撮影場所:お花見スポット
時期:春
時間帯:日中
天気:晴天、曇天
春の代名詞ともいえるサクラは、咲き誇る花の美しさに誰しもカメラを向けたくなる人気の被写体です。サクラの風景全体を捉える広角から花のアップをカバーする望遠まで、撮影場所に応じて画角が変えられるレンズがあるとよいでしょう。また屋外の撮影となりますので、身軽に持ち運べる機材を選ぶのがおすすめです。
周囲に配慮し、サクラに触ったり傷つけたりすることないようマナーを守って撮影しましょう。
撮影監修:斎藤勝則
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
サクラの名所や川沿いのサクラ並木などさまざまなシチュエーションのお花見スポットをめぐり、撮影場所に応じて画角を変えながら撮影を行いました。
サクラの撮影では天候などの状況に合わせ、露出、ホワイトバランス、ピクチャーコントロールなどを設定することが大切です。晴れた日は青空とのコントラストが美しいものの逆光や白飛びが起きやすいので、小まめに露出補正をしましょう。光がやわらかい曇りの日はサクラならではの淡い花色が表現しやすくなりますが、メリハリのない写真になりがちです。ピクチャーコントロールなどで仕上がりを調整してみてください。
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
枝の高い位置に咲くサクラの花を大きく捉えるために、望遠端300mmでぐぐっと花に寄って撮影。望遠の効果で背景が大きくボケるため周囲の写り込みを整理することもでき、主役の花が引き立つ1枚になりました。
なおアップで花を撮る場合、咲き終わりではないきれいな花を選ぶとよいでしょう。また密集したところではなく後ろに少し空間がある花を選ぶことで、より大きく背景がボケて花を際立たせやすくなります。
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
広角端18mmで川沿いに咲くサクラ並木を橋の上のから撮影しました。川幅いっぱいに咲く見事な枝ぶりや遠くまで続いている様子など、標準画角と比較してより広く周囲の風景を写せていることがわかります。広角ならではのダイナミックなサクラ風景の写真です。
AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
サクラ並木と芝桜との共演が楽しめる河川敷のスポット。広くサクラを見渡せるような場所では風景全体を捉える広角や標準だけでなく望遠側での撮影がおすすめです。写したくないものを避けたり、望遠の圧縮効果を活かした密集度のあるサクラを撮ったりすることができます。
こちらは土手の途中から見上げるように焦点距離155mmでサクラ並木を撮影。引いた状態では曇り空の割合が多くなり暗い印象でしたが、望遠で一部分を撮影することで花いっぱいにあふれた豪華な印象の写真になりました。
有名なお花見スポットをはじめ、街のさまざまな所に咲いているサクラ。開けた場所だけでなく人の多い場所や建物に囲まれた場所もあるかもしれません。一見画作りの邪魔になりそうなものでも、それを活かしながら撮影することでその場の情景が伝わる1枚にすることができます。そんなサクラスナップのアイデアをご紹介します。
どれも似たイメージのサクラ写真になってしまう。そんな方のために、サクラをさまざまな表現で撮るためのアイデアをさらにご紹介します。
広角から超望遠まで幅広い画角をカバーする約16.7倍の超高倍率ズームレンズ。EDレンズ、非球面レンズを採用しズーム全域でクリアーな画像が得られ、また暗所や超望遠撮影時に効果を発揮するブレ軽減効果の高いVR機構(手ブレ補正効果4.0段※CIPA規格準拠)を搭載、高い機動力と相まって撮影シーンをぐんと拡げてくれる1本です。
このギャラリーでは「レンズレッスン」で撮影した作品を掲載しています。
レンズの種類や目的で絞り込んで作品を検索することができますのでこの種類のレンズでどんな作品が撮れるのか、またお持ちのレンズの参考にしながらご覧ください。