マタニティフォトをせっかく撮っても、出産後はアルバムにまとめる時間を作るのはなかなか大変です。マタニティアルバムは、自分の時間が作りやすい、妊娠中にまとめてしまうのがおすすめです。そこで今回は、出産前にアルバムをまとめておき、出産後に産まれてきた赤ちゃんの写真を最後に貼りつけて完成するアルバムを作ります。ここでは産まれてくるわが子へ贈る「手紙」をテーマにアルバムをまとめてみました。
<使用する写真>
マタニティフォトと出産後に撮影した赤ちゃんの写真をL判にプリントしたものを使います。ママひとりのマタニティフォトだけでなく、エコー写真、産まれてくる赤ちゃんのために用意したベビーグッズや安産のお守りの写真、家族で一緒に撮った写真など、写真にバリエーションをつけられるとよいですね。
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<材料>
①弱粘着タイプの台紙(台紙に直接書けるタイプ)
②便せんやメッセージカード(メモ帳でも代用可)
③お好みの封筒
④お好みの写真を飾る素材(今回は手紙を連想させる切手など)
<道具>
①はさみ
②スティックのり
③両面テープ
④定規
⑤カッター
⑥カッターマット
⑦お好みの筆記用具
手順1 アルバムの構成を考える
まず台紙の枚数に合わせて、アルバム1冊を通しての流れ、構成を考えます。今回は1ページ「妊娠初期の気持ち」、2~3ページ「ふくらんだお腹」、4~5ページ「お姉ちゃんとママ」、6~7ページ「赤ちゃんのために用意したアイテム」、8~9ページ「産まれたばかりの赤ちゃん」、10ページ「赤ちゃんと家族」という構成にしました。構成が決まったら、それに合わせて写真をセレクトしていきます。
※8~10ページの写真は出産後に用意します。
手順2 台紙に写真、素材を並べて貼りつける
アルバム全体の流れが決まったら、ページごとに写真と素材のレイアウトを決め、アルバムに貼りつけていきましょう。今回使用する台紙のように弱粘着性タイプであれば素材をそのまま貼りつけることができます。「手紙」というテーマのイメージに合わせて、便せんから写真が出るようにレイアウトしました。
手順3 1ページ「妊娠初期の気持ち」を作る
1枚の台紙に複数の写真をレイアウトするときは、台紙に合わせて写真の周りを切り落としてサイズを調整するとバランスよく仕上がります。ここでは導入として「妊娠初期の気持ち」を表現する写真とその時の気持ちを書き込んだメモを貼りました。
手順4 2~3ページ「ふくらんだお腹」を作る
今回は台紙をイエローとブルーの2種類用意しました。ページごとに色を変えると、明るく楽しげな雰囲気のアルバムになります。また、このページでは予備の便せんやメッセージカードを丸く切り抜き、水玉模様のように写真の周囲を飾りました。使用した素材をアレンジすることで、よりページに統一感を出すことができます。
手順5 4~5ページ「お姉ちゃんとママ」を作る
パパや上のお子さんなどご家族と一緒に撮影した写真で構成するページには、写真に写っている家族からの、赤ちゃんに向けたメッセージを書いてもらい貼りました。
手順6 6~7ページ「赤ちゃんのために用意したアイテム」を作る
赤ちゃんのために用意したグッズを撮影し、その写真で構成しました。今回は安産のお守りと手作りしたマタニティマーク、ベビー服の写真を貼っています。
手順7 8~9ページ「産まれたばかりの赤ちゃん」を作る
赤ちゃんの出生情報(名前、出生日時、身長、体重など)を書き込むためのカードや写真の周囲を飾る封筒や切手など、写真を貼るスペースを空けながらレイアウトします。出産後に生活が落ち着いたところで赤ちゃんの写真をプリントして貼り、出生情報を書き込みましょう。
手順8 10ページ「赤ちゃんと家族」、裏表紙の内側を作る
手順7と同じく、出産前に写真を貼るスペースを考えながら素材をレイアウトしておき、出産後、赤ちゃんと家族の写真を貼って完成です。
ペンで写真を囲むだけで、額縁のできあがりです。太めのペンで描けば線に味が出るので、絵を描くのが苦手な方でも大丈夫。黒いペンで描けばシックな印象に、カラーペンで描くとその色によってまた印象が変わってかわいいですよ。
マスキングテープで写真を飾れば、額縁のように見せることができます。マスキングテープは色や柄、太さが豊富なので、きっちり写真の四隅を囲わなくてもおしゃれな印象にまとまります。
雑貨PHOTOクリエイター/クラフト作家
雑貨のようなかわいい写真を使って制作したフォトクラフト作品のことを"雑貨PHOTO"と呼び、お気に入りの写真を使ったアコーディオンブックや写真の飾りかたなどを提案。各地でワークショップを多数開催。著書やTV、作品展、雑誌、WEBなど幅広い媒体で活躍。