Nikon Imaging
Japan
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ニコンサロン bis 新宿 2015年9月

juna21 山本 雅紀写真展

写真
山本家
9/1 (火) ~9/7 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は作者の家族を撮影した写真展である。
作者が小学校3年生のころ、一家は強制退去で家を追い出され、1カ月ほど車中生活を経験した。その後、子供は児童養護施設や乳児院へ預けられ、一家離散になった。2年と半年を経て再び家族一緒に暮らすことになったが、しばらくは貧しかったと作者は記憶している。家族一人ひとりでみても、いじめや引きこもり、病気や素行不良などそれぞれの過去があり、それが山本家の過去と絡み合って現在の生活や家族の関係がある。
そんな山本家は、人間臭くてありのままで、とても魅力的であり、作者の個性を目一杯満たしてくれる被写体である。ここが自分の出発点であり、帰ってくるところなんだと作者は認識することができた。
この作品をみて、共感する人もいれば拒否する人もいると作者は思う。何に共感しどう否定するのか。“自分にとって「家族」や「幸せ」とはどういうものか”、投げかけることができれば面白いと思っている。モノクロ44点。

作者のプロフィール

山本 雅紀(ヤマモト マサキ)
1989年兵庫県生まれ。2008年兵庫県立須磨東高等学校卒業。12年日本写真映像専門学校卒業。13年から14年までニュージーランドに1年間滞在。14年から京都新聞社写真報道部に所属。

全国高等学校文化連盟

写真
第39回全国高等学校総合文化祭写真部門優秀作品展
9/8 (火) ~9/14 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展では第39回全国高等学校総合文化祭(滋賀大会)写真部門において、入賞した作品を展示する。
各都道府県で審査のうえ優秀と認められた作品5~10点、合計307点が選抜され、さらに写真家の今森光彦氏、澤野二朗氏、斎藤裕史氏が審査し、優秀と認められた作品である。
同文化祭写真展を主催する公益社団法人全国高等学校文化連盟正会員団体高等学校全国写真専門部は、写真を愛好する高校生の唯一の全国組織であり、全国高等学校総合文化祭での写真展を中心に活動を展開している。
映像文化全盛の時代、一枚の写真に自分の想いを表現した現代の高校生の感性を感じ取ってほしい。モノクロ・カラー計30点。

デジスコ倶楽部

写真
第12回デジスコ写真展
9/15 (火) ~9/21 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

本展は、フィールドスコープとレンズ付きデジタルカメラを繋ぎ合わせた通称「デジスコ」により、焦点距離1,000㎜~6,000㎜相当の超望遠で撮影された秀作を展示する写真展である。
全国のデジスコ倶楽部会員による、野鳥や小動物・昆虫・植物などネイチャー系の写真を中心とした作品を厳選し、本格的なデジタル一眼レフシステムを上回る画質の作品をA3サイズで展示する。
デジスコは、体長10cmにも満たない小さな野鳥をバストアップ構図で撮影ができ、総重量2.5~7㎏で女性でも簡単に持ち運びできるコンパクトな機材である。フルスケールのデジタル一眼レフ撮影機材に迫る鮮明で色鮮やかな作品は、プロの野鳥カメラマンをも唸らせるほど迫力満点である。
デジスコによる超ドアップ写真を見たことのない人は、カルチャーショックを受けるかもしれないが、「百聞は一見に如かず」である。超望遠撮影の秀作をお楽しみいただきたい。
カラー40点。

グループのプロフィール

「デジスコ倶楽部」は、超望遠撮影法「デジスコ」を趣味とする愛好家約1,300名の会員制グループである。野鳥や昆虫・植物を被写体とするネイチャー系写真やその撮影方法について情報交換と人的交流を深めている。主なイベントとして、web上及び会場において定期的に開催される写真展やコンテスト、さらにはデジスコ入門者を対象とした体験会、各種レベルに応じた講習会、会報「デジスコ倶楽部だより」の配信なども行っている。

平野 寿子写真展

写真
わたしの陽だまり ~品川宿~
9/22 (火) ~9/28 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

東京駅から西に向かう新幹線がまず停車する重要なターミナル駅、品川駅。そのすぐ近くから始まる品川宿は、江戸時代には日本橋を起点とした五街道のうち最も重要視された東海道の一番目の宿場町である。今でも当時と同じ道幅でかつての宿場の面影を残している。町並みは整備され石畳に変わった。それでも駄菓子屋、履物屋など旧東海道らしい店構えは残っている。
作者が撮影した場所は、しばらくすると駐車場になったり、マンションに変貌したりと、昔の東海道の面影はどんどん無くなっていった。そうであっても、町の人々の笑顔は変わらない。ぬくもりを感じる。7年間、移りゆく品川宿を撮ってきた作者は、撮影した記録は町の歴史と感じている。
昔の品川宿を想像しながらのカメラ片手の散策は、町の人々との触れ合いも含め楽しい時間、「わたしの陽だまり〜品川宿〜」である。
カラー43点。

作者のプロフィール

平野 寿子(ヒラノ トシコ)
1941年神奈川県横浜市生まれ。写真を楽しむ仲間「せせらぎ」所属。ニッコールクラブ池袋支部所属。

juna21 TATSURO 写真展

写真
Coexist ~共生~
9/29 (火) ~10/5 (月)
10:30~18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

写真展内容

アフリカ大陸を横断していると自然物と動物、人間が織りなす共生の幅の大きさに作者は気がついた。そこに人類が作り出した人工物が関われば共存の方法は多様化する。
近代化し続ける今、これまで生息し続けた動物や自然は淘汰され、自然物と動物の共存は昔と同じではなくなった。作者自身、日々共生の幅は縮んでいるように感じていた。しかし人類の起源であるアフリカ大陸では未だ地球の始まりのままの姿が残されている。
その姿を横目に同じ大陸で進んで行く都市化、私たちはどこに向かって行くのだろう。
文明は数億年でリセットされ、また原始から始まるという。未だリセットされていない文明、地球は元ある姿へ戻っていくスピードを早めているように作者は感じている。

作者のプロフィール

TATSURO
1981年生まれ。広島市立基町高等学校時代より写真雑誌で数々の賞を獲得。大阪芸術大学在学中からフォトグラファーとして広告撮影に携わる。卒業後上京しスタジオアシスタントを経て24歳で目黒区に写真事務所を設立。雑誌、広告、書籍、CDジャケットの分野で、俳優・女優からスポーツ選手まで著名人撮影を主として活動。2015年目黒区に自社スタジオを設立。
12〜15年の4年間、日本での撮影仕事の合間に短期バックパッカーとして80カ国に渡航し、15年「Limited Color」(キヤノンギャラリー銀座、梅田、仙台)での巡回展や、本展で作品を発表。
また、“写真作家たつろう”の写真家名で大阪・東京での路上販売を03年から07年まで5年間続け1万人以上に写真詩作品を届ける。その後6刷まで版数を重ねた『しんじてる。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などの写真詩集も各出版社より多数刊行。
写真展(個展)に00年「写真作家たつろう展」(旧日本興業銀行広島支店)、10年「写真作家たつろう展」(カフェフランジパニ/六本木)、グループ展に01年「5color」(大阪)、11年「Professional photograph exhibition」(RECTO VERSO GALLERY/日本橋)がある。
写真集に、『伝えたい言葉』(新風舎 03年)、『あの言葉をこえて』(S-star-COURT 05年)、『伝えたい人がいる』(S-star-COURT 07年)、『しんじてる。』(ディスカヴァー・トゥエンティワン 08年)、『好きのカタチ』(エンターブレイン 09年)、『ぜったい大丈夫。』(青春出版 10年)、『つながってるよね。今もずっと、これからもずっと。』(中経出版 11年)がある。
ホームページhttp://ss-tatsuro.com

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