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Japan
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<ニコンサロン>
宮嶋 茂樹
忘れられた香港 ~The forgotten State~

会期

2021年8月31日(火)~2021年9月13日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

100万ドルの夜景を誇る香港、グルメにショッピングに飽くる事なき観光の町、そしてアジアのビジネスの中心となる国際金融都市国家。そんな香港が一昨年以降荒れに荒れた。
1997年7月、香港の主権が英国から中華人民共和国に返還された。その時一番喜んだのは他ならぬ香港市民だった。それ以後50年間は中国政府が国際社会に約束した「香港の高度な自治を認める」いわゆる「一国二制度」は当の中国政府により、わずか22年で崩壊し、香港の実質「一党独裁下」は完成しつつある。
香港でのこれまでの自由な暮らしや、現社会制度を守ろうとする者、そしてそれを破壊し、やがて来る大国の傘の下でしかるべき地位を得ようとする側、その是非を写真家はあえて問わず、ここまでして守るべきものとは一体何か、大国がここまで恐れる思想とは何かを日本人に問いたい。そして写真家はこの双方の戦いを記録すべく、歴史から忘却されることなきよう香港に「通い」つづけた。
しかし、その結果を見ることなく、昨年来ぱったり行けなくなった。中国政府が一方的に定めた、「外国人にまで適用され」「最悪終身刑まで処せられる」新たな法令に我が身の危険を感じたから・・・というより、コロナ禍のせいで。

(宮嶋 茂樹)

プロフィール

宮嶋 茂樹(ミヤジマ シゲキ)

1961年兵庫県生まれ
日本大学藝術学部写真学科卒業
講談社フライデー編集部専属カメラマンを経てフリーに転身、しばらくカメラで食えない時代もあったが、今や自他共に認める「報道写真家」。
主に週刊誌や雑誌媒体でしのいでいる。世界の紛争地にものこのこ出かけているが、一昨年の本展示の香港取材を最後に、現在まで一度も海外に出ていない。コロナ禍のせいで。

通称「不肖・宮嶋」
自称「写真界のG・クルーニー」(年齢と髪型が同じ)
日本写真家協会会員
日本大学客員教授
「東京拘置所の麻原彰晃」で第3回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞
第4回日藝賞受賞

写真集・著書
「鳩と桜 防衛大学校の日々」(文藝春秋)「スクランブル」(講談社)
「再起 不肖・宮嶋の歩いた東日本大震災の記録」(KKベストセラーズ)
「不肖・宮嶋 いつでも どこでも 誰とでも」(小学館)「国防女子」「国防男子」(集英社)
他、40冊以上に及ぶが、絶版になったものも多い。そのどれもが採算を上回る。

写真展
「The Cadets 防衛大学校の日々」(キヤノンギャラリー東京・大阪/2019)
「不肖・宮嶋 写真展 70年」(富士フイルム フォトサロン東京・大阪/2016)
「不肖・宮嶋 写真展 いつでも どこでも 誰とでも」(東京都写真美術館、ノリタケ美術館等)

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