山梨県北杜市、清里高原。八ヶ岳の麓、南アルプスの山々を見渡すこの地にあるのが、レストランやホテル、工芸品や名産品など清里の魅力を肌で感じることができるナチュラルリゾート施設「萌木の村」です。今回の一番のお目当ては村内のブルワリーで醸造されている人気のクラフトビール「タッチダウン」。清里の豊かな自然を全身で感じながら、八ヶ岳の清らかな水で作られたクラフトビールで乾杯! そんな至福のひとときを過ごす旅にでかけました。
四季折々に表情を変えるナチュラルガーデンと
おしゃれなオブジェやドイツ風建築を楽しむ
萌木の村の植栽はイギリス人ガーデンデザイナー、ポール・スミザー氏が手掛けています。その土地に生息する草木を中心に植栽し、農薬や肥料は一切使わず、植物自身の持つ力を最大限に引き出す「ナチュラルガーデン」と呼ばれる手法で庭造りをしています。植栽を手掛け4年経った今では、以前は見かけなかった蝶やたくさんの野鳥もやってくるようになったのだとか。活き活きと茂る草木たちが出迎えてくれる萌木の村を歩くだけで、心が癒されます。
村内には廃車を利用したガーデングや動物モチーフの置物など、村の雰囲気に合わせたオブジェがあちこちに置かれています。また、村内のカフェや雑貨店、お土産屋さんなどはドイツのロマンチック街道をイメージして作られたという三角屋根のかわいらしい建物で統一されており、歩いているだけで心が躍ります。お店の看板や店先の装飾はどこを見ても画になるものばかりで、ついついシャッターを切ってしまいます。
庭一面に咲き誇るバラの花
花に囲まれて優雅なティータイムを
やってきたのは、花苗やガーデングッズを販売するショップを併設したガーデンカフェ「フェアリーテイルズ」。小さなかわいい庭で、季節の花に囲まれながらティータイムを楽しむことができます。早速庭に足を踏み入れると、清里でちょうど盛りを迎えたバラが、庭一面に咲き誇っていました。
バラだけでなく季節の草花も可憐に花を咲かせており、辺り一面に花風景が広がっています。そんな庭で撮影を楽しんだあとは、オリジナルのハーブティーをいただいてほっと一息。花をぼんやり眺めながらおだやかな時間を過ごしていると、花の隙間からふいに妖精が顔を出しそうな、そんな不思議な気持ちになりました。
まるでおとぎの国のメリーゴーラウンド
遊歩道ではゆっくり深呼吸、森林浴を楽しもう
次にやってきたのは「森のメリーゴーラウンド」。ここにしかない特別感、驚きや感動を訪れる人に味わってもらいたいと、あえて森に囲まれたこの場所にレトロなデザインのメリーゴーラウンドを置いたのだとか。そしてよく見れば、馬に交じってトナカイやダチョウ、クマにウサギ、魚をくわえた猫もいる!? なんともユニークな、おとぎ話の世界に迷い込んだような雰囲気のメリーゴーラウンドです。
萌木の村のシンボルとなっている「開拓の鐘」を鳴らしたら、千ヶ滝を一望できる丘まで続く「滝見の丘遊歩道」へ足を延ばしてみましょう。ウッドチップが敷かれた歩きやすい1kmほどの遊歩道をゆっくりと進みます。葉がさわさわと風に揺れる音、木々の隙間から射す木漏れ日、時折響く鳥の声、澄んだ森の空気……美しい自然に心も体も浄化されていくようです。
最後はお待ちかねのブルワリーに到着
八ヶ岳の水が育んだこだわりの味に感動
ぐるりとめぐった萌木の村。最後にやってきたのはクラフトビールレストラン「ロック」です。お目当てはここに併設されている八ヶ岳クラフトビール・タッチダウンの醸造所、「八ヶ岳ブルワリー」。予約すれば見学もできるということで、醸造家の方に案内していただきました。レストラン1階と地下にある設備で、1度の仕込みで2,000リットルのビールが作られています。設備を周りながらビール作りの工程やビール作りへの思い、本場ドイツの優秀な生酵母を使うなど素材についても話をうかがい、ビールへの期待がさらに高まりました。
広々としたレストランスペースを抜けて解放感あるテラス席へ。そこでいただくのはお待ちかねのタッチダウン! タッチダウンの中でも一番人気だという「プレミアムロック・ボック」を始め、それぞれに個性的な味わいを持つという数種類のビールを飲み比べることに。清里の自然に囲まれながらゴクリとひと口、じんわりと身体に染みるその味を堪能しながら、しばし大人の至福のときを過ごしました。
1993年5月18日生まれ。高校時代から続けているダンスは、テレビやステージで踊ったり、インストラクターをしたりしています。性格はおおらかで楽天的。人を笑顔にできるような仕事をしていきたいです。
趣味:おいしいものの食べ歩き、カフェめぐり
好きな場所:函館
普段からビールはよく飲んでいるのですが、タッチダウンのおいしさには感動しました。高原の爽やかな空気の中でいただいたビール、本当に最高でした! 森の中のメリーゴーラウンドも印象に残っています。物語の中に迷い込んだようなあの不思議な光景は忘れられません。
撮影地マップ | |
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Nikon 1初の自分撮り可能なチルト式液晶モニターを備えたレンズ交換式アドバンストカメラ。開放F値1.8の明るい単焦点レンズを使えば、美しいぼけあじのある作品もタッチパネルで直感的に撮影することができます。
望遠ズームレンズをプラスして使えば、離れた被写体も大きく迫力のある作品が撮影できるほか、人物を背景からくっきりと浮かび上がらせるような美しいポートレートなど、幅広い被写体を捉えることができます。
※ こちらに掲載している情報は2016年08月05日現在のものです。