2018年2月に訪れたネパールの首都カトマンドゥ市内。ネパールの現状は2015年の大地震以外あまり知られていません。昔の日本のままだと言う人もいます。しかし、1995年ごろから外国へ行くネパール人が多くなったことや、ツーリストと出会うことによってアイデンティティも多様化し、子供たちにより高い教育のチャンスを与えています。お金や古着をもらってきた人たちも生活力を身に付けネパール人としてのアイデンティティを意識するようになりました。
初めての学校訪問時に楽しく会話が出来るようにと一年間ネパール語を勉強しました。「AKASHI」はネパール語で、「sky」を意味し、みんな空を見上げて笑みを浮かべてくれました。空のもつ明るいイメージが心地よいものでした。学校に通う子供たちは学ぶ喜びを知っています。彼らはしっかりとした夢と憧れを持っています。それらを実現させ、未来を支えてくれることを信じています。
(明石雅江)
大阪市生まれ、大阪外国語大学卒業、45年間 塾経営
2017年4月 ニコンサロンbis大阪にて写真展「静寂と喧騒」開催。