2020年コロナ禍。行動自粛の中、撮影地を大阪市内に決めて歩き始めました。
長年、風景写真を撮ってきましたが、スナップを撮るのは初めての経験でした。
最初は只々光を追いかけて撮影していました。
やがて季節と時間により光と影が絡み合い様々な表情を見せてくれることに気づき夢中になっていきました。
また、次第に影は人々の生活や過去、本質を引き出しているように感じるようになりました。
明るさを引き出す影。 美しさと彩を引き出す影。
生活の臭いのする影。 生活の歴史が見える影。
人のやさしさと生活が見える影。
影は人々の生活と生きた証を引き立てていました。
これを機にもっと心に響く光と影の絡み合う写真を撮ってみたいと思っています。
(溝口 広子)
愛知県出身
大阪府立女子大(現、大阪公立大)卒
ニッコールクラブキャッスル大阪支部所属
【受賞歴】
ニコンフォトコンテスト准推選
ニコンフォトコンテスト特選
ニコンフォトコンテスト入選
JPS入選
【個展】
2016年 「蓮池巡礼」(ニコンプラザ大阪 THE GALLERY)