可愛いもシリアスも思い通り！
女性キャラ撮影のコツ！

コスプレ撮影におけるイメージ作りの重要さやスタジオ撮影について学んできたのを踏まえて！
今回は女性キャラのコスプレ撮影にチャレンジ！
自分が撮りたいキャラは誰？その子は何に／どこに特徴がある？
どのシーンを再現したい？など撮りたい写真のイメージを固めて、
ポージングや背景などを工夫しながら撮影に臨めば、
可愛いもシリアスも思い通りのコスジェニックな１枚に！

• 1 最終的な“仕上がり”を
  意識した撮影を！

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  衣装も決まった、メイクもバッチリ、撮りたいイメージも決まった、いい感じの小道具もあった、あと大事なのは、“仕上がり”を意識して撮ること！例えばこの写真はもっと森の中っぽい雰囲気の方がいいとか、逆にふわふわの淡い色の光の玉が浮いているような幻想的なバックがいいなど違うイメージで仕上げたければ、おのずと背景の選び方、光の方向、全体の明るさも変わってくるというもの。“ゴール”が見えていないと何もキマらないということですね。

  

• 2 どんなイメージか
  よく話し合おう！

  

  同じ作品、同じキャラが好きで盛り上がって「じゃあ撮影しよう！」ってなっても、大抵お互いの持つイメージはちょっとずつ違うというもの。「こうでしょ！」と一方通行でなく、「どう思う？」「もっとこうしたい」と撮る方も撮られる方も納得いくようによく話し合ってイメージをすり合わせることが結局いい１枚への近道だったりするもの。せっかく撮るなら満足度の高いものに仕上げたいしね。

  Before

  

  After

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  「Beforeもいいけどもっとふんわりした雰囲気にさせたいな～」ってことでチャレンジしたのがAfterの花入りカット。Beforeとライティングは変えていないけれど、レンズのギリギリまで花を差し込んで手前の花をボカして中心のキャラを引き立たせて、よりガーリーな雰囲気に。あとから合成もできるけれど、“仕上がり”が見えていれば現場での対応でもできる一例。

  • 

    やりがちNG Photo例

    Lesson2でも、内蔵フラッシュをベタに当てないで～！とお伝えしましたが、大事なことなのでもう一度。顔の形によってはほうれい線が目立つとか目の下がクマっぽくなったりとか普通のポートレート撮影でもNGなものはもちろんNG。特にコスプレの場合だと、肌感が生々しくなりすぎるうえに、顔にウィッグの影が強く出てしまいヘンな凹凸がついてしまうのもNGなので、光を当てるなら全体的に！を意識して。

• 3 ポージングや表情、
  カメラアングルで
  イメージに変化を！

  同じ衣装、同じシチュエーションでもカメラアングルやポージング、表情のつけ方などちょっとした工夫で雰囲気を変えることができるという例をいくつか紹介します。全身でもバストアップでも“手”がイイ演技が出来るとグっと雰囲気が変えられるので、普段からポーズに合う動きを意識してみてください。ネイルや指先ケアは仕上がりに差がつきます！

  • 元気 ▶ シリアス

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    笑顔で元気イッパイ！って感じから一転「なにがあった!?」って感じのシリアスな雰囲気に。同じ制服衣装で、上半身の画角、手は顔近くということは共通だけれど、笑顔ではない、目線を外す、手のポージングもカメラ側に向けないなどでこれだけ印象が変化。

  • キュート ▶ 派手

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    森の妖精からクラブの人気者って感じのキャラ変具合。背景、それに伴ってライティングも変えているとはいえ、メイクも衣装も同じなのにイメージは随分変わるという極端な例。ナマイキ！って感じの笑顔やちょい偉そうな腕組みポーズで印象を強めているのがポイント。

  • ミステリアス ▶ クール

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    意味深そうな微笑みが妖しいミステリアスなカットから、カメラアングルを下げてドSキャラに合いそうなクールな雰囲気に。衣装もメイクも同じ、目線も来ているし、画角も、ライティングも同じなのにこれだけ変わる。腕組みしているのも同じだが、指先のポージングでかなり印象が変わるのもポイント。

まとめ 同じ衣装でも、表情・ポージングや撮り方の工夫で写真の雰囲気は大きく変化。
撮影時にはお互いのイメージを共有しあって、色んなアイデアを試してみて！

璃波（りなみ）さん