写真展内容
2012年〜2016年までの各年8月6日(一部8月5日を含む)に、広島平和記念公園内で撮影したスナップ写真、モノクロ40点を展示する。
2011年4月に個展「8月6日 広島平和記念公園の人々」を開催したが、なんと、その直前に東日本大震災・福島原発事故がおきた。日本はこれからどう変わるのだろう、変わることができるのだろうかと、さまざまな思いに駆られた。そして2012年以降も8月5日、6日の広島を訪れた。被爆70周年の年があり、米国大統領の訪問もあった。しかしなにより、世の中が大きく動き始め不安がよぎる5年間だった。かつて広島市内有数の古くからの繁華街として賑わい、多くの人々が居住し暮らしていた所、今も土の下に多くの犠牲者の遺骨が眠る所。この公園はこれからどのような8月6日を迎えていくのだろうか。 (後藤安男)
作者のプロフィール
後藤 安男(ゴトウ ヤスオ)
1946年兵庫県尼崎市生まれ。大阪府茨木市在住。71年大阪外国語大学中国語学科卒業。82年フォトグループABCに入会。ニッコールクラブ会員。
写真展に、2011年「8月6日 広島平和記念公園の人々」、12年「私図鑑「構造物」」、14年「過ぎてゆく景色」(以上ニコンサロンbis大阪)がある。