいラインをなるべく消すことですね」とのこと。胸を潰す(平らにする)のも、男性特有の直線的なラインを作るため。メイクもカラーレスかつ印象のある目元を作り、立ち方もひざをやや外向きにするなど工夫を。そして、これらの工夫を撮影者ときっちり共有すること!
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3 キャラクターの
イメージに合わせて
シチュエーションの作り込みを-
ナチュラル/さわやか系
ナチュラルで爽やか~なイメージの男子はどんな状況が一番映えるか?をイメージしてから撮影に臨むこと。小道具もイメージに合うものを用意(今回はバスケットボール)。背の高さは男性らしさが出るポイントなので、脚長効果のあるポーズや小道具の配置を工夫して。
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落ち着き/アンニュイ系
重厚なインテリアの室内で物静かに午後を過ごしていそうな優等生…の雰囲気をイメージして、2010年6月に発売されて以来大人気のゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』のキャラクター、一ノ瀬トキヤでチャレンジ!コスプレスタジオならではの背景や小物をフルに使って、表情やポーズを合わせてみよう。
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オトナ/セクシー系
スーツ姿で色っぽいオトナな魅力の男装なら、昼よりは断然夜のイメージ!全体のライティングは暗めに、光をポイントにうまく使えば全体がまとまる。バーカウンターや小物を使っても雰囲気は出るので、どんな仕上がりイメージかを明確に。
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まとめ
撮る側と撮られる側のチームワークで女性らしい曲線が目立たせない工夫を!
女性ならではの透明感はキープしつつ、キャラに合わせたシチュエーションの
作り込みで理想男子のできあがり!
璃波(りなみ)さん
衣装やメイクの完成度だけじゃなくって、女性らしさを隠すことを意識して撮影することが大事なんですね。撮影した写真を見ると超男子!話し合いや撮影も、なんだかデートっぽくてドキドキしちゃいました(笑)。
Tips
上手なポージングは練習あるのみ!!
キャラクターとは身体比率が違うため、頭でイメージしているだけでは絶対再現は無理!なので、全身鏡があればその前でポーズの練習をしてみることが大事。三脚を立てて水平に全身が入るようにしてカメラで自分を撮ってみて、そこからどうキャラに寄せて脚を長く、腰を細く、そして顔を小さく見せるかの研究をするといいかも。あとはひたすら練習あるのみ!!
クレジット
撮影・レタッチ/井上依子(YOL)、渡邉(yakul) モデル/あさくら、璃波
撮影協力/
CURAS川崎
http://hacostadium.com/curas/
川崎撮影スタジオ
http://kawasaki-studio.com/
衣装協力/
ACOS池袋本店
https://www.acos.me ©早乙女学園
※このページの写真は一部を除いてNikon D5500で撮影しています。使用した写真にはレタッチを施してあります。