撮像部の上下に高速処理回路を積層配置した部分積層型CMOSセンサー。読み出し速度がZ6IIの約3.5倍※2と非常に速く、最大約120コマ/秒※3の静止画撮影や、フルHD 240pの動画撮影、さらに6K 60pのN-RAW動画のカメラ内記録なども可能です。また、すべての撮影モードでローリングシャッター歪みを抑えた撮影が可能。さらに、EVFのリフレッシュレートも最大120fpsまで向上しており、約20コマ/秒の高速連続撮影(拡張)時にも表示とびを最小限に抑えた、リフレッシュレート60fpsの滑らかなファインダー像(電子シャッター時)で被写体の動きを追うことができます。しかもAFは、EXPEED 7との連携によるZ6IIよりも約20%速い※4合焦速度を実現。動きの速い動物の撮影でもシネマティックな動画撮影でも、かつてないほどの創造力を発揮できます。
Z9、Z8から継承した、最大約120コマ/秒(ハイスピードフレームキャプチャー+[C120])時にも可能なプリキャプチャー機能により、鳥が飛び立つ瞬間のようなこれまで撮り逃していた一瞬も見事に捉えることができます。シャッターボタンを半押しするとカメラが画像を一時的に保存し始め、全押しすると最大1秒前までの画像を記録します。Z6IIIの[C60](約60コマ/秒)は、Z9の[C60]よりも解像度が高いフルサイズ/FXフォーマットの24.4メガピクセルで決定的な瞬間を捉えます。
Z6IIIは動画制作の可能性を大きく広げます。6Kでは12bit N-RAW(最大60p)およびProRes RAW(最大30p)を、5.4Kでは10bit ProRes 422 HQ(最大30p)およびH.265(最大60p)をサポートしており、すべて内部記録可能。これらの映像を基に、4K UHDテレビ放送や4K DCI映画制作では、クロップ、ズーム、トラック、ブレ補正などのエフェクトを柔軟に加えることができます。また、SNS向けのフルHD縦型動画制作時の自由度も高まります。
ミラーレスカメラ史上最高※2の明るさで全く新しい撮影体験を提供するZ6IIIのEVF。屋外での撮影でも、色鮮やかな被写体の撮影でも、あるいはHLGでの撮影でも、鮮明でシャープな結果が得られます。
Z6IIIのEVFは、Z6IIの約4倍、Z9をもしのぐ4000cd/m2の明るさを実現しており、太陽がまぶしい砂浜や雪原など、周囲が極めて明るい環境でも被写体のディテールまで鮮明に確認できます。
Z6IIIのEVFはまた、576万ドットと高解像度。ニコンの優れたファインダー光学設計により歪みや色収差を最小限に抑え、画面の隅々まで細かく鮮明に見ることができます。再生時だけでなくライブビューでも被写体をシャープに確認でき、より快適で楽しい撮影体験が得られます。
ミラーレスカメラで初めて※DCI-P3相当の広色域に対応した最新のEVFは、撮影体験をより豊かなものにします。従来のEVFでは飽和しやすかった鮮やかな赤や深い緑などを階調豊かに再現可能。また、HLG画像/映像の撮影・再生時にカメラ内で直接確認できるオートディスプレイ機能との組み合わせによって、イルミネーションや明るいLEDなどの輝度の高い被写体を撮影する際に、HDRモニターにより近い見えで確認できるため、自信を持って撮影できます。