全国高等学校文化連盟展
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第40回全国高等学校総合文化祭写真部門優秀作品展
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9/1 (木)
~9/7 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
本展では、第40回全国高等学校総合文化祭広島大会写真部門において、入賞した作品を展示する。
各都道府県で審査のうえ優秀と認められた作品5~10点、合計309点が選抜され、さらに写真家の織作峰子氏、並木隆氏が審査し、優秀と認められた作品である。
同文化祭で写真展を主催する全国高等学校文化連盟正会員団体高等学校全国写真専門部は、写真を愛好する高校生の唯一の全国組織であり、全国高等学校総合文化祭での写真展を中心に活動を展開している。
映像文化全盛の時代、一枚の写真に自分の想いを表現した現代の高校生の感性を感じ取ってほしい。
モノクロ・カラー計30点。
川岸 じろう 写真展
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大阪・運河
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9/8 (木)
~9/14 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
昔から、大阪には浪花八百八橋と言われるぐらい橋があり、その数だけ川が流れていた。大阪が今日の隆盛になったのは、河川の水運利用が多かったからで、その多くは掘り起こしたり、大改修されたりしたものであった。大阪に現在残っている運河は18本で、埋め立てられた運河は15本以上あると推測される。
現存している運河も、使われて大発展している運河と使われていない運河と明暗が分かれる。中でも道頓堀川は、江戸時代から町の発展に大きく寄与している。
作者の家の近くにある「平野川分水路」は、以前「城東運河」と呼ばれ、田んぼの水引き用に使われていた。水量も多く鯉や鮒などがたくさんいて、作者はそこでよく遊んだものであった。
しかし時代が変化し、田んぼに家が建ち、護岸壁が設けられ、生活排水などで汚れていった。
多くの運河は陸運の発展とともに埋め立てられ、高速道路や公園に変わってしまった。作者は昔を思い出しながら、大阪の運河を6年間撮影してきた。このほど「大阪・運河」として纏めて展示する。
モノクロ40点。
作者のプロフィール
川岸 じろう(カワギシ ジロウ)
1936年大阪府大阪市生まれ。96年サンスター株式会社を定年退職。
98年全日本写真連盟大阪府本部委員、2005年日本写真作家協会会員、07年日本針穴写真協会会員になる。フォトフレンズZ支部、東住吉フォトガンバ支部、2003写創支部、K&Gグループ、日曜クラブで講師を務める。
写真展に、03年「下町賛歌Ⅰ」(ミノルタフォトスペース大阪)、06年「下町賛歌Ⅱ」(ミノルタフォトスペース大阪)、08年「針穴からのぞいた大阪」(大阪市中央公会堂)、09年「三宅島その後 明・暗」(ニコンサロンbis大阪)、10年「癌とたたかう」(ニコンサロンbis大阪)、12年「敗戦の記憶」(ニコンサロンbis大阪)、14年針穴写真展「なにわ百景」(ギャラリーT.E.N)、15年「敗戦の記憶」(ギャラリーT.E.N)、「K&G展」(11年度~16年度まで6回開催)がある。
受賞歴に、全日本写真連盟主催のコンテスト(朝日新聞社賞など多数)、ニッコールフォトコンテスト(入賞数回)、日本写真家協会主催のフォトコンテスト(入賞数回)、エプソンフォトグランプリ(ラージエプソン賞)、日本写真作家協会主催のフォトコンテスト(入賞)、光展など多数がある。
清水 裕貴 写真展
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熊を殺す
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9/15 (木)
~9/21 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
本展では、群馬県六合村の湖をモチーフに、民話の語りを取り入れながら、人の世界と森の世界のあわい(間)を表現した作品を展示する。
湖は山と村の境界に佇み、昔から山の生き物と村の人間のひやりとする接触の場であった。
湖畔には、動物との奇妙で唐突な接触、水の底や森の陰に住む形の見えないものとのやりとりなど、どこか恐ろしいが取り留めのない民話が漂っていた。
夕闇に落ちていく山の中、獣の光る目を炎と勘違いして、煙草に火をつけようとした男の昔話がある。キャンプ場には、ダム建設で死んだ幽霊が出るという。
ひとは今も昔も湖畔でさまざまな幻視を経験する。
熊笹をかきわけて暗い森を奥へ奥へと進んでいけば、さまざまな獣の気配を感じるが姿は見えない。水の反射、葉の揺らぎにさまざまな幻を見て、物語の世界に入っていく。
カラー30点。
作者のプロフィール
清水 裕貴(シミズ ユキ)
1984年千葉県生まれ。2007年武蔵野美術大学映像学科卒業。
写真展(個展)に、12年「ホワイトサンズ」(ガーディアン・ガーデン/銀座)、14年「mayim mayim」(NEW ACCIDENT/金沢)、同年同展(UNDO/三ノ輪)がある。14年西根ナーレ(山形県長井市)、15年中之条ビエンナーレ(群馬県中之条町)に参加。受賞歴に、11年第5回写真「1_WALL」グランプリ受賞がある。
平野 聡 写真展
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再構築/
RECONSTRUCTION
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9/22 (木)
~9/28 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
本展は、2014年から16年にかけて行われている渋谷駅周辺の再開発の写真で構成する。
50年や100年に一度といわれる規模のこの都市開発は、2027年の完成を予定している。
この現場を眺める作者は、むき出しの鉄骨や掘り起こされた地面、大型の重機、作業員などが作業用ライトに照らされるさまに魅力を感じ、昼夜、晴雨と続けられる工事によって急速に姿形を変えていく渋谷を写真に収めた。完成した建築物と違い、見られるために存在していない、静止していない構築物。それが人工灯に照らされるさまは、現代の都市を表象しているように見える。
また、本展では、モダニズム的理想主義とポストモダニズム的懐疑主義、ドキュメンタリー・リアリズムとデジタル加工、コンセプチュアルな厳格さと偶然の観察、オリジナルと複製、破壊のイメージと復興のイメージなどや、その枠組み自体の有効無効がせめぎあう現代の写真展を再考する。
モノクロ22点。
作者のプロフィール
平野 聡(ヒラノ サトシ)
1983年新潟県生まれ、東京在住。
主な写真展(グループ展)に、2015年ヴォーグイタリアとライカギャラリーミラノによる「45 Frames from PhotoVogue」(ライカギャラリーミラノ/イタリア)、「リコーイメージングフォトコンテスト2015-2016」(15年リコーイメージングスクエア新宿、16年富士フォトギャラリー大阪、16年富士フイルムフォトサロン名古屋)がある。
ホームページ http://hiranosatoshi.com
東京写真月間 2016 巡回展
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「写真の日」記念写真展 2016
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9/29 (木)
~10/5 (水)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休
写真展内容
本展は、「東京写真月間2016」の事業の一つとして企画された写真展である。「感動発信!感動共有!」をキャッチフレーズに掲げ、公募した作品から優秀作品を展示する。
言葉では言い尽くせないシーンも写真なら伝えられる。本企画では、撮影技術より「写す人のこころが感じられる作品」の応募に期待している。また、こころに感じたモノやコトを記録するだけでなく、写真を撮る楽しみや発表する喜び、さらには、写真が核になり家族や友達と語り合う「時」と「場」の拡大にもつながることを願って開催している。
作品のテーマは「自由作品」と「ネイチャーフォト」の2部門である。「自由作品」は家族、旅、行事、ペット、乗り物など作品の題材は自由で、「ネイチャーフォト」は野生の動植物、自然現象や自然風景などが主なテーマである。
本展では、入賞入選作品全264点のうち、上位入賞作品を中心に54点を展示する(外務大臣賞1点、環境大臣賞1点、優秀賞10点、レディース賞6点、ヤング賞6点、協賛会社賞(大阪府近郊在住者)13点、ニコン賞4点、入選(大阪府近郊在住者)13点)。
入賞・入選者はもとより、この展覧会を初めてご覧いただく人にとって、本展の優れた作品群が、今後の撮影のヒントや、写真の楽しさのより深いご理解の一助になることを願っている。
モノクロ・カラー計54点。