Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2016年2月

juna21 國本 光子写真展

写真
The world of white snow
1/26 (火) ~2/1 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

昨今、雪崩事故で遭難するスノーボーダーが、ニュースに取り上げられている。
彼らの一線を越えてしまった気持ちは、作者にもわからなくもない。
15年間、雪山生活をしている中で、スノーボード事故で亡くなった仲間、半身不随になった仲間がいる。作者自身も骨盤骨折をし、生死をさまよったこともある。
このニュースを機に、「なぜスノーボーダーは、山にとりつかれるのか」ということを作者は深く考えるようになっていった。人間の理性を超えた魅力・魔力が山にはある。自然の中で遊ぶことは、発見の連続であり感動する。スノーボードは、怖い半面、生きてる感をより強く感じる。雪山生活は楽しすぎて現実の世界ではないように思える。
スノーボーダーの印象がよいとはいえない今だからこそ、スノーボーダーの世界観を写真で表現し、雪山での感動を伝えたいと作者は思う。カラー35点。

作者のプロフィール

國本 光子(クニモト ミツコ)
1980年奈良県生まれ。2004年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学研究生修了。13年独立行政法人労働者健康福祉機構 千葉労災看護専門学校卒業。
学生時代から冬の妙高高原(新潟県)を主たるフィールドとして、スノーボーダー、スキーヤーなどスノースポーツ全般を撮影している。また自らもスノーボード上級の腕前を活かして、妙高の雪山生活を楽しんでいる。06年に「SNOW STYLE LAB.」を出版。

写真
第15回 フォトシティさがみはら2015
プロの部入賞作品展
2/2 (火) ~2/15 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館:2/11(木)・12(金)

写真展内容・受賞作品について

<相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら」について>
写真は、芸術写真から家族写真まで広い地盤を持ち、その卓越した記録性と豊かな表現機能により、多くの人に感動を与えるものであるとともに、私たちの生活にとても身近な存在である。
相模原市では、豊かな精神文化が求められる新しい世紀の幕開けにあたり、写真文化にスポットをあて、これを「新たなさがみはら文化」として全国、世界に発信することを目指して、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を2001年にスタートさせた。
この写真祭は、新たな時代を担うプロ写真家の顕彰と、写真に親しむアマチュアに作品の発表の場を設けるとともに、市民が優れた芸術文化に触れたり、それぞれの場に参加できたりする市民参加型の事業で、写真をキーワードとして、時代と社会を考え語り合うことで、新世紀における精神文化の育成に貢献することを基本理念にしている。
また、06年日本写真協会より「日本写真協会賞・文化振興賞」、11年日本写真家協会より「日本写真家協会賞」に、写真文化の振興、発展に貢献したとして、相模原市総合写真祭フォトシティさがみはら実行委員会が選定された。

<受賞作品について>
本写真展では、2015年10月に開催された第15回写真祭プロの部において、広義の記録性の分野で活躍している中堅写真家の中から選出された「さがみはら写真賞」1名、新人写真家の中から選出された「さがみはら写真新人奨励賞」2名、また、アジア地域で活躍している写真家を対象にした「さがみはら写真アジア賞」1名の受賞作品を展示する。
「さがみはら写真賞」には、鈴木理策氏の「意識の流れ」が選出された。「見るという行為に身を委ねると、とりとめのない記憶やさまざまな感覚が浮かんできて、やがて一つのうねりのような感情をもたらすことがある」という作者の言葉通り、写真や言語を超え、人間の意識を形作るプロセスやその背後のダイナミックな力の存在を明らかにしようとする意欲的な試みである。
「さがみはら写真アジア賞」には、台湾の張 照堂氏の「歳月」が選出された。同氏は、独自の精神の抽象化を試みる実験的写真で注目される、台湾写真界のトップランナーである。受賞作品では、情動の動きを現実と交錯させ、新しい視覚言語の創造を展開している。
「さがみはら写真新人奨励賞」には、下道基行氏の「torii」と、村越としや氏の「火の粉は風に舞い上がる」が選出された。
前者は、かつて日本の植民地だったアジアや太平洋に残る鳥居やその痕跡を撮影した連作である。本来の機能を失い、日常に埋もれる鳥居を淡々と撮影し、その旅のプロセスで体験した複雑な思いを、過去と未来を繋ぐ風景に透かしだそうとしている。後者は、福島出身の作者が郷里を襲った惨劇に衝撃を受けながら、故郷の撮影を粛々と継続し、静謐な風景に潜む闇の火の粉を見つめた作品である。

さがみはら写真賞

写真

鈴木 理策(スズキ リサク)
1963年和歌山県新宮市生まれ。87年東京綜合写真専門学校研究科修了。90年初の個展「TRUE FICTION」(吉祥寺パルコギャラリー/東京)を開催。2000年第25回木村伊兵衛写真賞受賞。06年第22回東川賞国内作家賞、平成18年度和歌山県文化奨励賞受賞。08年日本写真協会年度賞受賞。06年から東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授を務める。主な写真集に、98年『KUMANO』(光琳社出版)、99年『PILES OF TIME』(光琳社出版)、00年『Saskia』(リトルモア)、02年『Fire: February 6』(Nazraeli Press)、04年『Mont Sainte Victoire』(Nazraeli Press)、07年『熊野 雪 桜』(淡交社)、08年『Yuki Sakura』(Nazraeli Press)、12年『雪華図』(SUPER DELUXE)、同年『White』(edition nord)、13年『Atelier of Cézanne』(Nazraeli Press)、15年『海と山のあいだ』(アマナサルト)がある。

さがみはら写真アジア賞

写真

張 照堂(チャン・チャオタン)
1943年台湾板橋生まれ。台湾で写真家として初めて国家文芸賞(2013年)を受賞。台北市立美術館での回顧展が年間最優秀展覧会(13年度)に選出された台湾を代表する写真家である。1960年代から精力的に写真を発表し、その独自の精神の抽象化や断片化で注目を集めた。また対象と構図の緊張関係や自らの身体感情を核とする独創性に富む視覚言語を編み出し、戦後台湾写真第二世代のトップランナーとしての位置を確立し、現在も台湾写真界の第一線で活躍し続けている。自己の情動や神経を現実にさらしながら画像を調律してゆくようなその写真表現は、1980年代、1990年代、2000年代と深みを増し、近年では写真の内部で哲学的な思索をめぐらすかのような特異な視線を生成させている。台湾写真史の研究にも尽力し、台湾の写真家35人の作品をまとめた『影像の追尋/台湾写真家写実風貌』(上下巻)を刊行。サンフランシスコで「看見と告別/台湾写真9人像」を企画。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

下道 基行(シタミチ モトユキ)
1978年岡山県生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒。03年東京綜合写真専門学校研究科中退。07年武蔵野美術大学パリ賞受賞。12年光州ビエンナーレ2012NOON芸術賞(新人賞)受賞。13年第6回岡山県新進美術家育成「I氏賞」大賞受賞。14年鉄犬へテロトピア文学賞受賞。主な写真展に、05年「下道基行展-戦いのかたち-」(INAXギャラリー2/東京)、07年「Pictures」(新宿眼科画廊/東京)、08年「Fantomes」(エスパスジャポン/パリ)、09年「Air/空」(梅香堂/大阪)、10年「日曜画家/Sunday Painter」(水戸芸術館クリテリオム79/茨城)、11年「bridge」(Gallery αM/東京)、13年「torii」(梅香堂/大阪)、14年「下道基行-紙の仕事」(Space Seed、岡山)、15年「bridge」(circle gallery & books、東京)がある。

さがみはら写真新人奨励賞

写真

村越 としや(ムラコシ トシヤ)
1980年福島県生まれ。2003年日本写真芸術専門学校卒業。09年東京・清澄白河に自主ギャラリー「TAP」を設立。11年日本写真協会賞新人賞受賞。主な写真展に、「火の粉は風に舞い上がる」(武蔵野市立吉祥寺美術館)、「木立を抜けて」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム)、「大きな石とオオカミ」(B GALLERY)、「FUKUSHIMA」(空蓮房)がある。主な写真集に、「火の粉は風に舞い上がる」(リブロアルテ/spooky CoCoon factory)、「大きな石とオオカミ」(plump WorM factory)、「浮雲」(TAP)、「あめふり」(蒼穹舎)がある。

juna21 大森 千秋写真展

写真
cinema walk
2/16 (火) ~2/22 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

いろいろな街を気ままに歩く中で、何気ない風景の中に、きらりと光る瞬間を見かけることがある。

決して完璧に整えられている訳ではないのに、不思議と惹きつけられるその魔法のような瞬間は、まるで映画の中のワンシーンのようで、小さい頃から映画に影響を受けてきた作者は、それが見たくて旅に出るのかもしれない。

そうして出会った、様々な人や街の日常の一コマを切りとらせてもらい、つなぎ合わせてみたら、作者自身の一つの映画になっていた。
カラー約45点。

作者のプロフィール

大森 千秋(オオモリ チアキ)
1979年山梨県生まれ。2002年青山学院大学を卒業し、映画会社に勤務。09年に休職してイギリスに渡り、10年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジを卒業。11年から再び映画会社に勤務。

東北芸術工科大学映像学科
写真ゼミ卒業制作展
2/23 (火) ~2/26 (金)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

東北芸術工科大学映像学科写真ゼミの5名の卒業制作作品を展示する。
学生たちは、映像について総合的に学んできた知識・経験を踏まえて、日常的な風景を多様な視点から捉え、自身の作品として昇華させた。「写真」という固定概念に縛られず平面に表現した、それぞれの自由な感性を受け取ってもらいたい。

学校のプロフィール

東北芸術工科大学は、東北の豊かな自然環境、歴史観を手がかりとして現代社会の問題を解決することを理念に、山形県山形市に設立された大学である。映像学科では、映画やアニメーション、CG、写真というメディアを使っての自己表現を模索・研究しており、写真ゼミ生も写真に限らず幅広いメディアを経験する。また、地域と共同で行うプロジェクトを通して、広く活躍できる人材の育成を目指している。

日本大学芸術学部写真学科
卒業制作選抜展
2/27 (土) ~2/29 (月)
10:30~18:30(最終日は15:00まで)
会期中無休

写真展内容

日本大学芸術学部写真学科平成27年度卒業生による卒業制作優秀作品展である。
同校において写真の技術や理論、表現領域を専門的に4年間学び、その成果としての卒業制作の中から優秀と思われる作品を選抜し展示する。
写真は本格的なデジタル時代を迎え、昨今その技術的な進歩は目を見張るものがある。また、写真が誕生して以来の銀塩写真もいまだに健在である。同大学ではこれらの技術を自由に学べ、そこから応用し、新旧技術を取り入れたハイブリッドな写真表現も登場している。
本展は、同大学で学んださまざまな写真技術を使いこなし、新たな写真表現に挑戦するのは、同大学を巣立つ優秀な若い世代の力であるという考えのもとに行われる写真展である。

学校のプロフィール

1921年日本大学法文学部内に芸術学部の前身である美学科を設置。39年日本大学専門部芸術科に写真科を設置。江古田に校舎移転。49年新制大学設置基準により日本大学芸術学部写真学科となる。2011年日本大学芸術学部創設90周年。14年日本大学芸術学部写真学科創設75周年を迎え、現在に至る。

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