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第43回土門拳賞受賞作品展石川 真生「石川真生 私に何ができるか」

大琉球写真絵巻パート9より
「沖縄でバイレイシャル(ミックスルーツ)として生きること」 2021年

会期

2024年4月30日(火)~2024年5月14日(火) 日曜休館、5月3日(金)~5月6日(月)休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

2024年5月23日(木)~2024年6月5日(水) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

第43回土門拳賞(主催・毎日新聞社、協賛・東京工芸大学、協力・ニコン、ニコンイメージングジャパン)が石川真生氏に決定した。受賞対象となったのは写真展「石川真生 私に何ができるか」(東京オペラシティアートギャラリー)。

「石川真生 私に何ができるか」は、70年代から一貫して沖縄と沖縄の人々を撮影し続けている石川真生氏の圧巻の写真展。黒人米兵を顧客とするバーで働きながら、同僚の女性たちと黒人兵士との交友を撮影した初期の作品から、琉球史のさまざまなシーンを友人知己に演じてもらった創作写真と米軍が存在し続ける沖縄の現在に迫るドキュメンタリーとで構成される『大琉球写真絵巻』まで。状況に身を投じてその状況を浮かび上がらせた写真はその持続する志が高く評価された。

土門拳賞について

土門拳賞は、今日の写真文化の大きな流れのひとつをつくった土門拳の輝かしい業績をたたえ、毎日新聞社が創刊110年記念事業のひとつとして、1981 年に制定、毎年、プロ・アマを問わず優れた成果をあげた写真家を表彰している。
受賞記念展が東京と大阪のニコンプラザで開催され、作品は山形県酒田市の「土門拳記念館」で展示された後、同館に永久保存される。
第43回の選考委員は、大石芳野(写真家)、石川直樹(写真家)、梯久美子(作家)、北島敬三(写真家)、砂間裕之(毎日新聞社執行役員)の5氏。

プロフィール

石川 真生(イシカワ マオ)

1953年、沖縄県大宜味村生まれ。1970年代から写真をはじめ、WORKSHOP写真学校東松照明教室で写真を学ぶ。沖縄を拠点に制作活動を続け、沖縄の人々に密着した作品を制作している。国内外で広く写真を発表し、沖縄県立博物館・美術館のほか、東京都写真美術館、福岡アジア美術館、横浜美術館、ヒューストン美術館(アメリカ)、メトロポリタン美術館(アメリカ)など、パブリックコレクションも多数。

*主な受賞歴
2011年:さがみはら写真賞
2019年:日本写真協会賞作家賞

*主な写真集・著書
1982年:『熱き日々 in キャンプハンセン!!』(あーまん出版)
1995年:『沖縄と自衛隊』(高文研)
2002年:『沖縄ソウル』(太田出版)
2010年:『LIFE IN PHILLY』(禅フォトギャラリー、Gallery OUT of PLACE)
2011年:『FENCES, OKINAWA』(未來社)

*主な写真展
1977年:「金武の女たち」ミノルタフォトスペース/東京都
1999年:「日の丸を視る目」阪南中央病院/大阪府 他、全国巡回
2009年:「フェンスOKINAWA」那覇市民ギャラリー
2021年:「石川真生展:醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。」沖縄県立博物館・美術館

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