私達が忘れてしまった「しあわせ」、ゆったりと流れる時間、カメラを持って異国の人々の生活を覗き、「しあわせ」とは何かを自分に問いかける撮影でした。
発展目覚ましいネパールの首都カトマンズの日常。毎朝、街の至る所に祀られている神々に花や蝋燭を捧げて回る人々。私達が忘れてしまっていた来世へのの思いを強く感じました。
チトワン国立公園の象と暮らす人々、村の生活。
ジャナクプルはインド国境に近い町。年に一回11月に行われる、女性中心の祭りを撮らせて頂きました。家族の幸せを願い供物を捧げ既婚女性が日没と日の出に聖なる水に入り祈りを捧げます。
素朴で逞しく生きる人々に出会い、日々神、仏に祈りを捧げ家族と心豊かに過ごす暮らしから「しあわせ」を感じて写真にしました。
この写真から皆様も「しあわせ」を感じていただけたら幸いです。
写真展へのご来場を心よりお待ちしております。
(菊地博子)
1942年 長野県生まれ