まだ少し寒さの残る季節、黒潮の影響により温暖な気候に恵まれた南房総千倉では、都心よりひと足早く色とりどりの花が咲きはじめました。海岸線沿いには、花摘み体験ができる花畑や千倉近海でとれた新鮮な魚介や干物を扱うお店などが並び、温暖な気候と同じくらいのどかな雰囲気の街はカメラ旅にぴったり。キラキラ輝く海と春を告げる花々に囲まれながら、どこかなつかしい風景に出会うことができました。
キラキラ光る美しい海原
童心にかえり、磯場の撮影を楽しむ
日が真上に昇りきらない朝の「千田海岸」は、海面に太陽の光が反射してキラキラ輝く宝石のよう。干潮になると先ほどまで海だった場所がゴツゴツとした磯場に変わり、足元の岩と岩の隙間をのぞくと、波に揉まれてできたシーグラスや貝殻が! 気がつけば宝探しの気分で夢中で探し集めていました。
魚市場には水揚げされたばかりの海の幸が!
太平洋の恵みにほっぺたが落ちそう
千田海岸の目の前にある「道の駅ちくら 潮風王国」の館内には鮮魚やお土産を売っているショップが並び、見ているだけでもワクワクします。中央のいけすにはとれたての魚や貝がずらり、つい先ほどまで海にいたイカや魚も元気に泳いでいました。
おなかが空いたところで、今日のランチは潮風王国にある食事処「旬膳 はな房」へ。窓際の席は、海を眺めながら食事ができるベストビュー。豪華な丼ものや定食などメニューが豊富で、悩んだ末に頼んだのは、赤身、中トロ、たたきがたっぷり入った豪華なまぐろ丼です。海の幸に心もおなかも大満足、午後の千倉散策へ出発しましょう。
春の息吹を感じながら細いあぜ道を歩く
花の香りに包まれて花摘みを楽しもう
千田のお花畑は、毎年リピーターが訪れるほどの人気観光スポット。12軒の農家が各エリアを管理し、それぞれの花畑で咲いている花も異なるので、お気に入りの花が咲いている場所を探してみましょう。この時期はストックやキンセンカ、リナリアなどが咲いており、花の撮影を楽しんだ後に花摘みを体験。時折差し込む日差しと咲き誇る花々の香りに、春の訪れを満喫できました。
スナップ撮影の醍醐味は食べ歩きと人との交流
高台の神社から旅で歩いた街を見下ろす
千田の街を散策していると、海沿いの道で干物屋さんを発見。ご主人に声をかけると、海の話をたくさん聞かせてもらうことができました。早春に吹く北西の風は干物作りに最適なんだそう。ユリエちゃんは早速干物を購入して、その場で焼いていただくことに。炭火でじっくり焼いた熱々のサバの干物は、脂がたっぷり乗っていて最高の味でした。こんなすてきな出会いも、カメラを持った旅の楽しみのひとつですね。
のどかな千田の街並みは、どこを切り取っても画になります。海から少し離れ山の方へ歩いて行くと、古い神社の鳥居を見つけました。本殿を目指し石段を登って振り返ると、そこには海を望む大パノラマが広がっていました。旅の最後に出会えた見晴らしのよい景色、すてきな思い出がたくさんできました。
1991年7月12日生まれ。マイペースでのんびりした性格。学生時代から"ユリエッティー"と呼ばれています。散歩が大好きで、お休みの日にはひとりでぶらぶら、1日に8時間だって歩けちゃいます!
趣味:料理、カラオケ、最近ウェイクボードを始めました
好きな場所:海、自然を感じるところ
初めて訪れた場所で、新鮮な出会いがたくさんありました。干物屋のご主人の話が面白く、すごく印象に残っています。炭で焼いたサバを食べたのは初めてで、とてもおいしくいただきました。散歩が好きなので、次に千田の街を訪れたときはもっとたくさん歩いてみたいです。
撮影地マップ | |
---|---|
|
Nikon 1初の自分撮り可能なチルト式液晶モニターを備えたレンズ交換式アドバンストカメラ。焦点距離10-30mmのパワーズームレンズは、風景写真からお花の撮影、旅のスナップまで幅広い撮影シーンが1本で楽しめ、旅のお供におすすめです。
※ こちらに掲載している情報は2016年03月17日現在のものです。