平素はニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
「Z マウントシステム」のパフォーマンスをさらに高めるAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコンZ 50」のアップデート用「ファームウェア Ver.2.00」およびフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコンZ 7」「ニコンZ 6」のアップデート用「ファームウェア Ver.3.10」を本日7月21日に公開します。
また、ニコンのミラーレス・デジタル一眼レフカメラをWebカメラとして使用可能にするWindows PC専用ソフトウェア「Webcam Utility(ベータ版)」の無償公開を2020年8月上旬より予定しております。
Z 50用「ファームウェア Ver.2.00」では、多くのユーザーの要望に応え、犬と猫の顔・瞳を検出する「動物AF」を搭載します。「動物AF」を使うことで、ピント合わせを気にせず動物とのコミュニケーションや構図に集中でき、狙った写真を撮ることが可能です。また、ターゲット追尾の動作が改善され、使い勝手がさらに向上します。
加えて、Z 50用「ファームウェア Ver.2.00」、Z 7、Z 6用「ファームウェア Ver.3.10」は、主レンズの焦点距離を拡大するテレコンバーター「Z TELECONVERTER TC-1.4x」と「Z TELECONVERTER TC-2.0x」に対応します。
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」をはじめ、今後投入予定のミラーレスカメラ用テレコンバーター対応交換レンズ各種とも組み合わせることができ、望遠レンズの撮影領域を拡大し映像表現の幅を拡げます。
また、パソコン用ソフトウェア「Webcam Utility(ベータ版)」は、オンライン会議が一般化しWebカメラの高まる需要に応えるため、ニコンのミラーレス・デジタル一眼レフカメラをWebカメラとして使用可能にするソフトウェアです。「Webcam Utility(ベータ版)」をパソコンにインストールし、対応するカメラをUSBケーブルで接続することで、高画質なWebカメラとしてオンライン会議に使用できます。
ニコンは、今後も新次元の光学性能を追求し、ユーザーのニーズに応えていきます。そして、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、映像文化の発展に貢献します。
動物AFが新たに追加され、顔認識AFと瞳AFの機能が犬と猫にも対応します。複数の動物の顔認識・瞳認識を行っている場合は、左右のセレクタを使用することにより任意の顔・瞳が選択可能です。なお、動画撮影時には「顔認識」のみが動作します。
静止画モードでフォーカスモードをAF-AまたはAF-C、AFエリアモードをオートエリアAFに設定している場合のターゲット追尾の操作性を向上しました。Z 7、Z 6のファームウェアVer.2.00以降と同様にシャッターボタンを半押ししている間に追尾を行い、ボタンから指を放すと追尾を終了します。また、追尾終了後はフォーカスポイントが追尾開始時の位置に戻るように改善しています。
さらに、カスタムボタンでの「オートエリアAF画面」と「ターゲット選択画面」の間の遷移が可能となり、EVFを覗きながらのターゲット追尾への移行や、追尾対象となる被写体の切り替えがより快適に行えます。
NIKKOR Z レンズの望遠域を広げるテレコンバーターとして、「Z TELECONVERTER TC-1.4x」は1.4倍、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」は2倍に主レンズの焦点距離を拡大※することができます。装着しても最短撮影距離は変わらないため、被写体をよりクローズアップして撮影することが可能。さらに、主レンズのAF性能・VR性能を最大限に活かすことができ、快適な撮影を実現します。
ファームウェアは以下からダウンロードしていただけます(無償)。
内容・導入方法・注意事項などをご確認の上、ダウンロードを行ってください。
2020年8月上旬
Windows 10(64bit版)
Z 7、Z 6、Z 5、Z 50、D6、D850、D780、D500、D7500、D5600
なお、今後発売のミラーレス・デジタル一眼レフカメラも対応予定です。
以上