大きな水遊び場やフィールドアスレチックが人気の千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」。「子どもにおすすめ?」と思いきや、カメラを持ってのおでかけにもとても楽しい場所なのです。船橋市と姉妹都市のデンマーク・オーデンセ市に生まれた童話作家、アンデルセンに由来して名づけられたこの公園。アンデルセンが活躍した1800年代のデンマークの田園風景を再現したという「メルヘンの丘ゾーン」をめぐりながら、のどかで美しい田園風景を探しました。
おとぎの国に迷い込んだよう!?
色とりどりの花に囲まれた美しい広場
南ゲートから「イベント広場」に入ると、そこはまさにおとぎの国。アンデルセン童話の「みにくいあひるの子」をモチーフにした大きな噴水と、デンマークにあるフュン野外博物館の管理棟をイメージしたという真っ赤な建物。その周囲には季節に合わせた色とりどりの花が咲き、訪れる人たちを喜ばせてくれます。
「イベント広場」から離れ少し歩いていたら、アンデルセンの童話に出てくる街をイメージして作られたという「ミニチュアガーデン」を見つけました。カラフルな外壁と格子の柄がかわいい建物、この小さな街の中を歩いていると童話の世界に迷い込んだような気分になります。
長く愛され続けてきたアンデルセン童話
あらためて知るその奥深い魅力
「童話館」では、アンデルセンの住んでいた部屋を再現した展示やその生涯を学ぶことができるコーナーの他、アンデルセン童話の人形劇シアター、絵本などがあります。子どものころに夢中になって読んでいたあの話やこの話、もう一度ゆっくりひたってみるのもいいですね。
自身の人生観を投影して書かれたものもあったというアンデルセン童話。彼がどんなふうに暮らし、どんなふうに童話を書いていたのか、その生涯にふれることでアンデルセン童話が世界中で愛され続けてきたその理由がほんの少しわかったような気がしました。
晴れ渡る青空に映える粉ひき風車
美しいデンマークの田園風景を写真で残そう
「メルヘンの丘ゾーン」のランドマークともいえる風車は、デンマークの風車職人が手掛けたというデンマーク式の粉ひき風車です。晴れ渡る空の下でかわいらしい形の風車を写真に収めていると、まるでデンマークに トリップしたかのような気分になりました。
かやぶき屋根と白い壁、赤い格子窓がなんともかわいいこの建物は、1800年代当時のデンマークの農家を再現したものだそう。室内にあるベッドや木製のベンチ、農具などは当時のものをそのまま展示しており、どこを撮っても画になる場所です。
豊かな自然を楽しみながら、しばし広い園内を散策しましょう。遊歩道の脇には四季折々の野の花が咲き、虫たちがせわしなく花と花を行き来しています。今はまだ深い緑色の雑木林も少しずつ色づき始め、近づいてくる秋の気配を感じながら撮影を楽しみました。
木々に囲まれた静かな湖畔風景
「太陽の橋」からの眺望は必見!
公園内の「メルヘンの丘ゾーン」と「ワンパク王国ゾーン」を結んでいる長さ84m、高さ13mの「太陽の橋」を渡ります。橋の上にはカラフルなケイトウの花が咲き並び、おとぎの国へと続く夢の橋のよう。なお、橋の上から「太陽の池」を見渡せる湖畔の風景はこの公園の見どころのひとつですので、お見逃しなく。
「太陽の池」は広さ約1.6ヘクタール、湖畔には屋根に芝を張ったヨーロッパの農家風のボートハウスがあります。木々に囲まれた静かな湖畔とかわいいボートハウスのある風景は、どこか遠い異国の地を思わせます。
美しい田園風景の中を歩きながら童話の世界にひたり、最後は美しい湖畔の風景の中、童心に返ってボート遊びを楽しむことができます。子どもだけでなく大人も存分に満喫できる、そんなおとぎの国のお散歩でした。
撮影地マップ | |
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初めての一眼レフカメラでも、カンタンに撮れるガイドモードつきの安心カメラです。解像力の高いNIKKORレンズとセットで細かいところまで鮮明に再現してくれるので、その場の空気感までしっかり写します。
※ こちらに掲載している情報は2015年9月17日現在のものです。