ニコンサロン bis 新宿 2016年1月
写真展内容
本展は、ニッコールクラブが主催する第63回ニッコールフォトコンテスト(平成27年度)に入賞した作品を一堂に展示するものである。
ニッコールフォトコンテストは、世界中の写真愛好家に広く門戸を開き、写真芸術の発展と写真技術の向上を図るとともに、写真を通じて友好を深めようという趣旨のもとに行われるもので、ニッコールクラブ創立以来毎年行い、今回で63回を数える。今回も3月から募集を開始して7月上旬に締め切り、応募点数は55,057点(第1部11,071点、第2部23,254点、第3部10,409点、第4部10,323点)となった。入賞作品の内訳は、第1部46点、第2部79点、第3部46点、第4部46点と決定した。
なお作品は、1月5日(火)から18日(月)まで、新宿ニコンサロンにおいて第1部モノクローム入賞作品と第2部カラー入賞作品、またニコンサロンbis新宿において第3部ネイチャー入賞作品と第4部U-31(Under31)入賞作品を、それぞれの会場で同時開催する。
<第1部 モノクローム>
長岡賞・ニッコール大賞(1点) 「火炎の中」 青木 竹二郎(奈良)
推選(1点) 「老漁師」 弓場 康廣(和歌山)
準推選(1点) 「畔道」 柏原 力(千葉)
特選(3点)
「春はあけぼの」 岡田 元章(東京)
「木漏れ日」 松本 アキラ(東京)
「台風過ぎて」 岩城 治(大阪)
<第2部 カラー>
ニッコール大賞(1点) 「正月準備」 志岐 利恵子(奈良)
推選(1点) 「Study-Pakistan-」 清水 匡(千葉)
準推選(2点)
「盆のころ」 吉林 真寿美(静岡)
「佳き日」 新海 すみ子(愛知)
特選(5点)
「猛者」 伊藤 久幸(愛知)
「記念撮影」 斎藤 光一(東京)
「豊作を願って」 星川 明美(奈良)
「愛のココナッツ」 西端 雅(大阪)
「海の記憶」 廣池 昌弘(鳥取)
<第3部 ネイチャー>
ニッコール大賞(1点) 「多様性バンザイ」 植松 利晃(東京)
推選(1点) 「小休止」 小野 敏明(千葉)
準推選(1点) 「蟲譜三景」 武田 憲幸(大阪)
特選(3点)
「大東京臨海の群鳥」 市川 淳(千葉)
「夕暮れ間近の贈物」 新田 学(長野)
「視線」 斎藤 光一(東京)
<第4部 U―31>
ニッコール大賞(1点) 「残された時間」 井上 太志(埼玉)
推選(1点) 「お食い初め、大きくなるぞ!」 深野 達也(和歌山)
準推選(1点) 「The Don」 宮田 裕介(東京)
特選(3点)
「少女イェン」 亀谷 佳佑(岐阜)
「初雪」 金本 凜太朗(広島)
「daydream 翡翠(カワセミ)」 高橋 海斗(群馬)
<審査員>
ニッコールクラブ顧問:大西 みつぐ、織作 峰子、小林 紀晴、ハナブサ・リュウ、三好 和義
ゲスト審査員:熊切 圭介、菅原 隆治、ハービー・山口
(敬称略・五十音順)
写真展内容
第11回高校生写真国際交流事業・日韓高校生写真交流の集いに参加した日韓の高校生の入賞・入選作品と、第4回日韓中 高校生フォトコンテストに応募した日韓中の高校生の入賞・入選作品の写真展である。
日韓高校生写真交流の集いでは、日本側は全国の写真活動に精励している高校生のなかから選抜された生徒12名、韓国側は韓国内で公募し、選抜された生徒6名が集いに参加し、その期間中にワークショップ(撮影会やグループごとの組写真制作など)を行い、日本(滋賀県・奈良県・京都府・大阪府)と韓国(ソウルなど)でそれぞれ撮影した写真作品を、集いに参加した全員から募集した。
日韓中 高校生フォトコンでは、日本・韓国・中国の高校生が自由テーマで撮影した写真を広く募集した。
写真は、言葉が通じなくてもわかりあえ、国境を越えた共通言語となる。主催者は、日本および韓国、中国の高校生それぞれが感じたメッセージを読み取ってほしいと考えている。
日韓高校生写真交流の集いはモノクロ・カラー24点、日韓中高校生フォトコンはモノクロ・カラー46点(合計70点)。
作者のプロフィール
第11回高校生写真国際交流事業・日韓高校生写真交流の集いに参加した日韓の高校生及び第4回日韓中 高校生フォトコンテストに応募した日韓中の高校生。
写真展内容
昨今、雪崩事故で遭難するスノーボーダーが、ニュースに取り上げられている。
彼らの一線を越えてしまった気持ちは、作者にもわからなくもない。
15年間、雪山生活をしている中で、スノーボード事故で亡くなった仲間、半身不随になった仲間がいる。作者自身も骨盤骨折をし、生死をさまよったこともある。
このニュースを機に、「なぜスノーボーダーは、山にとりつかれるのか」ということを作者は深く考えるようになっていった。人間の理性を超えた魅力・魔力が山にはある。自然の中で遊ぶことは、発見の連続であり感動する。スノーボードは、怖い半面、生きてる感をより強く感じる。雪山生活は楽しすぎて現実の世界ではないように思える。
スノーボーダーの印象がよいとはいえない今だからこそ、スノーボーダーの世界観を写真で表現し、雪山での感動を伝えたいと作者は思う。カラー35点。
作者のプロフィール
國本 光子(クニモト ミツコ)
1980年奈良県生まれ。2004年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学研究生修了。13年独立行政法人労働者健康福祉機構 千葉労災看護専門学校卒業。
学生時代から冬の妙高高原(新潟県)を主たるフィールドとして、スノーボーダー、スキーヤーなどスノースポーツ全般を撮影している。また自らもスノーボード上級の腕前を活かして、妙高の雪山生活を楽しんでいる。06年に「SNOW STYLE LAB.」を出版。