「サウダーデ（郷愁）と人の温もり ポルトガルの甘く優しい旅」撮影ツアー

旅の思い出をやはり「写真」として残しておくのはいいものだと、皆さんご応募の力作から感じることができました。ポルトガルでの撮影はドラマチックで、とても変化に富んだものでしたから、作品選択にはずいぶん迷われたようです。そのことも大きな収穫といえましょう。
さて、そんな中で特選に輝いた今西さんの「世間話し」は多くの皆さんもレンズを向けた被写体ですが、とても正確なフレーミングとシャッターチャンスが光ります。準特選の城島さんの「マダム」も撮影時のちょっとした出来事を思い返し、楽しい旅のひとときをモノクロでよく再現したものになっています。また関さんの「ピオダンの夜」は、まるで宝石が散りばめられているような美しさで、村の素朴さをさらに強調しています。その他にも実に多彩な作品が並びました。写真展も同時に行いますので、きっと充実した展示となるでしょう。