Lesson12
コスプレおひとりさま
撮影術part1―たった一人でもここまでできる!―
コスプレの楽しみ方の中で忘れちゃいけない「おひとりさま撮影」。
イベントや屋外での自撮りから自宅で行う宅コスまで、
テキトー撮影じゃ終わらせない、たった一人でもここまでできる、
一眼レフカメラならではのワンランク上のテクニックを大紹介!
ひとりだって「みんなを驚かせる」コスジェニックな1枚に仕上げよう
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1 一眼レフで撮る
「おひとりさま撮影」とは?自分ひとりでコスプレをして撮影をする「おひとりさま撮影」。ついついスマホで簡単に済ませがちなのでは? 「作品づくり」を意識して一眼レフカメラを使って撮ることで、自撮りとは思えないようなハイクオリティーな写真が撮れちゃうんです♪
ハイクオリティーな自撮りを
実現させる3アイテムクオリティーUPアイテム➀
三脚一眼レフでの自撮りには欠かせない三脚。高さや角度などを変えられるので、構図にこだわった撮影が楽しめる。
クオリティーUPアイテム➁
SnapBridgeカメラとスマートフォン/タブレット端末を常時接続する、ニコンの画像共有アプリ「SnapBridge(スナップブリッジ)」参照※1。
離れた一眼レフを操作できるリモート撮影機能では、セルフタイマー(アイコンをタップしてから3秒後に撮影)での撮影が可能♪※1 動作環境などアプリに関する詳しい情報およびカメラ側の対応製品は、製品ページをご覧ください。
また、SnapBridgeが利用できない機種では、タイマー機能やリモートコードをご活用ください。クオリティーUPアイテム➂
姿見自分の姿が映る位置に鏡を置いておけば、表情やポージングを確認しながら撮影できるので自撮りには欠かせない。
D5600ならタッチパネル&
バリアングルで使いやすい自由自在に角度を変えられるバリアングル画像モニターを搭載したD5600なら、自撮りのとき、ローアングルやハイアングルなども思いのまま。
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2 部屋をスタジオに!
「宅コス」のすすめおひとりさま撮影でまず試したいのが、自宅でコスプレ撮影を行う「宅コス」。部屋だけでなくキッチンやバスルームなど、限られたスペースを最大限に活かして、自分だけのこだわりの撮影スペースを作っちゃおう!
まずは家にあるもので!
レースのカーテンで
光に包まれるレースのカーテンを利用することで、写真のようにふんわりと光に包まれた1枚に。今回の撮影では、窓からの逆光となる光で背景は明るいものの、被写体は暗くなってしまう。そこでカメラに装着したスピードライト「SB-500」の光で人物も明るい仕上がりに。
背景に布を用意する
スパンコールで
キラキラ感アップ!自宅の生活感を消したいなら布を使うのがおすすめ。余計なものを簡単に隠せるし、撮りたいイメージにも近づけやすい。今回はアイドルのキラキラ感を意識してスパンコールの布を用意。被写体の背後からスパンコールにスピードライトの光を当てて、光のグラデーションをつくっている。D7500に搭載されたコマンダー機能なら、離れたスピードライトを制御することができる。
TIPS
宅コスで背景に困ったときは……
撮影にぴったりの背景が見つからないときは、床に寝転がって三脚で上から撮ってみよう。狭いスペースでも撮影可能なうえ、飾り付けも簡単なのでおすすめ!
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3 おひとりさまでも
屋外ロケ撮影がしたい!宅コスの次は屋外撮影にチャレンジしてみよう。レフ板やスピードライトを使って、一眼レフならではの光のコントロールの醍醐味を味わおう。三脚の他にレフ板やスピードライトを設置するスタンドがあると便利です。
ひとりでレフ板を使う
逆光を利用して
ワンランク上の自撮りウィッグの輪郭が輝くようなキラキラした1枚に仕上げたいなら、逆光での撮影がおすすめ。太陽を背負って暗くなった被写体はレフ板を使って明るくすることがポイント。
レフ板は太陽の対角線あたりにライトスタンドを利用して設置する。光を反射させて被写体を明るくしよう。レフ板の光で瞳にアイキャッチも入り、生き生きとした表情に!
TIPS
三脚を使うことで
ポーズも自由自在スマホでの自撮りは片手がふさがりがち。一眼レフ+三脚ならポーズの自由度はぐっと広がるはず。セルフタイマー機能を使って、タイミングを合わせよう。その場でくるりと回れば、衣装のふわふわ感だってこの通り可愛く撮れちゃう。
ひとりで日中シンクロ!
スピードライトで
鮮やかに撮る!日中シンクロとは、フラッシュを使って被写体と背景を適切な明るさで撮影するテクニック。空に露出を合わせて撮影すると被写体は真っ黒になってしまい、逆では空が白飛びしてしまう……。これを防ぐためにスピードライトで被写体の光量を補うことで、背景と被写体を鮮やかに撮ることができる。
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4 困ったときのプラスα
自撮りテクニックおひとりさま撮影で、おぼえておくと差がつくプラスαの自撮りテクニックを紹介しよう。レンズの焦点距離の違いで生まれる嬉しい効果や、スピードライトを使ったアイドルステージの再現法など、お得な自撮りテクをふたつ!
焦点距離に注目しよう
広角側の撮影で脚長効果を
狙ってみる!50mm
18mm
カメラをできるだけ近くに置きたいおひとりさま撮影では、幅広い画角をカバーするズームレンズが便利。同じ位置から、50mmと18mmの画角の違いを見てみよう。18mmの広角側での撮影は全身までしっかりおさめられ、おまけに脚長効果も期待できちゃうから嬉しい。
スピードライトで差をつける
3灯使ってステージ照明
を表現する!D7500のコマンダー機能を使って、離れたスピードライトを制御して撮影することが可能。写真では全部で3灯のスピードライトを使ってみた。スピードライト1灯で被写体を明るくし、カメラ向きに配置した2灯をステージライトに見立てて撮影。背景を暗くしてスピードライトの光を際立たせることがポイント!
※離れたスピードライトの制御TIPS
カラーセロハンで
カラフルな光をつくるシンプルな真っ白の壁でも、カラーセロハンを使えばカラフルな1枚に仕上げられる。写真はカメラに装着したスピードライトに、黄色と青色のセロハンを重ならないように貼り付けて撮影してみた。
まとめ
自分ひとりで楽しめる「おひとりさま撮影」は、
一眼レフカメラを使えば、こだわりを詰め込んだ
作品作りとして楽しめること間違いなし!
クレジット
撮影/山本哲也
- モデル:
- きかる
Twitter:
@_kikaru_3
撮影協力/Parkside Place -Shibuya&Yoyogi-、代々木公園
※公園でのコスプレ撮影については、各公園、自治体のホームページ、窓口でご確認ください。
※このページの写真はNikon D5600および、D7500、スピードライト SB-500で撮影しています。使用した写真にはレタッチを施してあります。