花や緑も少なくモノトーンな景色が多くなる冬、寒さについついお出かけもおっくうになり、カメラをしまいがちになっていませんか? そこでやってきたのは富士山の麓にある「富士花鳥園」です。冬でも色鮮やかな満開の花が楽しめ、様々な種類の鳥にも出会えるという撮影にはもってこいの場所。目の前いっぱいに広がる美しい花々やあちこちから聞こえる鳥のさえずりに癒されながら、カラフルな被写体の撮影を楽しみました。
極彩色の花々が出迎える楽園
暖かな気候はまるで天国のよう!
最初に訪れたのは1年中咲き誇る花が楽しめる「大温室」。温室の扉を抜けるとまず、天井までそびえ立つ「ベゴニア富士山」がお出迎え。富士花鳥園には1,200株のベゴニアが咲いており、大きなものは花の直径が30cmにも達するのだとか。また、姉妹園である加茂荘花鳥園のオリジナルアジサイ「加茂セレクション」も多く展示してあり、季節はずれのアジサイまで見られることに驚きました。
温室中央にある「花の池」には極大輪球根ベゴニアなどの花が浮かび、まるでモネの絵のような美しさです。温室の天井はハンギングベゴニアの花で埋め尽くされ、温室内のカフェではその花の下で食事を楽しむことができます。おすすめは季節限定のフクロウアップルパイ。注文後にパイを焼きはじめ、熱々のでき立てがいただけます。
間近で見ることができる人懐こい鳥たち
エサやり体験を楽しもう
富士花鳥園のもうひとつの魅力は、様々な種類の鳥と間近にふれあえること。鳥たちが自由に飛び回る大きなケージの中に入って鳥を観察したり、インコやペンギンなどにエサを上げたりすることもできます。インコはとても人懐っこく手や肩に乗ってきては、その愛らしい姿で訪れる人たちを喜ばせてくれます。
温室内は鳥だけでなくウサギやモルモットなどもいて、間近で撮影しふれあうことができます。また、売店にはフクロウやインコの雑貨、ぬいぐるみ、文房具、お守りなどのグッズがたくさん並んでいます。フクロウは「不苦労(苦労しない)」、「福来朗(福が来る)」と縁起の良い鳥として親しまれ、フクロウグッズは幸せを呼ぶアイテムとしてお土産に人気です。
頭すれすれを滑空するカッコイイ猛禽類
かわいいフクロウと記念撮影も♪
必見の目玉イベントはお客様の目の前で繰り広げられる猛禽類の「バードショー」。元来、野鳥であるフクロウは人に慣れにくいと言われていますが、富士花鳥園でヒナから育てられたフクロウたちはとても芸達者。バードショーではヨゲンノスリやクロワシミミズク、ベンガルワシミミズクなどの猛禽類が、観客の頭すれすれを飛び回り迫力満点です!
バードショーの終わりには、フクロウを手や肩に乗せて一緒に記念撮影を撮ったり、なでたりすることができます。ショー毎に違うフクロウとふれあえるそうなので、どの子と記念撮影できるかは当日のお楽しみ。杏ちゃんは手のひらサイズのスピックスコノハズクのポッキーちゃんと仲良く自分撮りを楽しみました。
水鳥の楽園を見下ろす雄大な富士山
人懐こいエミューは食いしん坊
温室を出て森の小路を抜けると「水鳥の池」と「エミュー牧場」へ行くことができます。天気の良い日は水鳥の池越しに雄大な富士山が望めます。大迫力の富士山とキラキラ輝く水面の中を泳ぐフォトジェニックな水鳥を見たら寒さもなんのその、シャッターを切らずにはいられません。
エミューはダチョウと同じく羽根が退化して飛べませんが、時速40kmで走れる機敏な鳥。さらにとても人懐こく、食いしん坊なのだとか。「エサ、チョウダイ」と言わんばかりにおねだりして近寄ってきたところをパチリ。花に鳥に、最後は富士山までシャッターチャンスに恵まれ大満足の1日でした。
1994年9月17日生まれ。バイクが大好きな現役美大生。写真は撮るだけでなく、展覧会など鑑賞も大好きです。これからも写真を勉強しながら、フォトジェニックな場所を紹介していくのでよろしくお願いします!
趣味:モータースポーツ観戦、サーフスポーツ、食べ歩き&飲み歩き
好きな場所:サーキット、海
富士山をこんなに間近で見るのは初めてで、その大きさに感動しました! 富士花鳥園は空気もきれいで、花もたくさんあり自然好きには大満足なスポットだと思います。実は鳥は得意なほうではないのですが(笑)、人懐こい鳥たちとふれあううちに「かわいい」と思えるようになり良かったです。
撮影地マップ | |
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Nikon 1初の自分撮り可能なチルト式液晶モニターを備えたレンズ交換式アドバンストカメラ。望遠ズームレンズを組み合わせて使えば、遠くのものが大きく写せるので迫力のある作品が撮影できます。
※ こちらに掲載している情報は2016年02月18日現在のものです。