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スイーツを味わい老舗ホテルをめぐる、大人の赤坂・街さんぽ

赤坂は大企業やオフィスビルが建ち並ぶビジネス街でありながら、江戸城名残の外堀や迎賓館赤坂離宮といった歴史スポットもある都会の新しい側面と歴史・文化が共存する街です。ビルの谷間の路地では高級老舗料亭からラーメン店までさまざまなグルメを堪能でき、再開発地区にはショッピングやエンターテイメントを楽しめるスポットもあります。今回はそんな大人の街赤坂でおいしいスイーツを探しつつ、赤坂ならではの老舗ホテルも訪れました。

1、ホットケーキパーラーFru-Full赤坂本店 → 2、パスカル・ル・ガック 東京 → 3、ホテルニューオータニ・日本庭園 → 4、ホテルニューオータニ・ガーデンラウンジ
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1. ホットケーキパーラーFru-Full赤坂本店

路地裏で昔ながらのホットケーキと
絶品のフルーツサンドを楽しむ

赤坂の路地を歩いていると、とあるビルの1階の軒先にホットケーキやパフェをかたどった人形が飾られたお店を見つけました。ここ「ホットケーキパーラーFru-Full赤坂店」は神田にあった老舗フルーツパーラー出身の職人が開いたお店で、昔ながらのホットケーキと厳選されたフルーツを使ったパフェやサンドイッチが人気です。 この日はお店の看板メニューの「ホットケーキ」と「フルーツサンドイッチ」をオーダー。ホットケーキは注文ごとに1枚ずつ焼いてくれるので、まずはフルーツサンドイッチからいただきます。新鮮な季節のフルーツがごろっと入っているこのサンドイッチ、甘さ控えめな生クリームがフルーツを引き立て、自然な甘さが感じられます。
サンドイッチを食べている間に焼き上がったホットケーキが運ばれてきました。銅板で焼きあげたホットケーキはきれいなきつね色で、甘い香りが漂っています。バターを塗ってお店手作りのメイプルシロップをかけると、あっという間にホットケーキに吸い込まれていきます。ナイフを入れて口へ運ぶとびっくり、シロップをたっぷり含んでいるのに外側はさくっとしたままなのです!内側はふわっとしていてふた通りの食感も楽しめ、追加でもう1枚オーダーしてしまいたくなりました。

2. パスカル・ル・ガック 東京

世界のショコラティエからリスペクトされる
パスカル・ル・ガックの世界2号店

次に向かったのはショコラトリー「パスカル・ル・ガック 東京」。オフィス街の中にふと現れるシックな店構えは、まるでパリの街中にいるような気分にさせてくれます。
このお店はフランスの有名なショコラティエ、パスカル・ル・ガック氏がパリ本店に次いで世界で2番目に出店した店舗で、世界初のイートインコーナーも併設されています。
パスカル・ル・ガック氏はフランスのショコラティエの伝統を受け継ぐ職人として2008年にパリ郊外のサン・ジェルマン・アン・レーにアトリエをオープンし、すべてのショコラを手作りしています。もちろん、赤坂店のショーケースに並べられているボンボンショコラやマカロンもパリのアトリエで手作りされたものです。

ショーケースの中にはここの厨房で作られているフォンダンショコラやエクレールショコラなども並んでいます。どれもおいしそうでケースの前で悩んでしまいましたが、シンボルマークが描かれたベーシックなショコラ「ビターガナッシュナチュール」や「プラリネ 胡麻とシトロン」など4つのボンボンショコラを選んでイートインコーナーへ。
パスカル・ル・ガックのショコラはチョコレートそのものの味を大事にしつつ、そこにプラスされたフルーツや香辛料などがアクセントとして感じられるように作られています。「プラリネ 胡麻とシトロン」は焙煎したナッツ類をキャラメリゼしてペーストにしたプラリネの香ばしい味わいが楽しめ、レモンのさわやかな香りがアクセントになっています。「ビターガナッシュナチュール」は口にすると濃厚なチョコの風味が広がり、「食べる」というより「味わう」という言葉がまさにぴったりな感じ。ふだん食べているものと同じものとは思えない、チョコレートの概念が変わってしまうような味わい深い体験でした。

3. ホテルニューオータニ・日本庭園

夜にはライトアップも
都心の一等地に広がる日本庭園

スイーツを楽しんだ後は、赤坂の街並みを眺めながら外堀の内側へ。お堀のすぐ側には屋上に円形のフロアが乗っている特徴的な建物の「ホテルニューオータニ」があります。
ホテルニューオータニは都内でも有数の老舗ホテルで、その足元には広大な日本庭園が広がっています。
この日本庭園は江戸時代から続く約400年あまりの歴史があり、伏見宮家の邸宅だったこの土地をニューオータニ創業者の大谷米太郎氏が買い取り改修、そして1964年にこの地にホテルを建設し庭園はホテルの一部となったそうです。
庭園の中心には「清泉池」があり、池に架かる朱色も鮮やかな「太鼓橋」から池の中を覗くと色とりどりの鯉が寄ってきます。高さが6mもある「大滝」の前に立つと、敷地のすぐ脇には首都高速も走っているというのに車の音や街の喧噪がほとんど聞こえてきません。滝を落ちる水音と木立の中でさえずる鳥の声に耳を傾けていると、ここが都心のビジネス街にあるということを忘れてしまうほど、安らぎのあふれる場所でした。

日が暮れる頃になると日本庭園ではライトアップがはじまり、灯りに照らされた庭園は明るいときとはまた違った一面を見せてくれます。庭園のライトアップは照明デザイナーの石井幹子氏によって監修されたもので、日本庭園の雰囲気を活かしたデザインになっています。
池に架かる太鼓橋もライトアップされ、どこか違う世界へ繫がっているようなムードが漂っています。

太鼓橋を渡った先にある隠れ家のようなレストランのまわりも、辺り一面ライトアップされています。暗い道を抜けその光景を目にした愛海ちゃんが記念にと自分撮りにチャレンジ。キラキラと光る植え込みをバックに幻想的な1枚になりました。

4. ホテルニューオータニ・ガーデンラウンジ

日本庭園を眺められる特等席で
老舗ホテルのムードを満喫

昼夜の日本庭園を満喫した後は、庭園を見下ろせる位置にある「ガーデンラウンジ」へ。ホテルのラウンジらしい落ち着いた雰囲気の中、カクテルタイムで照明が落とされたテーブルの上でロウソクの炎が揺らめいています。
窓側の席に座り、シャンパンと「ワインプレート」をオーダー。グラスに注がれるシャンパンの泡がきらめき、ロマンティックな気分が盛りあがります。ワインプレートにはシュリンプカクテルやフォアグラのマカロンといったひとくちサイズのお料理が並びます。窓の外の日本庭園を眺めながら、マカロンをひとくち。フォアグラの濃厚な風味にマカロンのさくっとした食感がとてもマッチしています。鯛の燻製とクリームチーズといったほかのお料理も、シャンパンのおともにぴったりの絶妙な取り合わせで、シャンパンもついつい進んでしまいます。ライトアップされた庭園と窓ガラスに反射する室内の灯りで演出されるシックなムードの中でいただくシャンパンと彩りそして味わい豊かなお料理で、老舗ホテルの雰囲気を堪能することができました。
日本有数なビジネス街でありながら歴史も感じさせる街、赤坂。街中を歩いてみれば隠れたスイーツの名店や都心の喧噪を忘れさせる庭園があり、街のさまざまな一面を発見することができた一日でした。

ナビゲーター 白石 愛海(しらいし まなみ)

1993年2月22日愛知県生まれ。高校生の頃からモデル活動を始め、さらなる活動の場を求めて上京。最近はラジオのお仕事とかも増えていますが、お芝居の仕事をしてみたいです! やりたいと思ったことは即行動し納得いくまでとことんやる、家族からは「後先を考える」自由人だと言われます。
趣味:モータースポーツ、ダイビングなどのマリンスポーツ
好きな場所:海

お散歩の感想

今日は驚きと発見の一日でした。Fru-Fullのホットケーキそのものがおいしい上に、シロップをたっぷりかけても外側のさくっとしている食感にびっくり!パスカル・ル・ガック 東京のようなチョコの専門店は初めてでしたが、種類が多いのに驚きました。ニューオータニの日本庭園は都心にこんな空間があること、そして昼と夜とで全く違う雰囲気になるのに驚きました。ラウンジは老舗ホテルの雰囲気にちょっと緊張しましたが、おいしいお料理とシャンパンに気分がほぐされました。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1. ホットケーキパーラーFru-Full赤坂本店

昔ながらのホットケーキと、契約農家などから厳選して仕入れたフルーツを使用したパフェやフルーツサンドイッチを提供。ホットケーキは注文が入ってから熱伝導のよい銅板でムラなく焼き上げられ、お店で手作りしたメイプルシロップをかけて味わえる。
住所:東京都港区赤坂2-17-52パラッツオ赤坂1F
電話:03-3583-2425
営業時間:平日11:00~20:00(LO19:30)、土曜~日曜・祝日11:00~18:30(LO18:00)
定休日:月曜(祝日の場合火曜代休)

2. パスカル・ル・ガック 東京

フランスで最高のショコラティエのひとりとされるパスカル・ル・ガック氏がパリ本店に次いでオープンした2号店で、イートインコーナーは東京が初めて。ボンボンショコラやマカロンはパリ郊外にあるアトリエで手作りされたもので、イートインでは日本向けのスペシャルメニューも。
住所:東京都港区赤坂2-12-13
電話:03-6230-9413
営業時間:平日10:00~20:00(LO19:30)、土曜・祝日10:00~18:00(LO17:30)
定休日:日曜
※1月6日~3月14日は土曜・日曜・祝日10:00~20:00営業、ただしイートインコーナーは営業日によってはお休みさせていただくことがございます。

3. ホテルニューオータニ・日本庭園

加登清正公下屋敷や井伊家庭園として400年あまりの歴史がある日本庭園。江戸城外堀に囲まれた約4万平方メートルの広大な池泉回遊式庭園は東京名園のひとつに数えられ、ホテルニューオータニのシンボルになっている。夜間には照明デザイナー石井幹子氏によるライトアップも行われている。
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
電話:03-3265-1111
営業時間:6:00~22:00
定休日:無休

4. ホテルニューオータニ・ガーデンラウンジ

日本庭園を見下ろす特等席にあるラウンジ。グランシェフが手がけるホームメイドスイーツや「サンドイッチ&スイーツビュッフェ」「アフタヌーンティーセット」が人気。毎週金曜・土曜のカクテルタイムにはジャズの生演奏が楽しめる「JAZZ NIGHT」を開催している。
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
電話:03-5226-0246
営業時間:7:00~22:00(朝食7:00~10:00、コーヒーブレイク10:00~11:00、ティータイム11:00~18:00、カクテルタイム18:00~22:00)
定休日:無休

※ こちらに掲載している情報は2020年1月16日現在のものです。

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