アニミズム(英語: animism)とは、生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方。作品を作っていると、生命感を感じる作品が出来る事があります。そんな作品をまとめました。
作品はVRパノラマの可能性を模索する中から生まれました。360度を写した画像をメルカトルやステレオグラフィックといった地図の投影法で描く事で制作します。被写体に感じた生命感を強調しました。
3つの点が逆三角形型に配置していると、それを顔のようなものと脳が認識する事をシミュラクラ現象と言います。生命感など錯覚だと思いますが、見慣れた風景を違って見る事が出来れば写真を続ける力となります。
連続作品のように写真はソフト上で大きく変わります。フィルムの頃は出来なかった事。コロナ禍で外に出られない中、パソコン上で過ごす時間は楽しいものでした。植物も東京タワーも動いているように制作し、展示も躍動感を意識しました。お楽しみ頂ければと思います。
(野田知明)
1967年 福岡県生まれ
<個展>
1997年 「震災二年」WTCビル(大阪南港) COSMO GALLERY
<清里フォトアートミュージアム収蔵コレクション>
阪神淡路大震災 生田神社(平成6年11月20日、平成7年1月18日、平成8年6月2日撮影)3点
阪神淡路大震災 JR東海道線(平成7年1月19日、平成8年1月17日撮影)2点
平成10年台風第7号 室生寺(平成10年9月28日、平成12年10月21日撮影)2点
<賞>
2014年 HTML5 Japan CupにてFirefox OS 賞を受賞 VRパノラマ作品