今回は24-200mmの高倍率ズームレンズで様々な被写体を撮影、作例をたっぷりとご紹介します。広角から望遠までの幅広い焦点距離を活かしながら、構図やカメラ設定の工夫でレンズ1本でもバリエーション豊かに撮ることができます。撮影時のポイントとあわせて、撮影のアイデア、ヒントを見つけてみてください。
撮影監修:斎藤勝則
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
広角から望遠までの画作りができる高倍率ズームレンズ、画角の違いで写りかたはどのように変わるでしょうか。まずは同じ被写体を、焦点距離を変えて撮り比べてみましょう。
こちらはしだれ桜を写した写真です。
次に、富士山を捉えた写真を比較してみましょう。
高倍率ズームでも最短撮影距離が短いこのレンズを使い、カフェで注文したケーキを椅子に座った状態で撮影してみました。
4人掛けテーブルで、座った椅子のはす向かいのテーブル上にケーキを置いてカメラを構えると、広角から標準域の画角では自由なs構図で、望遠側200mmではケーキ全体をアップで撮ることができました。
またAPS-Cサイズ(DXフォーマット)のカメラを使ったり、フルサイズ(FXフォーマット)のカメラなら[撮像範囲設定]を[DX(24×16)]に設定したりすることで1.5倍の焦点距離を得ることができるため、さらに被写体に大きく寄った写真を撮ることができます。ケーキもここまで大きく、画面いっぱいに捉えることができました。
目の前の被写体をより広々とダイナミックに捉え、また遠近感を強調したユニークな画作りもできる広角画角。風景や建物のほか、室内での撮影など近距離の被写体を広く撮りたい場合などにも有効です。
目で見た印象に近いイメージで捉える標準画角。スナップやテーブルフォトを始め、ポートレート、花、風景、食べ物など、自由な構図で心が動いた瞬間を思いのままに切り取ることができます。
遠くのものを大きく写すだけでなく、望遠ならではの圧縮効果、望遠画角になるほど得られる大きなボケ味を活かした画作りも楽しめます。
広角から望遠まで幅広い画角をカバー、画像の中心から周辺までシャープな描写がズーム全域で得られる高性能な8.3倍高倍率ズームレンズです。5.0段(CIPA規格準拠)※の高い手ブレ補正効果を発揮するVR機構を搭載しているほか、小型軽量で持ち歩きにも便利。様々なシーンを撮影したい旅行などに最適の1本です。
このギャラリーでは「レンズレッスン」で撮影した作品を掲載しています。
レンズの種類や目的で絞り込んで作品を検索することができますのでこの種類のレンズでどんな作品が撮れるのか、またお持ちのレンズの参考にしながらご覧ください。