Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2016年6月

藤江 博写真展

写真
渡良瀬 逍遥
5/31 (火) ~6/6 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

渡良瀬遊水地の広大なヨシ原から発生する霧が醸し出す朝夕などの出合いを追い求め、心に残る渡良瀬遊水地の風景を表現することを目指して、作者は撮影に臨んだ。 フィルムカメラからデジタルカメラに換えて、約4年間撮り続けた作品を展示する。
主な撮影ポイントは、谷中湖、大沼、池内水路、第1調節池、第2調節池、第3調節池などで、魅力にあふれた渡良瀬遊水地での一期一会をとらえた。カラー38点。

作者のプロフィール

藤江 博(フジエ ヒロシ)
1938年 栃木県生まれ。2002年ニッコールクラブ江戸川支部に入会。同支部顧問芳賀健二氏の指導を受け現在に至る。 13年 有志により「渡良瀬会」を発足し、メンバーによる渡良瀬遊水地などの撮影会を行っている。

小川 照夫写真展

写真
「迥眺窓景(けいちょうふうけい)」 -つくばエクスプレス編-
6/7 (火) ~6/13 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

つくばエクスプレスは、東京と未来都市つくばを結ぶ首都圏新都市鉄道である。全長は58.3kmあり、全線は緑の田園地帯を突き切る。2005年に開業し、はや11年が経つ。
ちまたで空き家が問題化しているこの時代でも、この沿線には梅雨明けの筍のように建物が建ち、昨日の緑地が今日は戸建住宅、マンション、大型商業地に変わり、急ピッチに風景が変化してゆく。
走馬灯のごとく“めぐりめぐる”車窓風景は希望に満ちた槌音が響く開発風景か、はたまた緑地が消えた自然破壊風景か? その判定はさて置き、車窓は癒しと夢の45分の旅であった。
モノクロ40点。

作者のプロフィール

小川 照夫(オガワ テルオ)
1939年岐阜県羽島市生まれ。57年岐阜県立岐阜工業高校卒業。同年日本軽金属入社、92子会社を経由し2003年退社。
小学6年生の時、父親の暗室で初めて現像を経験し、感動に打たれて写真を始める。その後独学で学び現在に至る。写真歴は56年。
写真展(個展)に、74年「青春」(大阪サンフォトギャラリー)、77年「縁日の人々」、86年「両国相撲村」(以上、新宿ニコンサロン)、02年「千葉の風」(柏の葉公園緑のギャラリー、千葉市民ギャラリー・いなげ)、05年「迥眺窓景」(銀座ニコンサロン)、06年「奇跡の生還」(千葉市民ギャラリー・いなげ)、09年「房総を駆け抜けるSL」(こみなと稲毛ギャラリー)、10年「フィバー2」(ペンタックスフォーラム)、「メッセージ」(11年ニコンサロンbis新宿、12年ニコンサロンbis大阪)、13年「大荒行成満の僧」(ペンタックスフォーラム)、同年「伝承・イノーノシバヤ」(ニコンサロンbis新宿)がある。グループ展に、07年「電車にみる都市風景」(石元泰博、長野重一、小川照夫他5人展)がある。
受賞歴に、72年「日本カメラ」誌年度賞、73年「日本カメラ」誌、「フォトアート」誌年度賞・招待作家がある。写真集に『迥眺風景』(文芸社)がある。
89年から09年まで写団「玄」主宰。 93年から09年まで日本写真作家協会員。04年(財) 国際文化カレッジ「フォトマスターEX」(総合) 認定。
現在、日本写真協会、ニッコールクラブ (千葉支部顧問)、ペンタックスリコーファミリークラブに所属。「写団モノクロ」主宰。

上出 優之利写真展

写真
モノクロのブルース
6/14 (火) ~6/20 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本展のコンセプトは、「都市生活者のB面(裏側、本音)を垣間見るような写真」と「匂いと音が聴こえてくるような写真」である。繕いながら都会に生きる人たちの素顔や本音の部分を切り撮ったスナップ集を展示する。
撮影場所は東京の夜のストリートを中心に、バーや飲み屋など。そこにいる人やモノから溢れ出るエネルギーや温かさ、人情やちょっとしたおかしみなどをお楽しみいただける作品である。
モノクロ42点。

作者のプロフィール

上出 優之利(カミデ マサノリ)
1962年大阪府生まれ。小学6年生の時、ロックの洗礼を浴びる。18歳の時、バンドメンバーとともに上京。以後30年間、ミュージシャン、DJとして活動する。2010年、新宿に移り住んだことを機に写真活動を開始。FacebookやInstagramに作品を発表し始める。その後、写真家・秋山武雄氏に師事。終始一貫、徹底したストリートスナップを撮り続けている。
写真展(個展)に、11年「新宿のSORA」(下北沢オープンスペース)があるほか、14年、15年、16年にグループ展(JCIIクラブ25)に参加。
受賞歴に、2013年よみうり写真大賞月刊佳作、14年ニッコールフォトコンテスト入選、14年リコーイメージングフォトコンテスト準特選、15年第40回JPS展優秀賞がある。
ホームページhttp://masanorikamide.com

管野 千代子写真展

写真
仮設住宅の暮らし
6/21 (火) ~6/27 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

東日本大震災は沿岸部の地域に壊滅的な打撃を与え、今も復興途中で、被災者は仮設住宅での暮らしが続いている。狭い部屋では以前の家族構成で生活できず、また、仕事や学校の関係から、仮設住宅は高齢の一人暮らしの人が多くなった。一部には帰宅困難地域があり、故里の将来に夢や希望を見出せない不安な日々を送っている。それでもボランティアの人たちのイベントや孫の成長、動物との交流、仮設住宅でのお茶会などで落ち込みがちな生活に明るさを取り入れている。震災の風化の声が聞かれるが、現実にはまだまだ不条理に苦しみ悩んでいる。
カラー40点。

作者のプロフィール

管野 千代子(カンノ チヨコ)
2014年ニッコールクラブ仙台支部に入会。

juna21 清水 裕貴写真展

写真
熊を殺す
6/28 (火) ~7/4 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

本展では、群馬県六合村の湖をモチーフに、民話の語りを取り入れながら、人の世界と森の世界のあわい(間)を表現した作品を展示する。

湖は山と村の境界に佇み、昔から山の生き物と村の人間のひやりとする接触の場であった。
湖畔には、動物との奇妙で唐突な接触、水の底や森の陰に住む形の見えないものとのやりとりなど、どこか恐ろしいが取り留めのない民話が漂っていた。

夕闇に落ちていく山の中、獣の光る目を炎と勘違いして、煙草に火をつけようとした男の昔話がある。
キャンプ場には、ダム建設で死んだ幽霊が出るという。
ひとは今も昔も湖畔でさまざまな幻視を経験する。
熊笹をかきわけて暗い森を奥へ奥へと進んでいけば、さまざまな獣の気配を感じるが姿は見えない。
水の反射、葉の揺らぎにさまざまな幻を見て、物語の世界に入っていく。
カラー30点。

作者のプロフィール

清水 裕貴(シミズ ユキ)
1984年千葉県生まれ。2007年武蔵野美術大学映像学科卒業。写真展(個展)に、12年「ホワイトサンズ」(ガーディアン・ガーデン/銀座)、14年「mayim mayim」(NEW ACCIDENT/金沢)、同年同展(UNDO/三ノ輪)がある。14年西根ナーレ(山形県長井市)、15年中之条ビエンナーレ(群馬県中之条町)に参加。受賞歴に、11年第5回写真「1_WALL」グランプリ受賞がある。

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