Nikon Imaging
Japan
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Z 7II

美しい映像表現

よりシネマライクな映像表現が可能な4K UHD動画

4K UHD/30p動画を[FXベースの動画フォーマット]フルフレームで撮影可能。画像処理エンジンの働きで解像感の高い画づくりを実現しています。さらに、 [DXベースの動画フォーマット]時には、撮像素子からの全画素読み出しによる豊富な情報を活用した、高品位な映像が得られます。4K UHD 60p/50pでの撮影も可能です。また、4K UHD、フルHDともに、「アクティブD-ライティング」、「電子手ブレ補正」、「フォーカスピーキング」も使用できます。

4K UHD 60p/50p時の注意点

撮像範囲設定は[FXベースの動画フォーマット]に固定されます。ただし、実際の画角は、3840×2160 30p、3840×2160 25p、3840×2160 24pで撮像範囲を[FXベースの動画フォーマット]に設定した場合の約93%になります。
撮影時および再生時ともに、[画像サイズ/フレームレート]で設定したフレームレートと、画像モニター上に表示される動画のフレームレートは異なります。
設定したフレームレートとHDMI出力される動画のフレームレートは異なります。
DXフォーマット用レンズ装着時は設定できません。
動画モード中の静止画撮影はできません。
RAW/N-Log/HDR(HLG)出力はできません。
HDMI 10bit出力はできません。

スローモーションの自由度が高まるフルHD/120pのハイフレームレート撮影

フルHDで120pのハイフレームレート撮影が可能。ポストプロダクションで最大5倍(24p)のなめらかなスローモーション動画を制作できる、良質な映像素材を手軽に得られます。カメラ内で生成する「スローモーション動画」とは異なり音声付きなので、普通の速度の動画としても使用できます。

カメラ内で手軽に楽しめるスローモーション動画

[画像サイズ/フレームレート]で[1920×1080 30p 4倍スロー]、[1920×1080 25p 4倍スロー]、または[1920×1080 24p 5倍スロー]を選ぶと、カメラまかせで手軽にスローモーション動画を撮影できます※。たとえば[1920×1080 30p 4倍スロー]では120pのフレームレートで読み出した画像を30pの動画として記録。約10秒間撮影した動画は、約40秒間でスロー再生されます。ボールをラケットやバットで捉えた瞬間など、一瞬の出来事をゆっくりと見られます。

音声は記録されません。

ワンマンオペレーションに最適な瞳AF/動物AF【NEW】

動画撮影時※1にも、人物、犬、猫の顔や瞳を検出する瞳AF・顔検出AF※2または動物AF※3が可能。ワイドエリアAF時にも選択できるので、人物や犬、猫が複数いる場合でも、狙った被写体の顔や目にピントを合わせられます。オートエリアAF時には、複数の顔や瞳を検出した場合は、マルチセレクターでピントを合わせたい顔や瞳を選べます。ピント合わせから解放され、一人での撮影もより快適に行えます。

[1920×1080 120p][1920×1080 100p][1920×1080 30p 4倍スロー][1920×1080 25p 4倍スロー][1920×1080 24p 5倍スロー]時は人物または犬や猫の顔検出および瞳検出を行いません。
[ワイドエリアAF(L-人物)]または[オートエリアAF(人物)]で使用可能。
[ワイドエリアAF(L-動物)]または[オートエリアAF(動物)]で使用可能。
ワイドエリアAF(L-人物)時のイメージ

ポストプロダクションの自由度を高める12bit RAW動画出力(有償対応※1)

HDMI端子で接続した外部レコーダーに、12bitでのRAW動画出力※2が可能です。RAW動画ファイルは、カメラ内で現像処理を行っていないため、イメージセンサーから出力された情報をすべて保持しており、その豊富な情報を用いたポストプロダクションに適しています。カラーグレーディングの自由度が格段に高まるため、プロフェッショナル向けのシネマカメラと同様に、本格的な映像制作に対応することができます。

ニコン修理センターへ送付、またはニコンプラザ、サービスセンターへお持ちいただくと、有償にてRAW動画出力の設定を行います。
Atomos社製「NINJA V」に対応済、Blackmagic Design 社製「Blackmagic Video Assist 5” 12G HDR」および「Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR」がニコンのRAW動画出力に対応済で、それぞれProRes RAW、Blackmagic RAWで記録できます。上記以外のレコーダーについては動作保証をしていません。(2021年2月18日現在)。

豊かな階調情報が得られる10bit N-Log動画出力

10bitでのHDMI出力時※には、ニコン独自のN-Logが使用できます。12段、1300%の広いダイナミックレンジを活かした、暗部、ハイライト部の豊かな階調情報が得られるため、滑らかな階調表現、色飽和の少ない広い色空間を活かしたカラーグレーディングが可能。撮影時に簡易的な階調補正を行い、標準的な映像として表示する「ビューアシスト」機能も搭載しています。

外部レコーダーのみに記録され、カメラ内のメモリーカードには記録されません。外部レコーダーはAtomos社製Monitor Recorder(SHOGUN、NINJA、SUMOシリーズ)に対応しています。
・画像はイメージです。

発色の美しい色鮮やかな10bit HDR(HLG)動画出力【NEW】

HDR放送などで使われているHLG方式の撮影に対応したHDR(HLG)動画出力※1が、10bit HDMI出力時※2に使用可能です。ハイライトとシャドー側の階調とびを抑えた色飽和の少ない鮮やかな映像表現を実現。HLG非対応の外部レコーダーでも、簡易的な階調補正を行うビューアシスト機能により、カメラの画像モニターでも色や明るさを確認できます。

HDR(HLG)出力について適切な色再現を行うには、記録機器、パソコンのOSやアプリケーション、モニターなど、HDR(HLG)に対応した環境が必要です。
外部レコーダーのみに記録され、カメラ内のメモリーカードには記録されません。外部レコーダーはAtomos社製Monitor Recorder(SHOGUN、NINJA、SUMOシリーズ)に対応しています。

4K UHD動画も手持ちで撮影できる高い手ブレ補正効果

動画撮影時には、電子手ブレ補正をONにすることで、5.0段※1の高いブレ補正効果を発揮するカメラ内VRと、ブレを画像処理で軽減する動画専用の「電子手ブレ補正」機能※2が連携。高い手ブレ補正効果で、4K UHD動画も手持ちで安心して撮影できます。

CIPA規格準拠(NIKKOR Z 24-70mm f/4 S装着時、ズームは望遠端に設定)。
次の場合、電子手ブレ補正は機能しません。
- 動画の画像サイズ/フレームレートを3840×2160 60p、3840×2160 50p、1920×1080 120p、1920×1080 100pまたは1920×1080スローに設定しているとき。
- 動画の画像サイズを3840×2160に設定し、セットアップメニュー[HDMI]の[詳細設定]で[出力ビット数]を[10 ビット]に設定して外部機器にHDMI出力しているとき。

MF操作時のリング回転方向をカメラで変更可能【NEW】

NIKKOR Z レンズのフォーカスリング/コントロールリングの回転方向はカメラの設定で変更でき、使い慣れた回転方向で、ミスのない快適なMF操作が行えます。

MF時のリニア操作が可能

レンズのフォーカスリングやフォーカス機能を割り当てたコントロールリングを使ってMFでピントを合わせる際、ピント位置を至近から無限遠まで移動させるために必要なリングの回転角度を90度から720度の範囲で設定可能※。リングを回す速さにかかわらず、ピント位置が回転角度に応じて移動するため、動画撮影で何度も同じシーンを撮影する場合などに目的の位置により容易にピントを合わせることができ、MFでのピント合わせの失敗を防げます。

対応レンズ装着時のみ。
対応レンズ:NIKKOR Z 17-28mm f/2.8、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S、NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S、NIKKOR Z 20mm f/1.8 S、NIKKOR Z 24mm f/1.8 S、NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、NIKKOR Z 85mm f/1.8 S、NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S(2022年12月20日時点)
レンズのファームウェアを最新版にバージョンアップしてください。非対応レンズは[ノンリニア](回転角度にかかわらず、速く回すと移動量が大きくなり、ゆっくり回すと小さくなる)に固定されます。

AFのON/OFFを思い通りに制御できる動画撮影時のAF-Cモード

動画撮影用のAFモードにはAF-Cも採用。動画撮影中にAF-ONボタンを押して、静止画撮影と同様の操作感でAFの開始と停止を思い通りに制御できます。AF速度・AF追従感度の設定と組み合わせて使用することで、"フォーカス・プル"テクニック※を用いたより印象的なシーンも撮影可能。FXフォーマット撮像素子とNIKKOR Z レンズによる浅い被写界深度と美しいボケを効果的に活用できます。

画面内のある被写体から別の被写体にピントを合わせ変えることで、その時点の主となる被写体を強調する撮影手法。

映像表現の幅が広がるAF速度・AF追従感度設定

動画モードのピント合わせの速度を-5~+5の11段階で、被写体にピントを合わせる感度を1~7の7段階で設定できます。AF速度・AF追従感度を調節することで、ピントが合う過程を映像表現の手法として利用できます。

AF速度
AF追従感度

動画撮影中に可能な動画と同サイズの静止画撮影

動画撮影中にシャッターボタンを押すと、1回の動画撮影中に最大50コマまで静止画を撮影可能。画像編集で静止画を切り出す手間を省けます。

他の動画素材との同期を容易にする「タイムコード出力」

他の動画素材との同期や、映像と音声の同期を容易にする「タイムコード」を動画データに記録できます※。「タイムコード」と実時間のズレを解消する[ドロップフレーム]にも対応しています。

スロー動画時は使用できません。

アッテネーター搭載の上質なサウンドコントロール

アッテネーターの働きで、大きな音を拾ったときの音割れを軽減します。別売のステレオマイクロホン ME-1、ワイヤレスマイクロホン ME-W1にも対応。マイク感度は動画撮影中でも調整でき、市販のステレオヘッドホンでモニターも可能です。さらに、楽器演奏や街のざわめきなどに適した[広帯域]と、主に人の声に適した[音声帯域]から「録音帯域」を選択可能。内蔵マイク使用時には「風切り音低減」も設定できます。

ステレオマイクロホン ME-1
ワイヤレスマイクロホン ME-W1

動画撮影をサポートする多彩な機能

動画にも「アクティブD-ライティング」を適用可能。輝度差の大きいシーンでも、ハイライト部やシャドー部のディテールを維持し、階調を滑らかに表現した、自然な明るさの映像が得られます。ポストプロダクションで画像調整をしない場合に便利です。

マニュアル露出でシャッタースピードと絞りを固定し、人物のブレ具合と被写界深度を一定に保ちつつ明るさが急激に変化するシーンを1カットで撮影する場合にも、感度のみの自動制御で常時適正露出が得られます。制御上限感度の設定も可能です。

「静止画撮影メニュー」とは独立した専用の「動画撮影メニュー」。静止画⇔動画を切り換えてもそれぞれの設定で撮影できるため、静止画と動画両方を扱うマルチメディア制作者の撮影効率を向上させます。動画撮影中に ボタンを押すと「動画撮影メニュー」にダイレクトにアクセスでき、効率的な動画撮影が可能です。

マニュアルフォーカスで意図通りのポイントにピントを合わせたいとき、ピントが合っている部分を簡単に確認できる「フォーカスピーキング」表示機能を搭載。検出感度も3段階で調節できます。

ゼブラ模様の表示で白とびを容易に確認できる「ハイライト表示」。必要に応じて、どの程度の明るさの部分をハイライト部として表示するか、255-180のレベルで設定できます。[255]を選ぶと、白とびする部分だけを表示します。ゼブラ模様の向きも、被写体の模様や質感に合わせて2種類から見やすい方を選べます。

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