フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ対応の中望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」(2023年10月発売)が、「カメラグランプリ 2024」において、「レンズ賞」および「あなたが選ぶベストレンズ賞」をダブル受賞しました。
また、フルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 8」(2023年5月発売)にファームウェアVer.2.00で、同「ニコン Z 9」(2021年12月発売)にファームウェアVer.4.00で、新しく搭載された「オートキャプチャー」機能は、「カメラ記者クラブ・技術賞」を受賞し、ニコンはトリプル受賞を達成しました。
「カメラグランプリ」は、写真・カメラ専門の雑誌・Web媒体の担当者の集まりであるカメラ記者クラブが主催するカメラ・レンズ関連の賞です。今回は、2023年4月1日から2024年3月31日の間に発売された製品の中から各賞が選ばれました。
「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」は、カメラ記者クラブの会員やプロフェッショナルフォトグラファーなど、国内外の幅広い有識者から圧倒的な票数を獲得し、もっとも優れた機種として「レンズ賞」に選出されました。
あわせて、一般ユーザーの投票により選ばれる「あなたが選ぶベストレンズ賞」も受賞。多くのユーザーから高い支持を得ていることの証左といえます。
また、「ニコン Z 8」および「ニコン Z 9」にファームウェアアップデートで搭載された「オートキャプチャー」機能が、「カメラ記者クラブ・技術賞」を受賞。「カメラグランプリ 2024」の7つの賞のうち、3つをニコン製品が受賞しました。
カメラグランプリ2024実行委員会のコメント
画面周辺部まで口径食を感じさせない丸ボケを保った描写を「Plena」(プレナ)という固有名称で表現。ボケの美しさだけでなく、ピント面のシャープさと立体感も併せ持つ点が、多くの選考委員に評価された。Plenaは「空間が満たされている」という意味のラテン語Plenumに由来するが、この描写特性をデジタル補正に頼らず実現した設計者の哲学やこだわり、ファインダーを覗いただけで感動したという撮影体験から、“心まで満たされた”とのコメントも寄せられた。
一部ユーザーのコメント(一部抜粋、編集)
ニコンZ 8(同Z 9)のファームウェアアップデートで搭載された「オートキャプチャー」。AIによる被写体検出機能や、距離・動作検知を掛け合わせることで、カメラが自動でシャッターを切るという新しい撮影体験を提供する。従来のプリキャプチャ―機能とあわせて使うこともできるなど、設定した条件を満たすことで自動でシャッターが切れるので撮り逃しもなく、写真家が思い描いた瞬間を捉えることができる。撮影者がカメラから離れられることで野生動物にプレッシャーを与えずに撮影できるなど、これまでは特殊なシステムを組み上げる必要があった撮影を手軽に行えるようになった点を評価。
以上