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春節を待つ、活気あふれる横浜中華街めぐり

東アジア最大のチャイナタウン、横浜中華街。中国の文化やグルメ、日本にいながら中国へ旅行したかのような雰囲気が楽しめるとあって、年間を通して多くの観光客でにぎわう人気の観光スポットです。そんな中華街でも最大の盛り上がりを見せるのが、旧暦の正月を祝う「春節」の時期。今回はもうすぐ春節を迎える中華街へ出かけ、その華やぐ雰囲気を感じながら中華街の魅力をたっぷり味わう散歩へでかけました。

1、横濱媽祖廟 → 2、中華街を“味わう” → 3、悟空茶荘 → 4、夜の中華街散策

1. 横濱媽祖廟

港町・横浜の海の安全を護る神様
縁結びでも話題、中華街のパワースポット

最初に訪れたのは「横浜媽祖廟(まそびょう)」です。鮮やかに彩られた門をくぐると、細やかな装飾や彫刻が施された美しい八角形の本堂が目の前に現れます。媽祖廟の「媽祖」とはかつて中国に実在した神通力を持つという女性のことで、古来より航海の安全を護る神様として、中国や台湾などを中心に信仰を集めてきました。そして2006年、ここ中華街にも媽祖廟が建ち、中華街に住む中国の方はもちろん多くの観光客も参拝に訪れるようになりました。現在では、中華街のパワースポットとしても話題になっています。

媽祖廟には他にも縁結び、安産、子宝、学問、金運財産などのご利益がある神様が祀られており、それぞれの神様へ決められた順序でお線香を上げながら参拝して回ると良いとされています。人気だという縁結びのお守りは、縁結びの神様の香炉の上でお線香の煙にくぐらせながら3回まわすとよりご利益があるそうで、奈々ちゃんも作法にならってご縁を祈願。媽祖様にもお参りを済ませ、今年1年のお散歩の安全とステキな被写体との“ご縁”をお願いしました。

2. 中華街を“味わう”

たくさんの人でにぎわう中華街
食に文化に、活気ある街の雰囲気を堪能

約500メートル四方の地域に620ほどの店舗が軒を連ねる中華街。通りをブラブラするだけでも異国情緒を十分に味わうことができますが、中華街に来たらやはり、食の楽しみを欠かすことはできません。気軽にたくさんの中華グルメを楽しむなら、テイクアウトやイートインの店舗をはしごするのがおすすめ。スープごと包んだアツアツの焼き小龍包、もっちりの皮にジューシーな具材がたっぷり入った肉まんなど、おいしい香りの誘惑についつい食べ過ぎてしまいそう!

土産店や占い、中国雑貨を扱うショップも多くあり、中国の文化を感じることができます。そんな中見つけたのは、中国では縁起物とされる伝統芸術「花文字」を扱うお店。鮮やかな色合いの龍や鳳凰などを描きながら、それを組み合わせてあっという間に文字を作り上げていきます。素早く美しく描き上げるその技術にとても驚かされました。

パンダのグッズ、パンダの銅像、パンダの形の中華まん、パンダの壁画や店の看板などなど、よく見ればあちこちで中国を代表する動物のパンダを発見することができます。中華街に訪れた際にはぜひ、あちこちに点在するキュートなパンダたちを探して写真でコレクションしてみてはいかがでしょう?

3. 悟空茶荘

お茶の香りに誘われホッと一息
中国にトリップした気分でお茶を楽しむ

「悟空茶荘」は常時、50種類前後のお茶を飲むことができるという中国茶専門店です。1Fがショップ、2Fが茶館になっており、内装は“上海レトロ”をイメージし中国のアンティーク家具などをそろえ並べているのだとか。店内にはどこかゆったりとした時間が流れ、いつのまにか中国にトリップしてしまったかのような、そんな気持ちになりました。

ここでは、専用の茶器で丁寧に淹れられた中国茶をゆったりと楽しむことができます。茶葉によって使う茶器も淹れ方も変わるそうで、選んだお茶に合わせて店員さんが淹れ方や味わい方を教えてくれます。香り立つ匂い、渋みの少ない涼やかな味わい……お茶との相性も抜群のお茶請けプレートと一緒に、心ゆくまで中国茶を満喫しました。

お茶を楽しんだ後は、1Fのショップへ寄ることに。さまざまな種類の茶器や中国の小物雑貨、そして約100種類はあるという茶葉が所せましと並べられています。「カフェでいただいたお茶も欲しいけど、ちょっと違う感じのお茶も飲んでみたいなぁ」。店員さんに相談しながら、自分へのお土産をじっくりと選びました。

4. 夜の中華街散策

ライトアップされ華やぐ夜の中華街
春節に向けたイルミネーションも登場

中華街を味わい尽くすなら、夜の散策もおすすめです。先ほども訪れた横濱媽祖廟はきらびやかにライトアップされ、昼とは違ったムードで訪れる人たちを楽しませてくれます。どこか荘厳な雰囲気をまとい立つライトアップされた門を背景に、記念写真をパシャリ。撮った写真はリアルタイムでスマートフォンに自動転送されるので、この美しい光景もすぐその場でSNSにアップすることができます。

鮮やかなネオンに輝く看板がずらりと並ぶ様子は、夜の中華街ならではの魅力的な風景です。毎年旧暦の正月にあわせ盛大に「春節」イベントが行われ、11月からは通りのあちこちにランタンや提灯などのイルミネーションが飾られ中華街の夜の街を彩っています。「普段でもこれだけ活気ある中華街、春節はいったいどれくらい盛り上がるのかな?」。そんなことを想像しながら、まだまだ夜はこれからといった様子でにぎわう中華街を後にしたのでした。

ナビゲーター 南 奈々(みなみ なな)

1992年2月9日生まれ。高い所や絶叫アトラクションが好きです。夢はバンジージャンプやスカイダイビング。自分の知らない世界をどんどん知りたいので、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います!
趣味:ホットヨガ、料理、食べ歩き
好きな場所:パン屋さん、自分の家

お散歩の感想

これまでに何度か来ていた中華街ですが、1日たっぷり回って、こんなにも満喫したのは初めてでした! 特に、悟空茶荘でちゃんとした淹れ方で中国茶を味わうことができたのが新鮮で、香りがよくとても癒されました。夜の中華街は雰囲気がとってもステキで、通りを散策するだけでもおすすめです。これからまた何度も訪れたい、お気に入りの場所になりました。

撮影スポットの紹介

撮影地マップ

機材・グッズ紹介

D3400 18-55 VR レンズキット

持ち歩きに便利な小型、軽量ボディーとガイドモード搭載で、初めての方にもやさしいデジタル一眼レフカメラです。カメラとスマートフォンをつなぐアプリケーション「SnapBridge」対応なので一度の設定でスマートフォンに常時接続され、撮った写真を自動転送してくれます。SNSへのアップもラクラク、歓びも感動も簡単にシェアできます。

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お散歩関連情報

撮影のマナーと注意

エリアガイド

1.横濱媽祖廟(よこはままそびょう)

2006年春に横浜中華街に創建。航海、自然災害や疫病などから人々を護る女神「天上聖母(媽祖)」を祀っており、古くから中国沿岸部や台湾を中心に、世界各地の華僑が住む地域などでも信仰を集めている。その他にも縁結び、子宝、学問、安産、金運の神様が祀られ、さまざまなご利益があるとされる。
住所:横浜市中区山下町136番地
電話:045-681-0909(横濱媽祖廟事務所)
開廟時間:9:00~19:00、年中無休

2.萬珍樓(まんちんろう)本店

明治25年創業、広東料理を提供する横浜中華街の老舗中華店。昔ながらの製法で作られる肉まんは、本店隣の売店でテイクアウトができる。国産の「和豚もちぶた」で作った餡を弾力ある皮にひとつひとつ丁寧に手で包んだ、肉本来の味が楽しめる逸品。
住所:神奈川県横浜市中区山下町153番地
電話:045-664-4006
営業時間:11:00~22:00、年中無休

2.上海小籠包専門店 鵬天閣(ほうてんかく)新館

週末には常に行列が絶えないと話題の焼き小龍包専門店。豚肉入りとフカヒレ入りの2種類を販売しており、あっさりしたスープ、ジューシーな餡を特製の皮で包んだ焼き小龍包は、作りたてを熱々のままテイクアウトできる。
住所:神奈川県横浜市中区山下町192-15
電話:045-681-9016
営業時間:月~木10:00~22:00、土10:00~23:00、金・日10:00~22:30、年中無休

3.悟空茶荘

1981年に茶葉や茶器を販売する1号店を中華街に構え、その後中国茶をゆっくり味わうスペースを作ろうと2001年にショップと茶館を併設した店舗をオープン。茶館では常時、50種類ほどの中国茶と各種デザートやフードを楽しむことができる。
住所:横浜市中区山下町130番地(中山路)
電話:045-681-7776
営業時間:2F喫茶/平日 11:30~20:00(LO.19:15)、土曜 11:30~21:00(LO.20:15)、日曜 11:00~20:00(LO.19:15)。
定休日:第3火曜日

※ こちらに掲載している情報は2017年01月19日現在のものです。

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