Nikon Imaging
Japan
プレミアム会員 ニコンイメージング会員

ニコンサロン bis 新宿 2015年11月

佐藤 玲写真展

写真
ATHLETE
私はアスリート
10/27 (火) ~11/2 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、馬術競技をテーマに、人馬が一体となって展開するドラマチックな一瞬、馬体の造形、表情など近接視点で捉えたモノクロ作品を展示する。
1994年10月に、作者は偶然踏み迷った馬事公苑で見た馬術の妙技に魅了され、馬の写真を撮り始めた。
ハードルは高く挫折と挑戦の20年が過ぎたと作者はいう。それでも「諦めないで歩いていけば、きっと何かに巡り会える」と、道なき道を、夢を追い続けた日々であった。
今回が作者にとって初の個展であり、作品をご覧いただけることを願っている。モノクロ45点。

作者のプロフィール

佐藤 玲(サトウ レイ)
東京都生まれ。父親の指導で10歳の頃から写真の撮影・現像などを始める。彫金の作品で1987年「日展・第四科」に初入選し以後6回入選。「第8回日本の美・現代女流美術展」招待出品になる。金属作品撮影のため、プロのスタジオでライティング撮影などを学ぶ。09年「第57回二科展写真部」に初入選し以後6回入選。12年「アスリート」で「第60回二科展写真部」写真弘社賞受賞。

juna21 高島 空太写真展

写真
ざわつき 2015
11/3 (火) ~11/9 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

世界の存在に確信を見いだせない。自分自身を認識することもできず曖昧性、不安に包まれる。しかしその中でそれらを感じない瞬間がある。その瞬間を「ざわつき」と作者は呼んでいる。対象に関係なく、突然ざわつきに包まれる。その一瞬を本来の様態に限りなく近い状態で撮り溜めることで認識に近づいていけると思い、写真を手段にして蓄積させている。終っていくそれらが内と外との対面へと導く。そうやって世界のパズルを完成させようとしている。そのような思いのもと、作者は写真を撮っている。
また、自分の写真が誰かの内に存在する世界の一枚になることができれば、それは自己の認識の大きな手がかりとなる。しかしながら完成はしないとも思う。だからこそ作者は撮っていく。
本展では、新作を含める2015年に構築した「ざわつき」を展示する予定である。モノクロ32点。

作者のプロフィール

高島 空太(タカシマ クウタ)
1988年山梨県生まれ。Photographer。
作品展(個展)に、2012年「ざわつき」(Berlin Gesundbrunnen Gleimstraße)、13年同展(新宿ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、14年「高島空太の写真」(Tsuyoshi HIRANO.アトリエ/東京)、同年「高島空太写真展/ざわつき」(matchbaco/東京)がある。そのほか、11年「山梨大学卒業・修了制作展」(山梨県立美術館)、12年「写真新世紀東京展2012」(東京都写真美術館/東京)、13年「写真新世紀仙台展2013」(せんだいメディアテーク/宮城)、15年「2014年度ヤング・ポートフォリオ展」(清里フォトアートミュージアム/山梨)がある。
受賞歴に、2012年度写真新世紀佳作(キヤノン)がある。また、作品は清里フォトアートミュージアムに収蔵されている。
ホームページ http://www.kuta-takashima.com/

茅野市美術館

写真
寿齢讃歌 -人生のマエストロ-
11/10 (火) ~11/16 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展では、80歳以上のお年寄りを被写体とした公募写真展「寿齢讃歌-人生のマエストロ-」の応募作品を展示する。
写真で生まれるコミュニケーションを通じた高齢者福祉をめざして開催されるこの写真展は、コンテスト形式ではなく、プロ・アマ、年齢を問わず、応募されたすべての作品をモノクロ化して茅野市美術館に展示し、未来へ伝えていくための作品集に掲載している。今年9月には10回目が開催され、参加者は長野県外へと広がりをみせ、遠くは北海道や四国からも応募がある。家族や友人など近しい存在だからこそ引き出せる表情や、働く姿、日常の何気ない姿を捉えた作品が多い。広報や展覧会に関するデータづくり、展示作業、作品集の制作作業などの企画制作はNPO法人サポートC美遊com.(茅野市美術館サポーター)に所属する市民が行っている。
来場者からは、「お年寄りの笑顔から元気をもらった」「私もこんなおばあちゃんになりたい」という感想が寄せられ、写真を撮る・撮られる側だけでなく、観る方まで元気になれる取組みとなっている。

グループのプロフィール

【公募写真展「寿齢讃歌-人生のマエストロ-」】
写真家の故・木之下晃氏 (1936-2015) の発案により、高齢者福祉をめざして2006年に第1回を開催。長野県茅野市で10年にわたり活動を続け、この間に応募された作品は1,000点を超える。主催は茅野市美術館・茅野市民館指定管理者である株式会社地域文化創造、企画制作はNPO法人サポートC美遊com. (茅野市美術館サポーター)が務めている。

蓑 和子写真展

写真
浅草人間模様
11/17 (火) ~11/23 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

浅草を考えた時に、誰もが東京の下町と考えるだろう。東京最古の浅草寺の門前町としてきた浅草、そこには昔からの日本人のよさである人情味豊かで、伝統文化を大事にする姿がそこにあると考えられる。日本人の原風景やよさが投影、凝縮された魅力溢れる浅草である。また、時代の変化にも敏感に感じられる浅草でもある。つくばエクスプレスが通り、また、東京スカイツリーができ訪れる人たちが多くなり、より身近に感じられる場所になってきた。変化し続ける浅草は、また、おもてなしの心を持つ人情味あふれる人たち、伝統文化を大事にしている浅草でもある。
世界から日本のよさが見直される中で、伝統文化が残っている浅草は外国人観光客にとっても魅力的な観光地だ。そんな魅力にあふれる現在の浅草人間模様を作者は写した。その一端が少しでも写し撮れていればと考えている。
今後も魅力にあふれる浅草をテーマに写し撮れていければと作者は考えている。カラー35点。

作者のプロフィール

蓑 和子(ミノ カズコ)
東京都生まれ。自宅が浅草まで歩いて30分の下町にあり、人々とふれあうことを喜びとして写真を撮っている。受賞歴に日本写真作家協会公募展入選(4回)がある。ニッコールクラブ新宿、フォトクラブGrand Prixに所属。

juna21 村山 謙二写真展

写真
父の手
11/24 (火) ~11/30 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

2009年6月、若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けた作者の父は、間近に控えた定年を前に会社を退職し、1日のほとんどの時間を家のリビングで過ごすようになった。それから数年がたち、家にいながら「帰りたい」とつぶやくようになった頃から、作者は父の写真を撮り始めた。
徐々に記憶を失っていく父にカメラを向けるなかで、父がみせる弱さや、その父をときとして疎ましく思う自分の感情は、例えば震災以降、頻繁に耳にするようになった「希望」、「絆」といった言葉より現実味があり、そこには「死」そのものよりも、むしろ「老いていくこと」への怖れがあるように作者は感じた。
しかし、写真を通して父の姿をみるとき、何かができなくなったという現実でしかなかったことに、何かをやろうとした父の姿を見出し、あるいは、そうであってほしいという作者の願望なのかもしれないが、そこに父なりの抵抗をみることがある。そして、同時に、人間の弱さをどこまで肯定し受け入れることができるのかも問われているような気がしている。モノクロ約25点。

作者のプロフィール

村山 謙二(ムラヤマ ケンジ)
1982年埼玉県生まれ。2003年日本写真芸術専門学校卒業。作品展に、10年「国境の街」(コニカミノルタプラザ)、13年「国境画」(千駄木空間)がある。
また、作品は清里フォトアートミュージアムに収蔵されている。

ニコンイメージングプレミアム会員
ニコンイメージング会員