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魅惑のチョコレートときらめく夜に出会える丸の内へ

世界有数のビジネス街として知られ、商業施設や観光スポットなども多く、たくさんの人が行き交う丸の内エリア。欧米都市をベースに街づくりが進められたとあって街並みは洗練され、石畳の並木道沿いにハイブランドの路面店が軒を連ねる景観は丸の内ならではです。そんな街の雰囲気に溶け込むように、丸の内には高級チョコレートを扱うお店が多く点在しています。今回はそんな甘く魅惑的なチョコレートの世界をたっぷりと堪能すべく日中にはお店をめぐり、日が暮れた後には今では冬の風物詩となった丸の内のイルミネーションを楽しみました。

1、ラ・メゾン・デュ・ショコラ → 2、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ → 3、ショコラティエ パレ ド オール → 4、東京駅の夜景と丸の内イルミネーション

1. ラ・メゾン・デュ・ショコラ

チョコレートを“味わう”ものへと進化させた
パリの老舗ショコラトリー

「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」は1977年、パリで初めてのショコラトリーとして誕生しました。チョコレートを上質で高級なスイーツとして、じっくりと口の中で“味わう”ものに作り上げたとされるのが、創始者であるロベール・ランクス氏。ラ・メゾン・デュ・ショコラの卓越したチョコレートの味わいと技術は、この店から世界へと広がっていきました。
そんな老舗の風格を漂わせた店内はシックで美しく、チョコレートがずらりと並べられたショーケースはまるで宝石が並べられているかのような雰囲気。店の奥にはイートインカウンターが設けられ、アントゥルメやアイス、ショコラ ショオなどを堪能することができます。

チョコレートに生クリームなどを混ぜて作る口どけのよいガナッシュの上に、チョコレートで薄くコーディングする“ボンボンショコラ”という形を作り上げたのもランクス氏。原材料にこだわり、さらにガナッシュにフルーツやハーブを組み合わせ繊細な風味づけを加えることで、チョコレートの世界をより奥深いものにしました。「ボンボン・ドゥ・ショコラ」はボンボンを作り上げ受け継いできたラ・メゾン・デュ・ショコラの熟練技の結晶です。特にダークガナッシュを使ったボンボンはメゾンの代表ともいえる一品。口の中に広がっていく風味、コク、まろやかな口どけ、余韻……チョコレートを“味わう”という感覚がわかるかもしれません。

2. パティスリー・サダハル・アオキ・パリ

フランス発の日本人シェフが手掛ける
アイデアと個性が光るカラフルショコラ

次に向かったお店は「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」です。シェフの青木定治氏は2001年にパリでパティスリーをオープン、瞬く間に話題を呼びフランスを代表するパティスリーとなりました。丸の内店はパリ本店の味と雰囲気をそのまま堪能できるお店。ここでのお目当ては、“サダハル・アオキといえばこれ”といわれるほどの代表作になった鮮やかな色合いの「ボンボンショコラ」です。化粧パレットをイメージし作られたというこのチョコレートはフレーバーごとに色が異なり、箱の中に並ぶ様子は見ているだけで心が弾みます。チョコレートと相性のよいフランボワーズやパッションフルーツだけでなく抹茶や黒ゴマ、ワサビなどといった和の素材とのマリアージュも楽しむことができる、青木氏ならではのアイデアが詰まったチョコレートです。

もちろん、ケーキの味も折り紙つき。形をそろえた四角いケーキは種類ごとにスタイリッシュにデザインされ、カラフルなケーキがずらりと並ぶショーケースの美しさは思わず感嘆の声を上げるほど。
どのケーキを食べようか迷ってしまうという方におすすめなのが、カフェスペースで提供している「デギュスタシオン」。お店おすすめの数種類のケーキが一皿に盛られ、少しずつケーキを食べ比べることができる人気メニューです。南部鉄器で淹れられた紅茶は、和のテイストでおもてなしをしたいとフランス本店で取り入れ始めたもの。お菓子の見た目や味だけでなく、こういったおもてなしのひとつひとつに“お菓子を通して人に喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい”という青木氏の想いが込められています。

3. ショコラティエ パレ ド オール

チョコレートへの情熱と探究心を形に
“発明家”が手掛ける極上の一粒

丸の内を散策しながら最後にやって来たお店は、三枝俊介氏がシェフを務める「ショコラティエ パレ ド オール」。フランス、リヨンの老舗「ベルナシオン」でチョコレートを学び薫陶を受けたという三枝氏が2004年、チョコレートに人生を掛けるという志のもと大阪にお店をオープン。さらに2014年、念願だったというビーントゥバーの工房を清里に作りました。ここ数年、カカオ豆からチョコレートになるまでの工程すべてを一貫して行うビーントゥバーの店舗が増えていますが、三枝氏は日本においてその先駆けともいえる存在。高級感あふれる店内にはそんな三枝氏の探求心が形となった、カカオの本物の香りにこだわった極上のチョコレートがずらりと並べられています。

店名と同じ「パレ ド オール」と名づけられた円形のチョコレートは三枝氏の代表作。ベルナシオン直伝のガナッシュを使い作られた珠玉の一粒です。また長年培った経験と独自の感性で、新発想のチョコレートを生み出してきたという三枝氏。砂糖を一切使わずはちみつだけで甘さをつけた「マールショコラ」や、カカオ100%の中に美容と健康に良い素材を加えた「からだにおいしすぎるショコラ」などはパレ ド オールの定番人気商品となっています。
カフェスペースでいただいたのは、カカオ豆から抽出した成分を加えたスパークリングドリンク「ショコラ ネスパ?!」。見た目は透明な炭酸水、でも口に含むとふんわりと香るカカオの風味にびっくりするドリンクです。“チョコレート界の発明家”とも呼ばれる三枝氏が作り上げたこのお店。チョコレートの新しいおいしさを楽しむことができました。

4. 東京駅の夜景と丸の内イルミネーション

シャンパンゴールドで彩られた丸の内
東京駅の夜景とともに輝く夜を楽しもう

チョコレートの魅力をたっぷりと味わったところで、すっかり日の暮れた夜の丸の内を散策してみましょう。まず向かったのはJPタワー商業施設「KITTE」、目指すは6階にある屋上庭園「KITTEガーデン」です。ここから、創建当時の姿に復原された煉瓦造りの東京駅丸の内駅舎をすぐ目の前に見ることができます。夜になるとライトアップされる東京駅、周囲にそびえる近代的なビル群と一緒に丸の内の夜を美しく彩り、その風格ある美しさについついカメラを向けたくなる場所です。

街のメインストリート「丸の内仲通り」を照らす「丸の内イルミネーション」は2017~2018年の今回で16回目を迎え、今ではすっかり丸の内の冬の風物詩となりました。通りの街路樹には、丸の内らしさをイメージしオリジナルで開発されたという“シャンパンゴールド”のLED電球がつけられ、石畳や通り沿いに並ぶブランドショップのウィンドウを美しく照らしています。

丸の内らしい上品なシャンパンゴールド一色のイルミネーションが、1.2kmにも及ぶ丸の内仲通りを染め上げます。真っ直ぐに伸びる通り沿いには200本を超える街路樹が並び、街全体をキラキラと輝かせていました。写真を撮りながらゆっくり歩いていると、その美しさに思わず笑みがこぼれます。洗練された大人の街、丸の内で出会ったチョコレート、そして光あふれる街並み。いつもよりちょっと贅沢な、優雅なひとときを味わうことができたお散歩となりました。

ナビゲーター 神戸 麻衣(ごうど まい)

1990年9月16日静岡県生まれ。2017ミスユニバースジャパン静岡代表となり得た経験から、多くの女性をキラキラ輝かせる手助けをしたいと思い、モデルのほかビューティーアドバイザーをしています。人前で話すこと、人に何かを伝えることにも興味があり、現在はMCやリポーターとしても活動中です。
趣味:スポーツ観戦(主に野球とバスケットボール)、身体を動かすこと
好きな場所:野球場、カフェ

お散歩の感想

丸の内ならではのおしゃれで大人な雰囲気のイルミネーション。初めて見ましたが本当にステキでした。そしてチョコレートが大好きな私、今回のお散歩をとても楽しみにしていました。どのお店も個性とこだわりを感じ感動しましたし、中でも「ショコラティエ パレ ド オール」はずっと行ってみたかったお店。気になっていた日本酒を使った「獺祭ショコラ」もゲットでき、大満足の1日になりました。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 ダブルズームキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

製品の情報はこちら

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

大きなボケが簡単に作れるレンズです。暗い場所でも開放F1.8の明るさで、手持ち撮影でもぶれにくく安心です。スナップから人物、風景、料理撮影など幅広いシーンで活躍します。

製品の情報はこちら

お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.ラ・メゾン・デュ・ショコラ(丸の内店)

1977年、フランス、パリで故・ロベール・ランクス氏により創業。長年に渡り、チョコレート界の第一線で多くの人を魅了し続けてきた老舗ショコラトリー。“ガナッシュの魔術師”と称えられるランクス氏のレシピを受け継ぐボンボン・ドゥ・ショコラを始め、マカロンや濃厚なクリームが詰まったエクレールも定番の人気商品。
住所:東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階
電話:03-3201-6006
営業時間:11:00~21:00、年中無休

2.パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(丸の内店)

青木定治氏が2001年にフランス・パリでお店を開業。パリを拠点に注目を集める人気パティスリー。看板商品のマカロンやスタイリッシュな形の四角いケーキなど、伝統的なフランス菓子を基本に独自の感性とアイデアを加えた、見た目にも美しいスイーツが並ぶ。丸の内店は2005年にオープン。
住所:東京都千代田区丸の内 3-4-1 新国際ビル1F
電話:03-5293-2800
営業時間:11:00~20:00(サロンは19:45(L.O19:00)まで)、不定休

3.ショコラティエ パレ ド オール(東京)

フランス、リヨンの巨匠、モーリス・ベルナシオン氏から薫陶をうけた三枝俊介氏が2004年、関西初の本格ショコラトリーを大阪でオープン、2014年には念願だったビーントゥバー工房を立ち上げる。カフェを併設した東京店は2007年に開店。長年培ってきた技術や経験にひらめきやアイデアを加えた、チョコレートの楽しさを伝える商品を作り続けている。
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング1F
電話:03-5293-8877
営業時間:月~土11:00~21:00(L.O20:30)、日祝11:00~20:00(L.O19:30)、年中無休(年2回、ビルの定休日のみ休業)

4.屋上庭園「KITTEガーデン」

JPタワー商業施設「KITTE」の6階にある約1,500平方メートルの開放的な屋上庭園。ここから東京駅丸の内駅舎や周囲のビル群などを一望することができる。東京駅構内の電車も見ることができるため、鉄道ファンにも人気のビュースポットとなっている。
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 6F
電話:03-3216-2811(10:00~19:00)
開園時間:11:00~23:00、日祝11:00~22:00 ※天候により閉鎖する場合あり

※ こちらに掲載している情報は2018年01月18日現在のものです。

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