2019年9月10日(火) 〜 2019年9月30日(月) 日曜休館
2019年9月10日(火) 〜 2019年9月30日(月) 日曜休館
2019年10月10日(木) 〜 2019年10月23日(水) 日曜休館
1919年9月岡山県に生を受けた三木淳は、終戦後タイム・ライフ社に日本人初の正式なスタッフ・フォトグラファーとして入社を果たし、国際的報道写真家として活躍、多くの素晴らしい作品を残します。1956年にタイム・ライフ社を退社してフリーになってから1992年72歳で逝去する直前まで、国内外で精力的に撮影を続けました。
生前三木が書き記した次の言葉があります。
「私にとって写真は哲学である。自然が私の周囲を回っている時、感性がスパークした一瞬シャッターを切る。私の心は1枚のフィルムに刻印される。自由とは何か。平和とは何か。美醜とは何か。これらの設問に写真は答えてくれる。写真を極めることは難しい。しかし、挑戦することは嬉しい行動である」
今年生誕100年を迎えるのを機に、本展では三木が戦後から平成初期まで半世紀に渡り撮り続けた作品約90点を展示いたします。三木の写真哲学に触れると共に、激動の時代を駆け抜けた写真家の軌跡を会場でぜひご覧ください。
9月16日(月) 14:00-15:00 ニコンプラザ新宿
西村光司 「三木先生と黒沢映画を語る」
9月23日(月) 14:00-15:00 ニコンプラザ新宿
須田慎太郎 「写真家 三木淳と『ライフ』の時代」
※予約不要、入場無料です。当日直接会場にお越しください。
1919年 岡山県生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中、マーガレット・バーク=ホワイトや土門拳の写真に影響を受け報道写真家を志す。卒業後サンニュース・フォトス、INP通信社を経て、1949年「LIFE」誌デビュー、タイム・ライフ社に日本人初の正式なスタッフ・フォトグラファーとして入社。在籍7年の間「LIFE」誌の表紙に掲載される「葉巻をくわえた吉田茂首相」のポートレートや朝鮮戦争の第一線での取材など活躍する。タイム・ライフ社を退いた後フリーランスとなり世界各地を取材。1973年脳腫瘍に倒れた後は取材活動の傍ら後進の指導にも力を入れ、1977年からは日本大学芸術学部写真学科で教鞭を執る。日本写真家協会(JPS)、日本写真作家協会(JPA)、ニッコールクラブ会長を歴任。土門拳記念館初代館長。
1992年逝去 享年72歳。
1983年紫綬褒章 、1989年勲三等瑞宝章受章、1992年正五位叙位