EXPEED 6を2基搭載した画像処理エンジン「デュアルEXPEED 6」を新採用して、決定的な瞬間をより確実に捉えることが可能になりました。高い処理能力により、高速連続撮影と連続撮影コマ数が向上。約14コマ/秒※1で最大124コマ※2までの高速連続撮影が可能。AF/AEもすべての撮影コマで追従します。わずかなニュアンスの違いが決定的な差を生むポートレート撮影やネイチャー撮影、鉄道撮影などを高速連続撮影が快適にサポートします。
273点※のフォーカスポイントが、撮像範囲の水平、垂直約90%という広い範囲をカバー。周辺部の被写体にも高いAF精度を発揮します。また、一眼レフカメラの3D-トラッキングに似た操作感で好評を得ている[ターゲット追尾AF]では、ボタンを押している間のみ被写体にピントを合わせ続けられます。
セットアップメニューの[フォーカス位置の記憶]で、ピントを合わせたフォーカス位置を電源OFF時にも記憶しておけます。ピントを合わせてから電源OFFにして、シャッターチャンスを待ちたい風景撮影や星景撮影などに便利です。
人物、犬、猫の顔や瞳を検出する瞳AF・顔検出AF※と動物AF※が、さらに使いやすく進化。従来の[オートエリアAF]に加えて、動きのある被写体の撮影で安定したピント合わせができる[ワイドエリアAF]にも対応しています。フォーカスエリアを限定できるため、複数の被写体が混在しているシーンでも、ピントを合わせたい被写体を簡単に選べます。設定は メニューで素早く切り換え可能。静止画はもちろん動画でも使用できます。
暗所で活躍する低輝度性能を改善し、-4.5EV※まで高精度なAFが可能です。より暗いシーンでの静止画撮影には「ローライトAF」機能が効果的。-6EV※の暗さまでAF撮影が行えます。
暗いシーンでも手持ち撮影が可能なボディー内手ブレ補正を搭載。カメラブレを直接検知するジャイロセンサーの情報と画像解析による動きベクトル情報を、従来のVR機構で培ったニコン独自のアルゴリズムを用いて処理し、高精度にブレ量を演算。Yaw、Pitch、近距離撮影で目立ちやすくなる上下、左右のブレに加え、動画撮影時に特に目立つRollの計5軸のブレを補正し、幅広い状況下で高い効果を発揮します。NIKKOR Z レンズだけでなく、VR非搭載のNIKKOR F レンズ使用時※2も手ブレ補正が可能です。また、カメラの電源OFF時にVRユニットを固定するロック機構を搭載しており、VR機構の耐久性を高めています。
高速フレームキャプチャなら、一連の動作から目にもとまらないあらゆる瞬間を捉えることが可能。動画ライブビューで200万画素の静止画を最速約120コマ/秒※1、または800万画素の静止画を最速約30コマ/秒※2を、AF/AE追従で撮影できます。狙っても撮れない一瞬さえも、逃さず写し止めることができます。
電子ビューファインダーは撮影に集中をもたらす自然な見えを実現。Quad-VGA有機ELパネルを採用しており、視野率約100%、ファインダー倍率約0.8倍、対角視野角約37.0°を達成しています。ニコン独自の光学技術を活かしたファインダー光学系などにより、収差が少なくクリアーな、光学ビューファインダーに迫る視界を確保。連続撮影時の視認性も向上しており、動く被写体をより追いかけやすくなりました。接眼部の保護レンズにフッ素コートを採用して、防汚性能を高めつつフレアの発生も抑制します。
マニュアルフォーカス時には4つの機能がピント確認をサポートします。撮影前に拡大ボタンを押すと、拡大画像で詳細なピント確認が可能。電子ビューファインダー内では、被写体にピントが合うとピント表示(〇)と選択したフォーカスポイントが緑色に変わって知らせます(フォーカスエイド)。電子ビューファインダーおよび画像モニター下部のフォーカス距離指標※は、無限遠から至近の間でピントが合っている場所を表示。さらに、画面内で最もコントラストが高い(ピントが合っている)部分の輪郭を、カメラが自動検出して色を付けて示す「ピーキング表示」も可能です。